よろず占い処 陰陽屋へようこそ
(2013年10月期・フジ・火曜22時枠)

原作 - 天野頌子「よろず占い処 陰陽屋シリーズ」
脚本 - 黒岩勉
音楽 - 井筒昭雄
演出 - 土方政人、植田泰史
プロデュース - 豊福陽子、稲田秀樹、小林宙

http://www.ktv.jp/onmyoya/index.html




 

第8話 女の総選挙!?ライバルの呪いは恐ろしい
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

安倍は瞬太から一番風呂の中である相談を持ちかけられる。
自分は興奮すると目が光ったり耳としっぽが出たりするのだと
いう。これは一体何なのかと問うと妖狐だと告げ、もののけの
一つであることを聞かされる。しかし善狐というものもいる
のでその判断は付かないという。
そんな中、商店街では「ミス女狐総選挙」が開催される事に
なるる今年で2回目。安倍の店に友紀奈という名の女性が
やってくると、安部の力で私を「ミス女狐総選挙」の一位に
して欲しいという。自分は御徒町のライブハウスで地下アイドル
をしているが近いうちにメジャーデビューをするので、色んな
コンテストで優勝して箔を付けようとしている事が分かる。
すると彼女は珠希と同級生でありライバルである事が分かる。

ネタ的には安っぽさを感じつつもそれなりに面白く描かれていた。
互いに相手に悪評を持たせる為に動いている事は明らかだったし
それを丁寧に裏付け作業をした感じ。

ただ瞬太の狐ネタの描写が気になる。
目が光る程度ならば良いのだけど、コンテストくらいで耳が出て
くる違和感。そもそも今回のドラマ、最後に陰陽師の存在を
現実的に捉えて、「人の心を読み取り人を動かし問題を解決して
きただけ」かもしれない事を語っていたのに、瞬太だけは本当に
もののけとして存在させるところにちょっとした流れの不自然さ
を感じてしまう。

小ネタの使い方は、リーガルハイに見るようなものを感じる。
その前枠のショムニでも同様の使われた方をしていたので
フジテレビのコメディドラマ班にはこういう演出を好む人が多い
のかな。

コンテストは見た目だけが選考対象ではないとする主張は悪くは
なかったけど、いかんせん参加する人が少なすぎるのも
もう少しなんとかならなかったのだろうか?

呪詛だとしていた王子の子守歌に関してもネタ的には提示された
段階で分かるものが有ったけど、主題歌のイントロ部に被せて歌詞
を付けているという演出は悪くは無かった。

安倍祥明 …… 錦戸亮 (30歳、陰陽屋・主)
只野路子 …… 倉科カナ (25歳、瞬太の担任、源次郎の孫)
沢崎瞬太 …… 知念侑李 (15歳、高校1年、陰陽屋・バイト)
鮎川珠希 …… 柏木由紀 (22歳、王子稲荷神社の巫女)
内藤源次郎 …… 杉良太郎 (69歳、居酒屋「狐火」の店主)
槙原秀行 …… 駿河太郎 (30歳、謎の男)
高坂則男 …… 宮川一朗太 (45歳、「ノリ理容室」の店主)
金井江美子 …… 濱田マリ (47歳、中華料理店「上海亭」)
駒形千鶴 …… ふせえり (50歳、「明神湯」の女将)
沢崎吾郎 …… 見栄晴 (43歳、瞬太の父・失業中)
沢崎みどり …… 南野陽子 (42歳、瞬太の母)

岡島択人 …… 山形匠 (16歳、瞬太のクラスメイト・スポーツ)
坂史尋 …… 西山潤 (16歳、学級委員長)
佐伯 …… 木下隆行 (瞬太の学校の教師)
三井春菜 …… (瞬太たちのアイドル)
安倍柊一郎 …… (祥明の祖父)

織田 友紀奈 …… 岡本玲 (地下アイドル、「ミス女狐総選挙」に立候補)
木下 …… 内山信二 (友紀奈のファン)
安藤 …… 前田健 (アイドル評論家)
「ミス女狐総選挙」司会進行 …… 茂木淳一
雨宮咲月 …… 山田麻衣子 (写真の女、源次郎の娘???)

日野出清、石黒久也、森澤早苗

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system