第10話 疑惑の代償 SPIRIT

脚本／J.J Abrams、Vanessa Taylor 監督／Jack Bender

以前からSD-6の保安部に目を付けられていたシドニーは、ついに
スローン指示の元で捕まってしまう。スローンはラセクと
共謀してシドニーから情報を聞き出そうとしてくる。

二重スパイである事実が早くも分かってしまうものなのかと
思ってヒヤヒヤする展開だった。
相変わらず父親頼みの展開で打開したものの、犠牲者を出した
のだからなんとも後味が悪い。
ただその過程を知る者はジャックだけでなくCIA側も把握して
いたという事で、ヴォーン捜査官に対するシドニーの視線も
やや冷ややかな目になっていた。

今回のミッションは、SD-6を裏切った武器商人のハッサン
の消息を巡って、ケニアに飛び、キューバに飛び、相変わらず
忙しない展開だった。

キューバで捕まった父親を助けに行くためにシドニーは単独で
乗り込むが、このミッションは実に扱いとして雑で、親子共々
捕まり、ラストの場面を演出するが為に作られたエピソード
といった感じがしないでもない。

ただ死亡の虚偽報告をして情報を得るという目的のためには、
ハッサンから信用を得ないとダメなので、この場面をどう乗り
切るのか、次回に興味を持たせる為の上手い演出の仕方だった
と思う。

またもう一つの動き、ウィルがついにSD-6という名前まで辿り
ついた。その名前を知るドリスコルや刑務所に収監されている
マクニールと接触するが、何の情報も得ることが出来なかった。
こちらの動きも実に気になるものとして存在していますね。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

出演者
ジェニファー･ガーナー (シドニー・ブリストウ) 大学院生
ヴィクター・ガーバー (ジャック・ブリストウ) シドニーの父
マイケル・ヴァータン (ヴォーン捜査官) CIAエージェント
ロン・リフキン (スローン) SD-6上司
ブラッドレー・クーパー (ウィル) ジャーナリスト
カール・ランブリー (ディクソン) SD-6
ケヴィン・ワイズマン (マーシャル) SD-6・コンピュータ・武器
メリン・ダンジー (フランシー) シドニーの親友

guest
Tobin Bell (ドレイヤー) SD-6精神分析
Miguel Sandoval (アンソニー・ラセク) SD-6。処刑される
Aharon Ipale (イレニ・ハッサン) 武器商人
Scotch Ellis Loring (ゴードン)
Ken Olin (デビッド・マクニール) プログラマ。刑務所
Scott Paulin (ロバート・ストーラー) 弁護士
Sarah Shahi (ジェニー) 新聞社
Christopher Thornton (ネビル)
Don Took (グレイ) SD-6
Scott Vance (ダグラス) SD-6
James Warwick (スティーブン・ドリスコル) ハッサンにIDを作る
Nancy Wetzel (エイミー・ティッピン)