エイリアス 2重スパイの女 / シーズン4
ALIAS (2001年)


第77話(11) 無人攻撃ヘリ
The Road Home

脚本/Josh Appelbaum、Andre Nemec 監督/Maryann Brandon

http://www.tv-tokyo.co.jp/alias4/

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パリのレストランでシドニーに声を掛ける男・コネリーが居た。
彼から兵器に関するメモリーチップを購入しようと接触した
ものであるが、その動きを察知されコネリーは刺客によって
殺害される。すぐに刺客を追いつめるものの彼も自殺してしま
う。
メモリーチップを解析するとオーストリアで開発されている
バイオメトリクス・ターゲット装置・生体認識照準システム
について書かれていた。小型ヘリにシステムを搭載しDNAを
入力するとそのターゲットを死ぬまで追い掛けるもの。
この一件にサーシャ・コルジェフが関わっているのを知り、
シドニーはザルツブルグに飛び、ジャックはサーシャの居所を
知るためにマダガスカルの情報屋の元へいく。
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今回のメインはオーストリアで開発される兵器のシステムを
奪うという者。その過程で刺激を求めてオーストリアに渡って
きたアメリカ人・男性サム・ハウザーがシドニーと共に行動を
起こし、刺激を得るというのが話の顛末だ。

少し取っ掛かりは違うけれど、アーノルド・シュワルツェネッ
ガー主演の映画「トゥルーライズ」の平凡な妻に与えたミッシ
ョンの様に日常生活に刺激を与えるという意味では面白い内容
なのかもしれない。
ただ今回は無事ミッションをこなしたが、失敗してサムを失う
事にでもなればシドニーたちが勝手に自分たちの責任で彼を
巻き込んだ事であり、後味の悪いシナリオになるのかなという
気がする。

今回は三つの流れがあった。
シドニーがオーストリアに行くのと同時に、ジャックは裏で
手引きしているボス、サーシャをアンゴラまでいき殺害して
くる。何やらこの人物、かつてCIAの仕事を手伝っていたようで
ジャックとは顔なじみという役割。もうすぐ子供が出来ると
言っていたがそんな父親を殺害してしまうのだから、少し惨い
話だったのかも知れない。

もう一つの流れはヴォーンが父親の消息を追ってサンディエゴ
に行くというもの。ワイスに父親の手紙の件を話しして、その
中で出てくるヒントを頼りにフランク・マードックなる人物が
日記に出てくるのを知って、彼に会いに行くというもの。
ヴォーンの父親・ビルとはフォークランド紛争で会ったのが
最後だという。背中から打たれたと言っていたが一体何が有った
のだろうね。

メインのシドニーの流れ。
何故か武器の装置はクラブの地下に有るとのことで、潜入する。
カードキーを盗む過程でシドニーはサム・ハウザーと対面。
武器は既に運送されようとしており、運送会社を特定し、そこに
奪い取りに行くという流れ。
シドニーが味方のエージェントと接触しようとしたときに何故
敵に情報を売ったというのが分かったのだろうね。
最後は兵器にシドニー自身が狙われたが、敵を盾にして見事回避。
敵の前に銃を片手に躍り出たサムの勇気ある行動に拍手だ。

ジェニファー・ガーナー (シドニー・ブリストウ) 主人公
マイケル・ヴァータン (マイケル・ヴォーン) CIA辞め教師に
ヴィクター・ガーバー (ジャック・ブリストウ) シドの父
ロン・リフキン (スローン) CIAに敵対していたが和解
カール・ランブリー (ディクソン) CIAの主任
グレッグ・グランバーグ (エリックワイス) CIAのエージェント
Kevin Weisman (マーシャル・フランクリン) メカニック
Mia Maestro (ナディア・サントス) シドニーの義理妹

Jason Segel (サム・ハウザー) 巻き込まれるウェイター
Corey Stoll (サーシャ・コルジェフ) 敵のボス
Cliff De Young (コネリー) 武器情報を売る
Cullen Douglas (ジミー) 情報屋
Alan Toy (フランク・マードック) ビルの戦友
Hans Tester (タウバー)
Victor Alfieri (ジェレマイア・ゴスタ) 敵
Adam Leadbeater (サムナー)
Blair Wingo (ラニ) サーシャの妻
Darryl Reeves (アヴィ)

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