航空機墜落事故によって失った遺族の一人が航空会社を相手に
賠償請求する話し。

裁判を担当したのは、今回もチビクッキー。
原因が分からず何一つ証拠が出ず墜落してしまった飛行機事故。
遺族側の弁護を担当するのが今回の役目であり、法律事務所の
事をマスコミなんかも取り上げていたので、世間的にはかなり
アピール性の高い案件だった。

裁判では、遺族側の金銭の要求は、航空機メーカーに
安全確保への強迫観念を喚起し、事故が減るために必要な措置
だと主張する。

結構納得したのが、今回の事故はなるべくして落ちたのではなく
何か原因が有ったと思いたいとする人間の心理の誘導にあった。
原因が分からず墜落したのならば、人々は不安に陥るはずであり、
原因がはっきりしていれば、安心して飛行機に乗れるというもの。
そういう意味でも過失を認めよとするのは何となく分かる。

ドラマで面白いのは今回裁判での相手側の主張は、現在のアリー
の恋愛の中で相手に押しつけんばかりの態度で接している現実
と全く類似するものがある点。

一夜ばかりの情事には共通する思惑が有ったにも関わらず
被害者面しているアリーに対する戒めにも感じる所は見事な
作りか。

女性陣がグレンを都合の良い男として酷い仕打ちをしていたが、
今回は流石に笑えない事態だった。それもこれも男性側の視点で
見ているためのものか?
男性側が逆上して殴りかかってくるかも知れないし、裁判で
訴えてくるかも知れないのによくやるなぁ。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

レギュラー出演者
Calista Flockhart (アリー・マクビール) 主人公
Courtney Thorne-Smith (ジョージア・トーマス) ビリーの妻
Greg Germann (リチャード・フィッシュ) 弁護士事務所オーナー
Lisa Nicole Carson (レネ・ラドリック) アリーのルームメイト
Jane Krakowski (エレイン・ヴァッセル) アリーの秘書
Gil Bellows (ビリー・アラン・トーマス) アリーの元恋人
Vonda Shepard (ボンダ・シェパード) バーで語り弾き
Peter MacNicol (ジョン・ケイジ) 弁護士 "チビクッキー"

guest
Vince Brocato
Michael Easton (グレン) アリーの恋人
Daniel C. Mahar (マイケル・ラム)
Susan Merson (ストーラー) 判事
Elizabeth Ruscio (シンシア・ピアース) 依頼人
Harry J. Lennix (バラード) 相手の弁護人
Ben Siegler (ホーバレス) 安全調査委員。証人喚問
Adrian Sparks (カッツ)