GTO (2012年7月期・フジ・火曜22時枠) 原作：藤沢とおる『GTO』『GTO SYONAN 14DAYS』（講談社 週刊少 年マガジン・コミックス刊） 脚本：深沢正樹 ほか プロデューサー：河西秀幸（関西テレビ）、山本喜彦（MMJ） 演出：今井和久 ほか 主題歌『24karats TRIBE OF GOLD』歌:EXILE TRIBE

「復帰した鬼塚が超絶ピンチ…敵は政治家！？元彼女！？バスジャ
ックで養護施設を守れ！」
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１ヶ月音信不通の鬼塚に対して冬月は何処か元気がない。
生徒たちの中には放火火災で燃えてしまった児童養護施設
スマイルダックの再建の為に吉祥寺駅前で募金や署名を集める
中で、冴島が放火犯を追跡中、犯人はバスをジャックし逃走
を図る。そんな中、１ヶ月ぶりに生徒達の前に戻って来た
鬼塚は軽くバスジャック犯を退治して、再び学園に戻ってくる。

相変わらずエピソードの作り方が漫画っぽいドラマ。

ビックリするほど政治家も安易な行動を取っているし、この
政治家が公約として掲げている児童支援帰宅政策の意味自体
がよく分からず、その政策もショッピングモール建設の為
だけに掲げているようなバカっぽさがなんとも言えない。

大人によって傷つく子供たちのパターンがどれも設定を変えて
はいるのだが形は一緒。
連ドラのラストエピソードの渋谷の家庭と殆ど変わりないと
ころで、学校の理事長と対峙するのではなく、スペシャル感を
出す為に国家権力と対決していくという安易な発想も有る。

麗美や冬月が鬼塚に思いを寄せているだけでなく、昔の彼女
の志乃美を出す事で、恋愛事情にも触れていく様な展開で、
彼女の存在がカンフル剤となって、関係が進んでいくのかと
思ったけれど、視線だけを送り続ける辺りの展開は好感が
持てる演出だったかな。