よろず占い処 陰陽屋へようこそ
(2013年10月期・フジ・火曜22時枠)

原作 - 天野頌子「よろず占い処 陰陽屋シリーズ」
脚本 - 黒岩勉
音楽 - 井筒昭雄
演出 - 土方政人、植田泰史
プロデュース - 豊福陽子、稲田秀樹、小林宙

http://www.ktv.jp/onmyoya/index.html




 

第7話 陰陽師レストラン!?謎解きはディナー中
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六本木のホスト、綺羅と武牛と朔夜はNO.1ホストのショウ(安倍
祥明)が辞めただけでなく、ショウの前にNO.1ホストだった
雅人も居なくなったということを受けて、ショウに助けを求め
る為に八王子までやってくる。
一方店の前には山田清志の姿が有り、店に来た瞬太と鉢合わせ
する。瞬太は一瞬分からなかったが、この店が安倍祥明の手に
渡る前にここでイタリアン料理を経営していたシェフの清志
だと知って彼を源次郎の店に連れて行く。その後安倍の元に連れて
いくと、清志は彼に対して一日だけこの店を貸して欲しいとし
家族を取り戻したいのだと語る。

昨日の「刑事のまなざし」に引き続き、今回の舞台となった
大宮駅東口が自分の学生時代のフィルード内だということで
興味深かった。最近はあまり行ってはいないのだけど、
大宮駅西口にある学習塾に高校時代には通っていたので、
なじみ深い。東口というと風俗店とか遊興街という印象が有る
のだけど、いつも帰りに東口のゲームセンターで遊んでいた
ので。

数々の物証と複数の流れから一つの結論に導いていくという
刑事ドラマさながらの内容で、ドラマ自体はそれなりに面白く
は出来ていたのだけど、サプライズ感を出す為なのか、物証
の提示から真相を語るまでの流れに少々開きがあり、洞察力が
鋭すぎる部分があるのかなとも思う。

ただ最後になって安部と清志の過去の関係が明らかになったり、
安部自身が本当の安部清明の子孫であり、陰陽師の血筋を
継いでいるというところで、その辺の他人には分からない機微
な一面をつなぎ止めたという感じがする。

倉科カナさんがイタリアンレストランを経営している光景は
フジテレビで過去に放送したDinnerを彷彿とさせるところが
有って微笑ましいところも有ったしね。

清志が雅人だと言う事は出てきた瞬間想像出来た。
ただ知り合いの筈の安部が素っ気ない態度を見せていたところ
がかなり引っかかっていたので、その辺はサプライズを演出
する為のものなのだろうけどね。

町の人を絡めた流れはこのドラマの持ち味を引き出しているのだ
ろうけど、寧ろ個人的には徐々に小芝居が邪魔くさいものとして
存在している感じで、初回の頃の面白さとは別なものになってしま
い、ちょっぴり興味を失っている。

ただようやくキツネくんのことにも言及し始め、彼が臭いを
かぎ分けられるという能力の背景が描かれようとしているところ
は興味深いのかな。まぁ大して活躍していないような気もする
けどね。

安倍祥明 …… 錦戸亮 (30歳、陰陽屋・主)
只野路子 …… 倉科カナ (25歳、瞬太の担任、源次郎の孫)
沢崎瞬太 …… 知念侑李 (15歳、高校1年、陰陽屋・バイト)
鮎川珠希 …… 柏木由紀 (22歳、王子稲荷神社の巫女)
内藤源次郎 …… 杉良太郎 (69歳、居酒屋「狐火」の店主)
槙原秀行 …… 駿河太郎 (30歳、謎の男)
高坂則男 …… 宮川一朗太 (45歳、「ノリ理容室」の店主)
金井江美子 …… 濱田マリ (47歳、中華料理店「上海亭」)
駒形千鶴 …… ふせえり (50歳、「明神湯」の女将)
沢崎吾郎 …… 見栄晴 (43歳、瞬太の父・失業中)
沢崎みどり …… 南野陽子 (42歳、瞬太の母)

岡島択人 …… 山形匠 (16歳、瞬太のクラスメイト・スポーツ)
坂史尋 …… 西山潤 (16歳、学級委員長)
佐伯 …… 木下隆行 (瞬太の学校の教師)

…… 綺羅 (ホスト)
…… 武牛 (ホスト)
…… 朔夜 (ホスト)
…… 雅人 (ホスト)

山田清志 …… 永井大 (元ホスト、イタリアンレストランオーナー)
坂上美雪 …… 原史奈 (清志の元妻)
坂上朋奈 …… 庵原涼香 (清志の娘)

高濱正朋、柳喬之、ダレアレ悟、狩野英孝、宮川浩明
高嶋琴羽、太田鷹史、森本忠冬、浅井忠雄

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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