警視庁捜査一課9係 (2014年7月期・テレ朝・水曜21時枠) 脚本・徳永富彦 監督・細川光信 http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/ 第7話 殺しの処方箋 -------------------------------------------------------- 真澄に連れられて志保はフィットネスクラブにいく。 セレブの出会いの場だと言われてきた志保だが、クラブに通う のは女性ばかりだとして落ち込む。普段はもっと男性がいると して、雨女ならぬ日照り女なのではないかと真澄に茶化される。 そんな中、藤木俊一の名乗る男性が志保に声を掛ける。 彼は藤木貿易のCEOで自分も今日初めてきた事を語る。 その頃フィットネスクラブの上層階のホテルで遺体が発見され る。 亡くなったのは水川義男(59歳)。ドアノブに電気コードで首 を吊って亡くなっていたのを清掃員が発見したという。 死亡推定時刻は午後7時。遺書を見ると末期がんであることが 書かれていた。千代田中央署の刑事の高橋克彦は自殺かとして つぶやく。志保と藤木は名刺交換をする中で志保は警察官だと 言う素性をばらしたくない為に忘れてきた事を語る。しかし 顔見知りの刑事・高橋から声を掛けられ刑事であることが バラされる。 9係の面々はフィットネスクラブの上のホテルで自殺だと思わ れる人の遺体が発見された事を知る。清掃員が来て発見された というものだった。 加納と直樹は二人で観察医務員へと足を運ぶ。 真澄に対して志保が落ち込んでいることを報告。 加納は水川の件の検視報告書が見たいとして彼女に頼む。 矢沢にも電話して水川の事件を調べている為に資料を集める よう電話する。加納は検視報告書を見て胃の内容物から "オウジマツタケ"という名前の謎の物体が有る事を知る。 志保と藤木がランチしているのを村瀬が目撃する。 一方青柳は加納が何故自殺案件を調べているのか気になる。 そもそも午後8時に清掃係が入るか?として疑問を持つのだった。 -------------------------------------------------------- ホテルのドアノブで首を吊っていた遺体。 自殺かに思われたが、首の索痕には二種類の断る跡があること が判明し、首を絞めた後にドアノブにロープにくくりつけたの であろうことを掴む。バディたちは、それぞれの角度から遺体 のことを調べていく。 加納が胃の内容物から調べていく流れ。 志保と村瀬は、彼女が知り合った藤木という人物が色仕掛けに 近い形で彼女に近づいた為に、それを疑いつつ、彼の正体を 暴いていく流れ。青柳達は加納の動きを察知して事件の臭いを 嗅ぎつけていくけど、嗅覚は鋭いものがあるな。 姜暢雄さんが出た瞬間に「君犯人じゃないよね?」オーラがハンパ ないので、もう少し脚本家もその辺は考えて欲しい。 もうドラマを見ている人ならば、犯人役を演じるのが誰かという ことはそれなりに想定出来るので、安定してその役を演じられる 人を起用することによって逆にシナリオの良さを見失う可能性 も有る。 志保と村瀬の恋愛ネタは最近まるでなかったのでちょっぴり斬新。 村瀬は出世欲から上司の娘との関係を模索していた頃が有ったけど、 その時から志保との関係にも言及していたので、もう少し関係を 近づけても良かったのかも。 村瀬を殴るシーンがまた痛そうだったし、彼を殴る際には志保は 全ての情報を知っていることも有って無情さを感じる。 ドラマとしては定番の生き別れてしまい暫く親子としての縁を 切っていた二人が最後にどのように感じて居たのかを遺体の 状態から割り出していくというもの。監察医の「ゼロの真実」 なんかよりも面白い顛末が待っているところが有るし、亡くなる まで伝えられなかった父と娘の関係はちょっぴり切なく写った。 アリバイのトリックなどはちょっぴり安っぽかったし、最初から 如何にもイケメンを利用して女性たちに利益を求める流れが有った し、胡散臭い臭いを当初から振りまきすぎていたなぁ。 加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (9係・警部) 浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査) 小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長) 青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補) 矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長) 村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補) 早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医) 石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女) 鑑識 …… 新貝文規 藤木俊一 …… 姜暢雄 水川義男 …… 伏見哲夫 水川博美 …… 村井美樹 段田友則 …… 手塚とおる 高橋克彦 …… 伊藤正之 今田理恵 …… 円城寺あや 恩田雅子 …… 三谷悦代 佐藤真希 …… 田中えみ 丸山優子、久下恵美、羽村純子、栗原功平、羽芝博美、高橋修 大矢三四郎、平澤宏々路