アリー・myラブ Ally McBeal

第5話 涙の数だけ One Hundred Tears Away
脚本/David E.Kelley 監督/Sandy Smolan

ショッピングセンターでポテトチップスを巡る攻防がある。
それに破れようとしたアリーは、相手に対して足をひっけると
事態は予想以上に大きくなる話し。

今回の騒動を含めてアリーの精神状態を問われる。
弁護士監視委員が彼女の感情的な応対に対して、聴聞会を開き
最悪の場合業務停止命令を発令しようとする。

アリーにしてみれば全てに於いて理由があるべき事なのに、
そのことを語ろうとすればますますドツボにはまり、
あまりにも馬鹿げた聴聞会にぶち切れ。周りにいる者達も
フォローすべきハズが、どんどんと墓穴を掘っていくところが
面白かった。

しかしなんというか、弁護士と判事。随分と関係は密接して
おり、知り合いであったり、4話での弔辞を聞いていたりと、
この世界は意外と狭いことを感じさせる。

アリーがベッピンさん故に困らせてやろうとするやっかみが関係
していたり、判事の中には、セクハラ事件で対決したジャック・
ビリングス弁護士の友人判事が居たりと一筋縄ではいかないわけ
だが、アリーの奇行を告発したのが、フィッシュの恋人である
ウィッパー判事であるところは、イマイチ不自然に思った。
後々フォローに訪れる所なども展開としては不自然。

彼女を最終弁論で擁護したビリーの言葉はとても愛に溢れて
おり、彼女のことをよく知る彼らしい発言で良かった。

しかし避妊ゼリーを万引きしたと勘違いされた件について。
万引きした事を問われるのではなく、何故そんなものを持って
いたのかを問われる辺りが、ドラマ的には興味深かった。
宝くじと一緒だと言っていたけど、今後出会うであろう人の
為に持っている事で精神が落ち着かせようとする彼女の心の
寂しさを感じさせるアイテムで、なんとも言いようがないものが
漂っていた。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

レギュラー出演者
Calista Flockhart (アリー・マクビール) 主人公
Courtney Thorne-Smith (ジョージア・トーマス) ビリーの妻
Greg Germann (リチャード・フィッシュ) 弁護士事務所オーナー
Lisa Nicole Carson (レネ・ラドリック) アリーのルームメイト
Jane Krakowski (エレイン・ヴァッセル) アリーの秘書
Gil Bellows (ビリー・アラン・トーマス) アリーの元恋人
Vonda Shepard (ボンダ・シェパード) バーで語り弾き
Peter MacNicol (ジョン・ケイジ) 弁護士

guest
Phil Leeds (デニス・ボイル) 判事。白い歯、娼婦好き
Keene Curtis (ジョンソン・ホーク) 判事。弁護士監視委員
Carol Locatell (ヘンリエッタ・フルハム) 判事。弁護士監視委員
Audrie Neenan (クラークソン) ポテトチップスの女性
Zeljko Ivanek (マーシャル・ピンク) 判事。ビリングスの友達
Dyan Cannon (ジェニファー・コーン) 'ウイッパー'判事

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