エイリアス 2重スパイの女 / シーズン4
ALIAS (2001年)


第78話(12) ナディアの過去
The Orphan

脚本/Jeffrey Bell、Monica Breen 監督/Ken Olin

http://www.tv-tokyo.co.jp/alias4/

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ベラルーシの化学研究所で最新の工学技術が開発される。
それは増幅レンズで、レーザーパルスで一万倍に増幅出来る
というもの。それが有れば飛んでいる飛行機を墜落させること
が出来るという。そのレンズを狙っている組織がジャカルタに
有り、その組織がセザール・マルティネスを雇ったという。
ロベルト・フォックスという有名エージェントを殺害した事で
一躍有名になったセザールだが、その名を聞いた途端、ナディ
アは思い詰めた顔を見せる。
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今回はナディアの過去について描かれたもの。
何故孤児のようにして育てられた彼女が、現在のようなエージ
ェントの様な術を身に付けているのか。
そんな彼女の一端が垣間見られる話である。

今回は増幅レンズを盗み出すのと同時に、ナディアの過去の
シーンが回想シーンとして描かれる。
1992年のブエノスアイレス・サンマルコス児童施設で彼女が
施設を飛び出した所から始まり、街中でセザールと共謀して
あらゆる犯罪を繰り返していた過去。
そして捕まってしまったところを政府の人間だというロベルト
によって立派な工作員に育てられる様子が克明に描かれる。

ドラマとしてはロベルト殺害がセザールによってではなく
ナディアによって行われたものだと判明する展開。
二重スパイだと仲間の工作員・ディエゴから告げられた訳だが
どんな所からそれが判明したのかはよく分からない。簡単に
信じていい話なのかもよく分からない中で、ナディアがロベルト
を殺害するので多少の違和感は存在するが、ドラマとしては
そこそこ面白かった。

それよりもヴォーンが一人、APOの仕事をせずに自分の父親の
事を探している姿が気になる。今回は日記の存在をシドニー
に語っていた。マーシャルには告げなかったところがミソか?
これって上司のスローンは公認しての行動なのだろうか。
最近ヴォーンを任務に加わらせることが少なくなったからね。

さて気になるのは父親の消息を追ってリスボンの女性に会いに
言った時のこと。父親が血塗れのナディアを抱いていたという
のだ。ビルとナディアが意外な所で繋がっていたのもそうだが
ナディアの名を聞いて驚かないヴォーンも予め知っていた事実
なのか?
"ナイチンゲール"について話していたとは一体どういう事なの
だろうか。

ジェニファー・ガーナー (シドニー・ブリストウ) 主人公
マイケル・ヴァータン (マイケル・ヴォーン) CIA辞め教師に
ヴィクター・ガーバー (ジャック・ブリストウ) シドの父
ロン・リフキン (スローン) CIAに敵対していたが和解
カール・ランブリー (ディクソン) CIAの主任
グレッグ・グランバーグ (エリックワイス) CIAのエージェント
Kevin Weisman (マーシャル・フランクリン) メカニック
Mia Maestro (ナディア・サントス) シドニーの義理妹

Sonia Braga (ソフィア・バルガス) シスター
Kevin Alejandro (セザール・マルティネス) 工作員
Jose Zuniga (ロベルト・フォックス) 二重スパイ。エージェント
Adrian R'Mante (ディエゴ) 工作員
Gisselle Castellanos (若い頃のナディア)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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