よろず占い処 陰陽屋へようこそ
(2013年10月期・フジ・火曜22時枠)

原作 - 天野頌子「よろず占い処 陰陽屋シリーズ」
脚本 - 黒岩勉
音楽 - 井筒昭雄
演出 - 土方政人、植田泰史
プロデュース - 豊福陽子、稲田秀樹、小林宙

http://www.ktv.jp/onmyoya/index.html




 

第2話 空腹占い師、呪いのラーメンの謎を解く
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祥明は客としてやってきた美希が交際相手のことで悩んでいる
事を知って調子の良いアドバイスをしていく。それを見た
瞬太はホスト商売で儲けているとして非難するが、この手の
商売は当たることよりも満足してもらうことが大事だとして、
彼女もアドバイスを求めに来たということは、後押しされたい事
の裏返しである心理があるとして的確なアドバイスをしたことを
語る。
そんな中、みどりが上海亭の女主人・江美子を客として連れて
くる。話を聞くと一ヶ月前にきつね石が店の前に置かれて以降
客足がぱったり途絶えており、石に触ったものは呪われるという
言い伝え通り、店も呪われてしまったのではないかとして、お祓い
をして欲しいと頼む。

ドラマとしては各々のキャラクターの良さがキラりと光るので
決して悪くはないのだけど、今回のトリック自体はかなり
初期の段階で分かるところが有ったね。特に江美子の店で働いて
いる人物がフレームに出た瞬間に、"君犯人じゃないよね?"的
負のオーラが存在したし、今回の犯行のロジックがある程度確定
出来るものが有ったと思う。

祥明自身に特別な霊能力があるというよりも、科学で証明できる
ような心理的・物理的な案件を用意することで、上手いこと
解決していくようなドラマだし、どの流れに於いても祥明自身
が飾らずに、ネタばらしのような形で起こるべきして起きている
ことを語っていく姿は、下手に隠し通していることよりも
後腐れのないところで事件を解決していく姿は見ていても感じが良い。

今回のエピソード自体も親子関係とは何か、家族とは何かという
テーマの下、瞬太の事情に上手くつなげているし、
それと同時に瞬太の持つ神秘性に関しても面白い形で描いていると
思う。

安倍祥明 …… 錦戸亮 (30歳、陰陽屋・主)
只野路子 …… 倉科カナ (25歳、瞬太の担任、源次郎の孫)
沢崎瞬太 …… 知念侑李 (15歳、高校1年、陰陽屋・バイト)
鮎川珠希 …… 柏木由紀 (22歳、王子稲荷神社の巫女)
内藤源次郎 …… 杉良太郎 (69歳、居酒屋「狐火」の店主)
槙原秀行 …… 駿河太郎 (30歳、謎の男)
高坂則男 …… 宮川一朗太 (45歳、「ノリ理容室」の店主)
金井江美子 …… 濱田マリ (47歳、中華料理店「上海亭」)
駒形千鶴 …… ふせえり (50歳、「明神湯」の女将)
沢崎吾郎 …… 見栄晴 (43歳、瞬太の父・失業中)
沢崎みどり …… 南野陽子 (42歳、瞬太の母)

岡島択人 …… 山形匠 (16歳、瞬太のクラスメイト・スポーツ)
坂史尋 …… 西山潤 (16歳、学級委員長)

金井 隆平 …… 若葉竜也 (江美子の息子、漫画家を目指す)
美希 …… 上野なつひ (「陰陽屋」の客)
佐伯 …… 木下隆行 (瞬太の学校の教師)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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