エイリアス 2重スパイの女 / シーズン4
ALIAS (2001年)


第68話(2) 秘密支部APO (後編)

Authorized Personnel Only: Part 2

脚本/J.J. Abrams、Jeff Melvoin 監督/Ken Olin

--------------------------------------------------------
アルゼンチンに住むナディアの元を訪れるシドニー。
ナディアはバディークの調査をしていた際、彼の顔を見た代償
として同僚が殺された事を知る。今の私には限界で協力するの
は無理だと言われる。
手がかりが無くなったAPOだが、バディークの顔を知る唯一の
カズ・タマザキを攻略しようと考える。そこで彼が求めている
日本の名刀"シンタロウ"がロンドンの美術館に保管されている
のを知り、マーシャルをリクルートして美術館のセキュリティ
を破り名刀を取引材料として使おうと考える。
--------------------------------------------------------

マーシャルも引き入れたことでメンツが揃った感じだが、一人
蚊帳の外に置かれたエリック・ワイスが可愛そう。彼は今でも
シドニーはエージェントを辞めてまっとうな仕事である銀行員
として働いていると思っている。最後にナディアとワイスが
顔を合わせているが恋愛に発展する事など有るのだろうか。
因みにワイスは38歳独身だそうな。

さて今回のミッションはバディーク殺害。
彼はテロを計画し、過去にも世界各国でテロを起こしては被害
を及ぼしている。

ドラマの流れとしては、シドニーとヴォーンがロンドンで刀を
盗み出し、ブリュッセルに飛んだディクソンがその盗品を
欲しがっている人を捜す。勿論ターゲットはカズ・タマザキ。
彼から連絡を受けリオネジャネイロで彼と接触を果たすという
段取りだ。

ロンドンではセキュリティが厳しいと言っていたが大したこと
無かった。気になったのは刀が納められているケースを怪しげ
なスプレーと低周波らしきもので粉々にしたことくらい。
楽に奪うことが出来たのもマーシャルのお陰なのか。

リオデジャネイロでタマザキとの接触はイマイチよく分からない
エピソード。最初彼がタマザキであるとは分からず、タマザキ
に雇われたエージェントかと思いきや、彼自ら来ていたのね。
シドニーを拷問する意味が分からないのだが、結局彼は何を
したかったのか。
それはともかく、一連のエピソードはシーズン3からの跨ぎで
ある意味合いが強く、ジャックが自分の妻・イリーナを殺した
理由が描かれた。シドニーはイリーナ殺しの件でもジャック
を責め立てていたわけだが、実はイリーナはカズにシドニー
殺しを依頼していたというサプライズの展開が有った。

しかし母親を殺されて黙っていられないのがナディアだ。
ナディアはAPOに所属することになったが、母親殺しの件は
一切知らない。最後には殺した相手に復讐を誓っていたが、
どういう形でそれがナディアに伝わっていくのかがシーズン4
の楽しみだと言える。
しかし本当にイリーナって殺されただろうか?
最後モスクワまで遺体に会いに行っていたが、扉を開けると
遺体が無くなっているとかいうオチではないのか?

ジェニファー・ガーナー (シドニー・ブリストウ) 主人公
マイケル・ヴァータン (マイケル・ヴォーン) CIA辞め教師に
ヴィクター・ガーバー (ジャック・ブリストウ) シドの父
ロン・リフキン (スローン) CIAに敵対していたが和解
カール・ランブリー (ディクソン) CIAの主任
グレッグ・グランバーグ (エリックワイス) CIAのエージェント
Kevin Weisman (マーシャル・フランクリン) メカニック
Mia Maestro (ナディア・サントス) シドニーの義理妹

Rick Yune (カズ・タマザキ) バイヤー
Dennis Di Angelo (ジョージ)
Jay Harik (レベキュー)
Mark Ryan (クーニー)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system