戦う!書店ガール
(2015年4月期・フジTV・火曜22時枠)

原作 - 碧野圭『書店ガール』シリーズ(PHP文芸文庫)
脚本 - 渡辺千穂
主題歌 - 渡辺麻友 『出逢いの続き』(Sony Music Records)
音楽 - 横山克
演出 - 白木啓一郎、木内健人
プロデューサー - 山下有為、沖貴子、松井洋子

http://www.ktv.jp/shoten/index.html





第8話 すれ違う想い…。亜紀が掴み取るべき、「未来」。
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谷田部社長から20%の売り上げアップをすれば吉祥寺店の閉店
を見直すことを約束され、三田のアイデアからあがち先生の
「フライハイ!」のエピソードゼロが描かれたブックカバーを
利用することで集客率が劇的アップして、24%の売り上げアップ
に繋がる。しかし小幡は亜紀に頼まれ断れず、権利の問題を
解決しないまま、ブックカバーの問題を静観したことも有り
上司の植松に呼びだされ、結果として総務部に左遷される。
吉祥寺店では盛り上がりを見せていた。
しかし小幡が異動したことを知ったあがちは植松に対して
撤回するよう求める。しかし植松は他の社員に示しが付かない
のだとして理解を求める。小幡もまたあがち先生に悪いのは
自分であり撤退するなどとは言わないで欲しいと頼む。

あがちは亜紀とランチをする際にその事実を伝えると、小幡から
そんな事実が有ったことは聞かされていなかった。

三田と理子はランチしながら店の存続を考慮すればもう一つ
骨太の企画を用意したいと語る。
そんな中6歳の少年・太一が突然母親とはぐれたとして涙しながら
二人の前に現れる。すぐに母・さよりは見つかる。
理子はとても可愛い子だとして笑顔で子供と別れを告げる。
亜紀は小幡と連絡を取ろうとするがなかなか取れない状況にある
のだった。

そんな折り、翌日の入荷分から突然注文よりも入荷が激減して
居る事を知る。発送のミスかと思われたが、話を聞くと本部が
既に閉店予定を立てた店だということで、取次が入荷のランクを
下げたことが有る事を知る。
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閉店が既定路線化していく中で、それでもなんとか20%の売り上げ
を確保したい思いで働く面々。そんな彼らの前に更なる問題が
発生する。本部が吉祥寺店の閉店を決めていることも有って、
取次店が卸に消極的態度を見せるのだった。なんとかして本部を
通さず直接取引出来ないかとして交渉していくことになる。

どうしてもどの流れも先の展開が読めてしまうところが有り、
イマイチ特徴的なところがない。
40歳という年齢からくる上からの要求と下からの頼られる存在によって
仕事と私生活以外にも人間関係に揺らぐ様子というところに力点が
置かれているのかな。

売り上げの為のアイデアを出すとかいう流れにしても、基本的に
は使い古されている流れ。そしてそれを阻止しているかのような
上層部が意地悪するような流れが有るけど、誰だって本部の人なら
ば自分の支店をソンさせるような流れを演出する訳もなく、閉店を
覆す気がないという前提でドラマが回っているので、どう見ても
現実にあらがう流れに無理が多い気がするんだよね。

主人公を揺るがす恋愛の流れの中に、好意を寄せる人物を
何処まで信用出来るのかという部分が冒頭から抜け落ちていて、
信用するかどうかの流れに於いてはその葛藤点を主人公の理子本人
にあまりに持たせていないところがあるんだよね。
父親が訳ありのような形で、「あの男は辞めて置け」としていたけど、
そう言われるまでは本人はまるでそんな問題に気に止めていない。

恋愛と仕事が妙に中途半端で恋愛部は全て亜紀のパートに任せて
しまったかの様だ。

フジテレビが以前に放送した「カエルの王女さま」でもそうだった
のだけど、どうも現実にあらがう姿の中に、ちょっぴりリアル感
とは違うエピソードの流れが有って、どうも乗れない一面が有った
な。


ペガサス書房・吉祥寺店
北村 亜紀 …… 渡辺麻友 (23歳、児童書が好きだがコミック担当)
西岡 理子 …… 稲森いずみ (40歳、副店長)
小幡 伸光 …… 大東駿介 (29歳、一ツ星出版・コミック誌副編集長)
萩原 麻美 …… 鈴木ちなみ (25歳、文芸書担当)
日下 圭一郎 …… 伊野尾慧 (24歳、雑誌担当)
西岡 達人 …… 井上順 (65歳、父)
田代 俊之 …… 田辺誠一 (43歳)
三田 孝彦 …… 千葉雄大 (26歳、児童書担当)
屋良部 守 …… マキタスポーツ (47歳、沖縄料理"わらゆん")
尾崎 志保 …… 濱田マリ (44歳、レジ担当)
野島 孝則 …… 木下ほうか (50歳、店長)
畠田芳雄 …… 森岡豊 (経理担当)

飯野隆史 …… 足立理 (沖縄料理"わらゆん"、アルバイト)
遠野由香 …… 木崎ゆりあ (学習参考書担当)
高田愛子 …… 工藤綾乃 (ブックカフェ店員)
谷田部二カ …… 山中崇 (ペガサス書房・社長)
山田信二 …… みのすけ (ペガサス書房・専務)

鈴木健太、武田多佳
叶大樹、茶円茜、田島まり、菅裕輔、菊池真琴

あがち …… 浅利陽介 (マンガ家)
植松 …… 池田鉄洋 (編集長)
さより …… 紺野まひる (田代の元妻)
吉澤智博 …… 松尾諭 (明潮出版)
太一 …… 須田瑛斗 (6歳、田代の息子)

是迫敦之、関直人、伊藤毅、滝野洋平、菊池敏弘、



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