アリー・myラブ Ally McBeal

第3話 恋愛方程式 The Kiss
脚本/David E.Kelley 監督/Dennie Gordon

恋と仕事、両立することは出来るのか。

一つのキスの有無が別れ話までに発展してしまう。
恋愛に於いてはアリーの恋愛のHOW TOを見せられる展開であり、
そんな方程式から外れた相手の行動には、不安と不満が混在して
深く考え込んでしまう。
ちょっと神経質って感じがしないでもないが、そんな方程式に
切磋琢磨している間が、恋愛としての醍醐味なのかも知れない。

弁護士としての仕事は、年齢/顔の皺を理由に、不当解雇された
ニュースキャスターの弁護を受け持つ。面白いのは、相対する
弁護士は、アリーにセクハラしたジャック・ビリングスであり、
そんな弁護の仕事を持ってきたのは、元彼ビリーの妻・
ジョージアである点。

裁判では公私混同せず、ジョージアと付き合っていけるのかと
いう複雑なものが存在しているし、なんといっても今回の依頼
人であるクッカーの訴えは、女性として、そして自分自身の
中にある不安感との対峙する展開という点では、実に良く
脚本が練られている。

裁判の行方が右に左になる点が実に面白い。
敵は国民やアメリカに責任を回避させるという大義名分を持ち
出す。しかしアリーは陪審員もそんな国民の一人として、上手い
形で自尊心を喚起させようとする。

年齢差別を人種差別などと絡み合わせて逆転していく展開は
良くできているし、異議を申し立てるときの感情的になる面
も、視聴者を取り込んで納得させるものが有ったと思う。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

レギュラー出演者
Calista Flockhart (アリー・マクビール) 主人公
Courtney Thorne-Smith (ジョージア・トーマス) ビリーの妻
Greg Germann (リチャード・フィッシュ) 弁護士事務所オーナー
Lisa Nicole Carson (レネ・ラドリック) アリーのルームメイト
Jane Krakowski (エレイン・ヴァッセル) アリーの秘書
Gil Bellows (ビリー・アラン・トーマス) アリーの元恋人
Vonda Shepard (ボンダ・シェパード) バーで語り弾き
Peter MacNicol (ジョン・ケイジ) 弁護士

guest
Tate Donovan (ロベルト・チーニ) 出版会社
Richard Riehle (ジャック・ビリングス) 相手弁護士
David Spielberg (コルコッド) TV局
Alaina Reed Hall (エリザベス・ウィット) 裁判官
Vonda Shepard () 語り弾き
Kate Jackson (バーバラ・クッカー) ニュース・キャスター

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