戦う!書店ガール
(2015年4月期・フジTV・火曜22時枠)

原作 - 碧野圭『書店ガール』シリーズ(PHP文芸文庫)
脚本 - 渡辺千穂
主題歌 - 渡辺麻友 『出逢いの続き』(Sony Music Records)
音楽 - 横山克
演出 - 白木啓一郎、木内健人
プロデューサー - 山下有為、沖貴子、松井洋子

http://www.ktv.jp/shoten/index.html





第1話 本を愛するふたりが激突!仕事も恋も絶対譲れない!
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ペカザス書房吉祥寺店。
店長・野島を始め、副店長・西園の元、ネットの本屋に推され
つつもリアル本屋を運営していた。
そんな中、北村亜紀(23歳)は引っ越ししてくる。荷物は児童書
だらけ。
野島は西園に対して、明日から北村亜紀が新宿店から異動して
くる事を告げ、北村文具の孫だとして、暗に粗相のないような
態度で接するよう告げる。また元吉祥寺で勤務していた三田
もまた明日から来ることになっていた。
そんな中、亜紀と三田は出社してくる。
西園はそれぞれに仕事の割り振りを行い、
畠田には経理を、尾崎志保にはレジを、日下には雑誌、萩原
には文芸書、遠野には学習参考書を担当してもらうという。

開店前にスタッフ会議が行われ、英検が近いので普段は来ない
客も来るのでまた来たいと思ってもわえる本屋を目指そうと語る。
そんな中、亜紀は早速意見と称して、みんなの前でこの店の
売り場は地味ではないかと問う。立体感がなく、ポップも出版社
が作ったものだとして、派手にした方が良いと語る。
しかし落ち着いた雰囲気で客に本を選ばせる為の措置だとして
店の方針である事を語る。
また野島からは新しく来た三田には児童書、亜紀にはコミック
を担当してもらうという。しかし亜紀は自分は児童書が得意分野
だとして三田と交代して欲しいと語る。しかし西園は思い入れ
が強すぎるジャンルを担当させない方針だと語る。

亜紀は同僚から金持ちの孫で、帰国子女、そして三代目という
アダナがついていた。

亜紀は三田に対して得意分野を潰そうとするなんてあり得ないと
語るが、三田は逆にチャンスだと思うと告げ、知らない分野の
知識を広げられること。プロの書店員になれるチャンスだと語る。
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電子書籍が徐々に市場での大勢を占めていく中、ペガサス書房
では客のニーズに答えようとしてなんとかして本を客に届けよう
と奮闘する。吉祥寺店はペガサス書房にとっても一号店であり、
思い出のある店だった。
副店長の理子は、決断力に乏しい店長に代わりこの店の為に
これまで支えてきた格好だったが、新しくそんな店に異動して
きたものたちによって振り回されていく。特に亜紀はなんとか
本屋を盛り上げようとしてアイデアを出していくが、その行動が
社員たちの癇に障っていく。

好感度の高いキャラクターと職場環境だけど、登場するキャラク
ターが多いので現状ではそれぞれの思惑が取り留めのない状況に
なっている印象も有る。

今時の本屋がどのようにすれば生き残ることが出来るのかという
ことに少しでも提言出来るようなドラマになれば良いなと思うし、
視聴者の知らない本屋としての努力が伝わってくると共感出来る
ドラマになっていくと思う。

渡辺千穂さんが脚本を担当しているのでもっと女性同士の陰険な
対決の構図になり、足の引っ張り合いにでもなるのかなと
思っていたけど、雰囲気はそこまで酷い感じにはならなそうだし、
連鎖の頂点に立つ理子さん自身が落ち着いた雰囲気を持つので
多少険悪になったとしても、陰険な感じになるようには思えない。

亜紀の中の本好きだという気持ちや行動力には感服させられる
ところが有るし、彼女の中の利点・欠点というのも見え隠れして
いて、利点が上手く機能した時の爽快感は得られそうだ。
ただ何度もドラマの中で指摘されている様に自分勝手な行動が
目に余るところも有る。店員の為ではなく客の為に働くという
主張は悪くないけど、やはり職場環境が上手くいってない
店は少なからず客にもそんな雰囲気が伝わってくるような気が
する。

初回からイベントを作って亜紀の功績を際立たせてしまった印象も
有るし、また妊娠疑惑や閉店の問題なども含めて、今後のネタ
振りがされているけど、その辺の逆境や問題をどう切り抜けられる
のか。

渡辺麻友さんはアイドルとしての天性の誠実さとか純潔さみたいな
ものを感じられる人なので、ドラマでも使いようによっては
ポスト新垣結衣さんとか綾瀬はるかさんのようになれる可能性は
持っている感じがするね。


ペガサス書房・吉祥寺店
北村 亜紀 …… 渡辺麻友 (23歳、児童書が好きだがコミック担当)
西岡 理子 …… 稲森いずみ (40歳、副店長)
小幡 伸光 …… 大東駿介 (29歳、一ツ星出版・コミック誌副編集長)
萩原 麻美 …… 鈴木ちなみ (25歳、文芸書担当)
日下 圭一郎 …… 伊野尾慧 (24歳、雑誌担当)
西岡 達人 …… 井上順 (65歳、父)
田代 俊之 …… 田辺誠一 (43歳)
三田 孝彦 …… 千葉雄大 (26歳、児童書担当)
屋良部 守 …… マキタスポーツ (47歳、沖縄料理"わらゆん")
尾崎 志保 …… 濱田マリ (44歳、レジ担当)
野島 孝則 …… 木下ほうか (50歳、店長)
畠田芳雄 …… 森岡豊 (経理担当)

飯野隆史 …… 足立理 (沖縄料理"わらゆん"、アルバイト)
遠野由香 …… 木崎ゆりあ (学習参考書担当)
高田愛子 …… 工藤綾乃 (ブックカフェ店員)
谷田部二カ …… 山中崇 (ペガサス書房・社長)
山田信二 …… みのすけ (ペガサス書房・専務)
柴田駿介 …… 長谷川朝晴 (一ツ星出版・営業)


アリー …… 橋本じゅん (タレント)

松本海希、山本圭祐、吉田晋一、松下太亮、横塚真之介
門間三可子、永谷栄治、綿谷優治、菊池真琴、鈴木健太、武田多佳
叶大樹、茶園茜、田島まり



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