戦う!書店ガール (2015年4月期・フジTV・火曜22時枠) 原作 - 碧野圭『書店ガール』シリーズ（PHP文芸文庫） 脚本 - 渡辺千穂 主題歌 - 渡辺麻友 『出逢いの続き』（Sony Music Records） 音楽 - 横山克 演出 - 白木啓一郎、木内健人 プロデューサー - 山下有為、沖貴子、松井洋子 http://www.ktv.jp/shoten/index.html 第9話 閉店か？存続か？ふたりを巡る運命の、「瞬間」。 -------------------------------------------------------- 田代に妻子がいたことを知った理子は彼に対してもう逢うのは 辞めようと語る。 田代はこれまで問題を黙って居たことに謝罪するが、先日話を したことはウソ偽りのない俺の正直な気持ちだという。しかし 理子は田代の息子と公園でたまたま逢ってしまった事を告げ、 あの子からは幸せを奪うことは出来ないとし、今までのことに 感謝する。 いよいよ吉祥寺店の閉店かどうかが決まる一週間前。 本屋の掲示板には本屋にずっと居たいとする書き込みを見かける 亜紀はあることを思いつく。町内会長の大野などに相談した 後、亜紀は企画会議の中で、24時間営業の本屋、"本屋に泊まろ う!"企画を提案したい事を語る。タイムリミットが有るのに 夜に店を閉めるなんて時間がもったいないという。商店街の人 たちからも協力してもらえることになったと告げると、色々と 募集した中から人数制限をして幾ら読んでもokにし、最低3冊 は買って下さいとお願いしようという。本好きの人には夢の 企画だろうと。そして今までに出合えなかった本に出合う機会 になるはずだという。一同いい企画だとしして、ラストスパート にその企画をやろうと語る。先ずは本社からの意向を聞いて からだということになる。 谷田部からも少しでも売り上げがあがれば本社としても悪い 話ではないことを告げるが、閉店した時に削減する人員を決める のもまた理子の仕事だとしてその辺も考えておくよう言われる。 -------------------------------------------------------- いよいよ運命の日までに売り上げアップ20%を達成させようと して新たな企画を考える。それは本好きのものたちに本屋に泊ま ってもらいじっくりと選んでもらうというものだった。 最後の頼みとばかりに書店員は一丸となって働く事になる。 結局現実的状況を以て幕引きしたという感じのエピソードだった。 もう何話も前から書いているのだけど、この流れからストーリー を通して書店を残すという流れを演出するのは、相当無理が有り、 無理だと分かってもいても最後まで努力することに意義がある という感じの主張を以てドラマに挑んだ感じの内容だった。 恋愛要素はチグハグな感じがして、イマイチ盛り上がらず、 職場の人間関係に於いても色々と衝突するのは悪くないのだけど、 これまで働いてきたものが一つの事実を目にして、全否定して しまうようなところにいく辺りは少々ドラマとしては安易な 流れで、小手先の楽しさだけを求めてしまった印象も有った。 子供から父親を奪えないとする姿が有るけど、結局田代って 福岡に戻り元妻と元サヤに戻ったのかな。 東京に出てきたばかりなのにまた戻るみたいな流れは少々現実的 なのかよく分からなかった。 書店がネット配信で厳しい現状と同時にウチの近くでも映画館 が同様の状況にあり、近所でいくつかのグループが映画鑑賞会 などを作って映画館にいく機会を求めるような行動を起こしている 姿が有る。 どうやって自宅で見るのと現実に目に触れる機会を求めるのか。 その辺のアイデア勝負のドラマでグイグイとドラマを引き寄せて 欲しかったね。 理子みたいな小さな店が成功してくれることに個人的には応援 したいのだけど、ウチの最寄り駅の大型ショッピングモールでさえも 店舗が入れ替わり立ち変わりしているところを見ると、なんとなく 今の時代なかなか個人店が成果をあげるのって難しそうだ。 それにしても野島は最後まで憎らしい役だったな。 亜紀がビンタしたところだけが唯一の反撃シーン。 少々物足りない流れになった感じはする。 ペガサス書房・吉祥寺店 北村 亜紀 …… 渡辺麻友 (23歳、児童書が好きだがコミック担当) 西岡 理子 …… 稲森いずみ (40歳、副店長) 小幡 伸光 …… 大東駿介 (29歳、一ツ星出版・コミック誌副編集長) 萩原 麻美 …… 鈴木ちなみ (25歳、文芸書担当) 日下 圭一郎 …… 伊野尾慧 (24歳、雑誌担当) 西岡 達人 …… 井上順 (65歳、父) 田代 俊之 …… 田辺誠一 (43歳) 三田 孝彦 …… 千葉雄大 (26歳、児童書担当) 屋良部 守 …… マキタスポーツ (47歳、沖縄料理"わらゆん") 尾崎 志保 …… 濱田マリ (44歳、レジ担当) 野島 孝則 …… 木下ほうか (50歳、店長) 畠田芳雄 …… 森岡豊 (経理担当) 飯野隆史 …… 足立理 (沖縄料理"わらゆん"、アルバイト) 遠野由香 …… 木崎ゆりあ (学習参考書担当) 高田愛子 …… 工藤綾乃 (ブックカフェ店員) 谷田部二�ｶ …… 山中崇 (ペガサス書房・社長) 山田信二 …… みのすけ (ペガサス書房・専務) 斉藤暁、新貝文規、春延朋也、中川晴樹、藤倉みのり コビヤマ洋一、横田大明、村上龍太�ｶ、桑原洋一、中野あき 河嶋遥伽、斎藤雅弘、Manu