ようこそ、わが家へ
(2015年4月期・フジTV・月曜21時枠)

原作 - 池井戸潤『ようこそ、わが家へ』(小学館文庫)
脚本 - 黒岩勉
演出 - 中江功
主題歌 - 嵐「青空の下、キミのとなり」
プロデュース - 羽鳥健一





第4話 ストーカー最接近!遂に家族の反撃が始まる!
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防犯カメラを設置するが犯人はカメラの位置を知っていてその
姿を捉えることが出来ずにいた。更には家の中にまで入り込み、
七菜の靴を玄関から彼女の部屋へと移動させていた。

警察官の木下だけでなく、今回は刑事の牧方にも来てもらい
本格的に事件として扱ってもらう事に。午後6時に外出した際に
ネコに紙はついていなかったこと。七菜は8時に帰ることになっ
ていたのでネコ(ガス)には2時間程留守番してもらうことに
なっていたが、実際に七菜が帰宅したのは9時だったこと。
その際に七菜は玄関に靴が片方だけしかなかったと。つまり
犯行時刻は6時から9時までの間に家に誰かが入ったことになる。
刑事によると於くの勝手口の鍵は開いていたという。ピッキング
による仕業かも知れない。防犯カメラを設置していることを
告げると警察にもカメラ映像の提供を求められる。更に珪子は
昨日5万円が引き出しから無くなっていたことを話す。
太一は健太と家の周りを見回りに行く中、母さんは明るくしている
が人一倍心配している事を告げ、七菜だって就職活動で大事な時
なのでこれ以上母さんと七菜に恐い思いをさせないよう俺たち
二人で守って居日宇と。
そんな中健太は父の会社の出向先がナカノ電子部品だという
ことを聞き、この人を知っているかとしてデジカメの写真を
見せる。そこには摂子と真瀬の姿が映っていた。

高橋は摂子を見ると先日の営業報告会議で真瀬に頭を下げられた
として興味本位で話を聞きに来る。そんな中真瀬もエレベーター
にやってくる。派遣でもアルバイトは禁止だという就業規則を
摂子は破っていた為にそれを知られた彼女は先日真瀬に屈辱的
なことをされていた。真瀬は摂子に立川電装の佐々木社長と
高円寺のパブで飲んで接待したので経費につけておけと言われる。

太一は摂子を呼びだすと先日の営業報告会議のことを話す。
何故真瀬のことを庇ったのか。太一はあの後先方の経理部長に
確認したらやはり摂子が嘘を付いていることが分かったという。
高円寺のパブの件が何か関係しているのかとし、自分の息子の
上司が君のファンらしいと語る。摂子はあの時店に居た倉田健太
がその息子だということを知る。君みたいにきっちりとした人が
規則を破ってまでアルバイトをしているなんて余程の事情がある
のだろうと語る。何か手助け出来ることはないか?と尋ねると、
摂子は母の介護費用のために金が必要だと語り、真瀬に弱みを
握られた事を語る。
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倉田家に襲う名無しの人物は、ついに家の中にまで侵入してきた
形跡があり、警察に通報することになる。しかし侵入された
時間は午後6時から9時までの間で、家族が帰宅する可能性が
高い時間にも犯人が手間をかけて侵入している事に違和感を
覚える。情報が筒抜けになっているのではないかとして、健太
は室内に有る盗聴器の有無を調べていくことになる。

全方位的に倉田家を狙う人たちの様子が描かれているけど、
どの流れもなかなか面白い感じだね。

盗聴電波。
あの陶芸教室の先生からもらったブローチは如何にも怪しい電波
を発しているかと思ったけどそういうこともなく、単純にコンセ
ントにつけられていたものが原因だった。しかも2個。
万里江が誰かと共闘しているとか、民子辺りが怪しいのだけど、
これが印象通りだと何のサプライズもないのでもうちょっと何か
ひねった事実がありそうだ。

まだ4話だということを考えればドラマのシナリオは確実に広がる
ハズだけど、最終話に近づいた状況で登場した人物を容疑者に
すると、完全に跡づけ感が強くなるので、やはりそろそろ犯人
は顔出ししている人物が怪しいという時期に入る。

太一のエピソードでは彼は銀行員なので、恨んでいる人も多そうだ。

一方太一の件で、摂子の弱みを払拭する流れは楽しかった。
絶体絶命だと思わせつつ、そんなに何度も似たようなミスを
繰り返すものだろうかと思っていたところで、上手い事、真瀬を
責めるのではなく摂子のウィークポイントを払拭するものだった。

珪子とか七菜が怖さの裏返しで明るくしているのも分かるのだけど
あまりに場違いなトーンで語られるとちょっとドラマとしては萎える
ところも有るので程ほどにして欲しいところも有るかな。
名無しさんとか敬称で呼んでいるところもまたなんだか問題を
認識しているのかどうか怪しく感じるところも有るな。


倉田 健太 …… 相葉雅紀 (29歳、デザイナー)
倉田 七菜 …… 有村架純 (21歳、女子大生)
倉田 珪子 …… 南果歩 (51歳、陶芸、ガーデニング好き)
倉田 太一 …… 寺尾聰 (57歳、ナカノ電子部品)

神取 明日香 …… 沢尻エリカ (円タウン出版社)
蟹江 秀太朗 …… 佐藤二朗 (円タウン出版社・編集長)
西沢 摂子 …… 山口紗弥加 (ナカノ電子部品・総務部契約社員)
真瀬 博樹 …… 竹中直人 (ナカノ電子部品・営業部長)
持川 徹 …… 近藤芳正 (ナカノ電子部品・社長(2代目))
森藤 若葉 …… 田中美麗 (ナカノ電子部品・新人)
高橋重成 …… 橋本稜 (ナカノ電子部品)
波戸 清治 …… 眞島秀和 (陶芸教室の講師)
下村 民子 …… 堀内敬子 (陶芸教室仲間・セレブ)
保原 万里江 …… 足立梨花 (大学生)
辻本 正輝 …… 藤井流星 (大学生・七菜の元カレ)
清水 …… 光石研 (高栄館)
木下 …… 夙川アトム (警察官)
中嶋 …… 歌川椎子 (陶芸教室)
松原 …… 村松恭子 (陶芸教室)

平井光雄 …… 戸田昌宏

乃木涼介、俵山峻
遠藤要、高橋修、野口雅弘、石田亮介、伊藤慶徳、佐田淳
御船健、広瀬圭祐



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