心がポキッとね
(2015年4月期・フジTV・水曜22時枠)

脚本 - 岡田惠和、村沼也克
演出 - 宮本理江子、都築淳一、宮脇亮
主題歌 - 星野源「SUN」
編成企画 - 若松央樹、野崎理
プロデューサー - 森安彩

http://www.fujitv.co.jp/kokopoki/index.html





第10話 こじれた恋がついに決着!最後の叫び!
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静は本の出版企画が現実化し、その中で結婚を取り上げる為に
いっそのこと心に結婚しないかと語る。すると翌日には心は
「旅に出ます」というメモを残して居なくなる。
一同心配する中で、春太は先日社長と結婚について会話した
こと。その中で社長はプロポーズをする場所とか告白とか、色々
自分なりのプランがあることを語っていたことを告げる。更に
春太は結婚生活は男にとって如何に大変かを説いたことで自分
の責任かも知れない事を語る。しかし静は私が強引に話を進め
たからだと語り、仕事の話を断ってくるという。
心には電話したのかと問うが、この状況では電話にもでてくれない
だろうとして電話していない事を知る。
みやこは春太にこの状況でも静が取り乱さずにいられることに
凄い事を語る。私には絶対に無理だというと、恐らく心の中で
はそうなっているが必死に堪えているのだと語る。電話をかけて
ないのも出なかった時のことや別れを言われるのが恐いから
だろう事を告げる。このままでは壊れてしまう。春太は自分が
なんとかするとして必死に電話して社長に掛け合おうとする。
そんな彼の姿を見たみやこは春太に対して不思議な感覚を覚える
のだった。
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静が突然仕事に絡んで心に結婚を申し込んだことで、心はメモ
を残していなくなってしまう。心が怒って出て行ったのではない
かと考えるが、実際には心は自分が結婚する際にどうしても
やりたいことの一つが有ったと考えて、それを実行していた格好
だったことが分かる。

壊れたもの同士がより集まり、全く違った価値観によって上手く
人生の軌道修正を図っていくという物語。

荒療法的にも思えるものがあるし、逆に言えばやはり一人では
立ち直れない現実に対して、人との繋がりによって回復出来ること
を考慮すれば、固定された人との関係だけでなく、違った価値観
を持つ人や年齢差を越えた付き合いもまた必要ではないかとする
作者からのメッセージ性のある内容だった。

時々心に刺さるセリフは有ったけど、基本的にキャラクターが
突飛過ぎるし、生活のレベルが少々リアリティなく回ってしまった
格好だった。

リペアな仕事をしていることから、不要品はこの世には無いという
ことを示唆しているところが有ったし、必ず何処かに収まり処が
あるみたいな如何にもな流れが有ったけど、問題があんまり
深刻にも見えないのも、コメディの度の方が強すぎたんだよな。

江里子の使い方とかもったいなかったし、カウンセラーの男性に
最後の最後に言葉を発せさせるであろう流れも予期出来る状況の
中で、ほぼサプライズもなく平凡な流れに終わってしまった。

一つ良いと思ったのはやはり手作りの結婚式かな。
こういうのはブライダル業界には悪いけど、派手に演出するので
はなく、簡単・簡潔でいいので身近なところで結婚式をあげたと
ところは面白く出来ていた。


小島春太 …… 阿部サダヲ (40歳、家具店リオボニート)
葉山みやこ …… 水原希子 (26歳、好きになると)
大竹心 …… 藤木直人 (38歳、リオボニート・社長)
鴨田静 …… 山口智子 (45歳、空間コーディネーター)
糸山扶美 …… 徳永えり (26歳、リオボニート、みやこの同級生)
牧野江里子 …… 山下リオ (みやこのストーカー)
富田涼 …… 永瀬匡 (リオボラート)
波野栞 …… 渡辺美奈代 (空間コーディネーター)
庄司加代子 …… 池津祥子 (リオボニート)
白神先生 …… 山西惇 (カウセンラー)


超特急



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