よろず占い処 陰陽屋へようこそ
(2013年10月期・フジ・火曜22時枠)

原作 - 天野頌子「よろず占い処 陰陽屋シリーズ」
脚本 - 黒岩勉
音楽 - 井筒昭雄
演出 - 土方政人、植田泰史
プロデュース - 豊福陽子、稲田秀樹、小林宙

http://www.ktv.jp/onmyoya/index.html




 

第9話 ダメ学級の祟り!?陰陽師、高校に乱入
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祥明の店ではクリスマスが近いという事も有って、学生割引
で5分1000円で占いを行う。しかし瞬太は祥明のスタイルとは
違う水晶玉を使った適当な占いをしていることに呆れる。
そんな中、路子の先輩だとする横浜大の理学部の准教授の
唐沢数彦が路子と共に店にやってくる。彼女が今の高校との
契約が切れる学期末から、唐沢は自分の研究室に彼女を招きたい
との事で、その件で路子は進路に関して迷っているのだという。
そこで進路に関して占って欲しいというものだった。

初めてに近い路子の職場が舞台となった今回のドラマ。
人身掌握術に長けている祥明が路子先生だけでなく、生徒にも
色々と祟りという名で逆にやる気を起こさせて、運命は自分たち
で切り開くものだとする流れを演出していくということで
なかなか面白い学園ドラマになった。
まぁタダでさえきな臭い存在だとされている陰陽屋が祟りなんて
言葉を使うことでのリスクがある訳だけど、その辺は基本的に
スルーされていた感じ。

やたらと存在自体がウザったらしい槙原秀行を使って、祥明の行動
を証明していくという寒いダジャレのような展開もそれなりに
面白く出来ていたし、沢崎吾郎を使った食料ネタに関しても面白い
結びとして物語を回収していくのだから上手く出来ている。
夢が叶えられる人はごく一部の人だとして、現実的展開を用意
しつつも、夢を諦めるという事は新たな道を歩くことにも繋がると
して、言葉を掛けていく辺りも上手く出来ていた。

ダブルの焼きそばパン争奪戦は、マイ☆ボス マイ☆ヒーロー
のプリン争奪戦を思い出させるね。
店であの焼きそばパンが売っているとしたならば特別感が
無くなってしまう気がするが・・・。焼きそばパン一つでヒーロー
になってしまうところはまた安いものが有るのかも。

最後は瞬太の尻尾がついに路子によって見られてしまった。
フレゴリの錯覚?シャミラクラ現象?とか訳の分からない言葉を
発する路子先生。今までガリレオ路線だったのに一気に
青春ドラマ「スクール☆ウォーズ」っぽいネタだったね。

そして祥明がこの街に来た本来の目的である雨宮咲月。
名前の響きは南野陽子さん演じた「スケバン刑事」の麻宮サキ
と似てる。

安倍祥明 …… 錦戸亮 (30歳、陰陽屋・主)
只野路子 …… 倉科カナ (25歳、瞬太の担任、源次郎の孫)
沢崎瞬太 …… 知念侑李 (15歳、高校1年、陰陽屋・バイト)
鮎川珠希 …… 柏木由紀 (22歳、王子稲荷神社の巫女)
内藤源次郎 …… 杉良太郎 (69歳、居酒屋「狐火」の店主)
槙原秀行 …… 駿河太郎 (30歳、謎の男)
高坂則男 …… 宮川一朗太 (45歳、「ノリ理容室」の店主)
金井江美子 …… 濱田マリ (47歳、中華料理店「上海亭」)
駒形千鶴 …… ふせえり (50歳、「明神湯」の女将)
沢崎吾郎 …… 見栄晴 (43歳、瞬太の父・失業中)
沢崎みどり …… 南野陽子 (42歳、瞬太の母)

岡島択人 …… 山形匠 (16歳、瞬太のクラスメイト・スポーツ)
坂史尋 …… 西山潤 (16歳、学級委員長)
佐伯 …… 木下隆行 (瞬太の学校の教師)
三井春菜 …… (瞬太たちのアイドル)
安倍柊一郎 …… (祥明の祖父)

唐沢数彦 …… 田中幸太朗 (横浜大学理学部准教授)
竹内 達也 …… 薄井賢明 (飛鳥山高校3年B組・ラグビー部)

歌川椎子、築出静夫、加藤里保菜、加藤梨里香、とむ畑中
矢部衣純、宮野一代、権藤葵、内田純、荻島春菜

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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