世にも奇妙な物語
豪華キャストで贈る春の特別編・人生の落とし穴…驚愕の
世界へ御招待します


ストーリーテラー・タモリ
出演/原田佳奈、森下能幸

世にも奇妙な物語 全エピソード


爆弾男のスイッチ

脚本/武井彩 演出/植田泰史

成文大に通う江草俊哉はティッシュ配りのアルバイトをする。
同じ大学に通う水谷千明に見とれている隙に、柄の悪い学生
の田中にぶつかってしまい謝罪の甲斐もなくティッシュの箱
を蹴飛ばされる。それを見ていた織田省吾は散乱したティッ
シュを拾ってくれる。そんな彼から突然預かって欲しいもの
が有るとしてスイッチを手渡される。

友情か自分のエゴかを秤にかけるような展開のドラマ。
若者の特性・傾向を調べる調査だというが、流石にこんな
挑発的な事を繰り返せば殺されるわなと思わせる。
何故スイッチを常に持ち歩くのかとかその辺のつっこみは
無しの方向で。田中くんの変わり具合が良かった。

江草俊哉 (市原隼人) 大学生。
織田省吾 (本郷奏多) 大学生/調査員
水谷千明 (藤井美菜) 大学生
田中 (阿部亮平) 大学生/調査員

高瀬友規奈、佐々木瑶、青柳文太郎



輪廻の村

脚本/中村樹基 演出/都築淳一

かつては社会部の記者として活躍していた原田夕奈も現在
ゴシップ誌の担当に回されていた。そんな彼女の元に一通
の手紙が届く。"鈴音村には呪われた秘密"が有るという。
いたずらとして処理しようとしていたが編集長から裏を
取って来いといわれ渋々現場を訪れることになる。

純粋なホラーテイストの内容だった。
何故彼女はかつて評価を受けていたのか、そして手紙が何故
彼女を指名してきたのかという所が一応展開上のヒントに
なっている。
前世は兵隊たちだったという辺りは不気味さを感じさせたが
輪廻に対する解説がやけに説明ったらしく、特技とかアザが
継承されるという設定は如何にもな感じがした。
生き埋めにされてしまう惨さと、最後に繰り返される悲劇の
主人公が村を訪れるところがなかなか良い感じ。必ず村の
入り口に駐在が居ることと彼が道先案内人になるところは
前世が関係しているのか?

原田夕奈 (伊東美咲) 記者
小野寺貢 (中根徹) 編集長
小谷 (飯田基祐) 過去夕奈に取材を受け密告した。
コノハ (日向ななみ) 鈴音村の女の子
麻紀 (森下千里) 記者

林和義、今井和子、野口寛、渡辺穣、芝崎昇、北原菜央
佐藤涼平、山谷初男、村山謙太


クイズ天国クイズ地獄

脚本/春楠いさ虫 演出/城宝秀則

諸沢守は帰宅すると息子がクイズ番組を見て大笑いしている
姿を目にする。こんな低俗な番組、何が面白いのかとして
息子からリモコンを取り上げTVの電源を切ってしまう。
翌日出社する為に乗車する電車はいつもとは違っていた。

もの凄く馬鹿げたシナリオ。
こんなドラマが作れるのはフジTVだけだよなぁと思わせられる
ものがある。
主人公の性格が如何にも良純さんらしいところが笑えるが、
全問失敗ではなく成功例も示して欲しかったところ。
どんなシチュエーションでクイズになるか、次の展開を
想像して楽しめた感じ。

諸沢守 (石原良純) サラリーマン
諸沢明子 (遊井亮子) 妻
諸沢雅行 (前田想太) 息子
OL佐藤 (岡田薫)
OL竹内 (清水理絵)

杏さゆり、峯村リエ、小須田康人、つじしんめい、斎藤弘勝
名倉右喬、宮沢大地、黒木啓嗣、児島功一、杉浦樹子
小寺里奈、ぼれろ、松原陽子、金剛地武志、石丸謙二郎


真夜中の殺人者

脚本/佐藤久美子 演出/岩田和行

木田亜矢香のアパートを尋ねてきた友人の藤崎詩織。
二人は先日参加した合コンの話になる。亜矢香は合コンに
全く興味が無く、そこで出会った草野聡史から毎日メール
が届くことに嫌気を感じていた。あまりにしつこい彼に、
ニュースになるような本当に驚かすべき事をしたら付き合
っても良いと返信する。

真剣に向き合おうとしている男性に対してまるで邪魔者扱い
する主人公の女性。そんな彼女から発せられた言葉が発端で
もの凄い惨劇になる。
もの凄くブラックのスパイスの効いた話で、惨劇の中に
純粋な愛の形が存在しているということで、見て納得して
しまうような不思議な心地よさを感じてしまう。
藤崎詩織ってときメモの主人公がこんな名前じゃなかった
っけ?

木田亜矢香 (相武紗季) OL
藤崎詩織 (鈴木亜美) 亜矢香の友人
志村ひろみ (松山愛里)
柳瀬ミワ子 (伴美奈子)
草野聡史 (山中崇) 亜矢香を好き

比佐一哉、島津健太郎、三原伊織奈、田村泰二郎、後藤康夫
野村たかし、日向寺雅人、菅原舞子、梅田絵里子
やまむらいさと、村田尚史


ボランティア降臨

脚本/佐藤万里 演出/河野圭太

貴美江は家のローンを返すためにパートに出て働く。
ある朝そんな彼女の元に一人の女性が尋ねてくる。
彼女は自らをボランティアだと名乗り、母親の足が肉離れで
補助が必要だと知りやってきたのだという。困ったときは
お互い様だという彼女。しかし素性の知らない見ず知らずの
人に世話になるわけにはいかないとするが、パートの時間
が迫り夫らに任せて出かける。

凄い皮肉がたっぷりと込められた内容で、世の主婦達の
訴えをそのままドラマにしたような内容ではなかろうか。
主婦だと感謝されないがボランティアだと感謝される。
やっている事は同じなのに、全くもって理不尽な事。
同じやるなら感謝される方が良いに決まっているとの事で
自らもボランティアになってしまう。
家庭の中の如何に主婦の地位が低く感謝もされずに報われ
ないものなのか。
気がつくとボランティアが町の中にあふれているという所
がなかなか上手いと唸らせられる。

久保田ミチコ (大竹しのぶ) ボランティア
木元貴美江 (高島礼子) 主婦
木元良樹 (伊藤正之) 夫
木元晴代 (池田道枝) 祖母
木元弘樹 (高橋賢人) 息子

山本道子、三井善忠


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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