前半はご当地ドラマ。中盤にやや推理・探偵的要素が加わり、
終盤はやや幼稚なアクションと様々なドラマや映画のパロディが
入り交じった感じの内容で、最後に前クールの「マイボス マイヒー
ロー」から秋クールのドラマ「たったひとつの恋」に出演して
いる亀梨和也にプリンを以てバトンが手渡されるという憎い?
仕掛けによって締めくくられた。

香港編では役者が現地語を語っていたので、てっきり香港の人
かと思っていたが、ケリー(春日井静奈)＆ラウ(北岡龍貴)、
そして子役のホー(張沢紫聖)まで全て日本人。
みんな中国拳法やら北京語を特技としている役者たちを揃えた
ようだ。

肝心の内容は、可もなく不可もなく。
前述した通り、やや幼稚さが有ったものの、ドラマの軸になって
いた、"金田一"の親子関係を巡る話しと、その親の素性に迫る
展開は意外と面白く作ってあったので退屈ではなかった。

鏡張りの部屋での対決は、ブルースリーの「燃えよドラゴン」から
の引用。床で踏みつけたはずの香港マフィアが、何故か壁に掛かっ
ていたりする辺り、ご愛敬といった感じの作りだったが、映画版
では義手の存在も含めて、実に衝撃的なシーンの一つだった。

しかしあの銃弾を避けるシーンは幾ら何でも酷すぎるだろう。
酷すぎて笑いました。

ところで真珠の密輸って何の意味があるのだろう。
正規のルートでも決してやましい商品ではないと思う。
.........いやあんまり突っ込むのは止めておこう。

ところでこのドラマ続編が作られるようだけど、そんなに人気が
あったのか?

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)