恋うたドラマSP

「竹内まりや・元気を出して・竹内まりやの名曲完全
ドラマ化!!」

脚本/山本むつみ

[第一夜] [第二夜] [第三夜]

http://www.tbs.co.jp/koiuta-drama/


第二夜 元気を出して


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東都出版で働く野村多美子は健康雑誌の編集部に人事異動に
なる。そこは姥捨て山、ジミな編集部と呼ばれる場所。先日の
失言がこういう措置に繋がったのか・・多美子はショック。
小泉部長からは力を見込んでの異動だというが。
新雑誌の企画募集をしているのを知り自立で脱出すると考える
が上司から全面差し替えを命じられ時間も無い。途中まで作り
かけた計画書も結局お蔵入りとなる。
上司から命令された仕事をこなした朝、コーヒーをこぼして
しまう多美子。床一面、原稿の上にもこぼしてしまい急いで
拭き取るが駄目。すると今まで気がつかなかったが、同じ部屋
には清掃員の男性が居ることに気がつく。写真が駄目になった
ので新たな候補を探していると後ろからその写真が良いと言う
男性のアドバイス。笑顔に説得があるという。
その気になった多美子はその写真に合うよう原稿を手直しし
印刷所へと送る。見事記事は好評で早くも結果を出すことに
なった。多美子は清掃員の男性がゴミ箱の底まで綺麗にして
行くのを知り、ゴミ箱のそこにメモを貼り付けておく。
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第二夜は伊東美咲さん演じる女性が主人公。
高校時代にダサいと言われ振られたことから妙なコンプレッ
クスを抱いている女性。名前も多美子という昭和時代を思わ
せる名前だとして何処か素直に喜べないで居る彼女。

携帯電話・メールが主流の今日。ドラマでは面白いコミュニ
ケーションの取り方をする。ゴミ箱が結んだ関係。

ドラマでは何に着眼点を置いてみるべきなのかイマイチ
よく分からない内容だった。
コンプレックスが波及し仕事にまでファッショナブルな一面を
求めている女性。彼との出会いがそんな一面から解放し、
今ある仕事の楽しさを教えてくれるが、ある時からライバル誌
に企画が盗まれ、清掃員である彼に対して疑いの目を持って
接してしまう。

気がつくと相手の事は何一つ知らないとするところからも、
彼女のワンマンぶりが伺い知れる。彼の事を聞こうともせず
一方的に思いこみだけで突っ走る様。そんな主人公に肩入れ
したいと思わせる要素は殆ど無い。

土屋とのライバル関係が描かれるが、どう見ても精神的優位
に立っているのは野村多美子の方だ。

多美子の友人モーリスが、土屋に対して評価を下すシーンが
有る。ファッション誌だからといって格好付けるだけでダメで
温もりとか愛着のようなものが必要だという。
コンプレックスを持ち嫌々ながら今の職場に来た女性が、
それを持ち合わせているのかなど疑問に思える設定も露見し
やや説得力を失っているのが残念。

野村多美子 ……… 伊東美咲 人気女性誌の編集者
入江智之 ……… 瀬川亮
モーリス前田 ……… 前田健
土屋亜沙美 ……… 猫背椿
小泉 ……… 北見敏之
沢村悟 ……… 森下能幸
和田 ……… 沼田爆
猪原和彦 ……… 松元ドカン
宮畑嘉子 ……… 関えつ子
小田えり ……… 尾崎亜衣
ラジオDJ ……… トータス松本

島津健太郎、越村友一、加島潤、武田信人、堀切沙織
中村由起子、金山由佳里、川口りさ、細田えり

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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