夜行観覧車
(2013年1月期・TBS・金曜22時枠)

原作:湊かなえ
脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子
音楽:横山克
演出:塚原あゆ子、山本剛義ほか
プロデュース:新井順子
協力プロデュース:橋本孝
主題歌:「VOICE」AI

http://www.tbs.co.jp/yakoukanransya/





第6話 悲しい罪の告白…ついに、犯人逮捕!?
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事件から4日後。
父親が殺害された事を長男・良幸も知り、横浜へと戻ることに。
一方真弓は淳子から逢えないか?とする電話をもらい、外に
出た所、高橋家に中傷のビラが貼られている事が判明する。

家族の間でもなかなか理解が及ばないのが人間であり、隣近所
となれば尚更のこと。
彩花を中心とした問題の流れが街全体で起きている事情を象徴
していて、なかなか複雑なものとして描かれている。

他人を信用出来るものとは何なのか。
どうしても木曜日のドラマおトメさんとも被るのだけど、
"信用"というキーワードが今回何度もセリフの中で登場する。

金、親切、血縁、家族、近所づきあいなど様々な繋がりがある中
で、どれも信用出来るものではないとする問題提起が為されて
いるけど、なんともいけ好かない地域・コミュニーティだなと
感じさせる。

家族の問題から逃げてしまったとする良幸の姿は、何処かフジテ
レビのカラマーゾフの兄弟を思い起こさせるけれど、
思った程長男の中には猟奇性が無かった所が意外かも。寧ろ彼の
恋人が妙に不自然な態度を見せたのが印象的かも知れない。

さと子の問題は冒頭から想像に難くはなかったけど、ようやく
その辺の問題が現れ初めて、バランス的にも面白くなってきた
かなと。

啓介が凶器の包丁を持って居るであろうところは、一体何を
意味するのか。
ネタ的にはどうしても慎司が犯人である事を提示し過ぎている
ので、このまま突き進むのかどうかが気になる。
このままの流れで慎司が犯人だったとしても、ドラマとしては
犯人探しがメインというよりも、人間関係がメインとして描かれ
ているので、それ程意外性を見せなくてもいい気がするけどね。

遠藤真弓 …… 鈴木京香 (啓介の妻、彩花の母、両親が転勤族)
遠藤啓介 …… 宮迫博之 (夫、ヤマベ工務店、35年ローンで家購入)
遠藤彩花 …… 杉咲花 (一人娘、私立受験に落ちる)
高橋淳子 …… 石田ゆり子 (遠藤家の向かいに住む)
高橋慎司 …… 中川大志 (次男、清修学院中等部)
高橋比奈子 …… 宮崎香蓮 (長女、名門・清修学院高等部)
高橋弘幸 …… 田中哲司 (夫、整形外科医)
高橋良幸 …… 安田章大 (長男、京都大医学部を目指す)
田中晶子 …… 堀内敬子 (淳子の妹)
藤川瓦 …… 南圭介 (坂留警察署・刑事課)
結城哲也 …… 高橋克典 (坂留警察署・刑事課)
小林さと子 …… 夏木マリ (自治会婦人部の部長)
月岡朝子 …… 津村純子 (自治会)
村田志保 …… 吉田里琴 (彩花の友達)
佐伯南 …… 岡本夏美 (彩花の友達)
陽佳 …… 町田佳代 (彩花の友達)
鈴木歩美 …… 荒井萌 (清修学院・比奈子の友達)
林ゆかり …… 沢井遥 (清修学院・比奈子の友達)
木下里沙 …… 普天間みさき (清修学院・比奈子の友達)

安藤美千代 …… 長谷川稀世 (さと子の取り巻き)
倉井雅子 …… 大崎由利子 (さと子の取り巻き)
春崎修子 …… 長野里美 (さと子の取り巻き、シューズをプレゼント)
月岡朝子 …… 津村純子 (さと子の取り巻き)

小林徹、弘中麻紀

田中浩次 …… 榊英雄 (晶子の夫)
吉川みどり …… 大谷英子 (比奈子の担任)
野上明里 …… 滝裕可里 (良幸の彼女)
中園 …… 西村ミツアキ (良幸の友達)
三輪 …… 池谷のぶえ (スーパーの店員、万引きを目にする)
小久保 …… 春川恭亮 (浦浜中・教師)
山村 …… 春海四方 (刑事)
小林 …… 田中清貴 (刑事)
良幸の幼少期 …… 庄司龍成

高桑滿、向井政生(アナ)、林みなほ(アナ)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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