エイリアス 3
ALIAS

製作総指揮・脚本・監督 : J.J.エイブラムス

http://www.tv-tokyo.co.jp/alias3/

第58話(14) 裏切り者 - BLOWBACK

脚本/Laurence Andries 監督/Lawrence Trilling

最近の度重なるCIAの作戦行動の中で、コヴナントに先回り
される事が多くなっている事に気がついたCIAは、内部調査
を行うことになる。誰かがコヴナントに情報を漏洩している
可能性が有るとのこと。
一方フィリピンに拠点を持つテロ組織・シャイニングソード
がプラズマ爆弾を手に入れ、それをヨーロッパ支部に
送ろうとしている。CIAはそれを阻止するために、テロ組織
がデータを管理している会社からデータを盗んで、船が
出航する場所を掴かもうと試みる。

ドラマ自体は大した展開ではなかったものの、シナリオの
段取りや構成の仕方が絶妙だった。
最初はシドニー視点でドラマを描き、途中で再び時間軸が
最初に戻ったかと思えば、コヴナント側であるローレン
側に視点が入れ替わる。
一本のドラマが二面的な側面から描かれ、とても興味深い
話しになった。

今回のドラマのサプライズは二カ所。
ドラマには関係ないと思われていたスローンのカウンセ
リングの話しの中で、スローンはイリーナと関係を持って
いた事が明らかにされる。更にシドニーはもしかすると
自分の娘ではないかとのこと。これには流石に驚かされた。

もうひとつは何と言っても最前線でローレンとヴォーンが
鉢合わせするシーンだろう。ローレンは覆面をしていたの
で正体はバレ無かったようだが、とても緊迫感を生むシーン
の一つだった。
そして展開上、ヴォーンの心がシドニーに有ることを
ローレンに伝えるシーンはとても良くできていたと思う。

そういえばマーシャルの子供が産まれた。
名前はミッチェルらしい。
子供の写真を見せびらかすマーシャルの行動が可愛らし
かった。得にスライドに隠し入れていた辺りの確信犯である
ところは面白かった。

ジェニファー・ガーナー (シドニー・ブリストウ) 主人公
マイケル・ヴァータン (マイケル・ヴォーン) CIA辞め教師に
ヴィクター・ガーバー (ジャック・ブリストウ) シドの父
ロン・リフキン (スローン) CIAに敵対していたが和解
カール・ランブリー (ディクソン) CIAの主任
ケヴィン・ワイズマン (マーシャル) CIAのメカニック
デビッド・アンダース (ジュリアン・サーク) 敵
グレッグ・グランバーグ (エリックワイス) CIAのエージェント
メリッサ・ジョージ (ローレン・リード) NSC

guest
Patricia Wettig (ジュディ・バーネット) カウンセラー
Fritz Michel ... Vault Manager

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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