アリー・myラブ Ally McBeal

第15話 生涯に一度の愛 Once in a Lifetime
脚本/David E.Kelley、Jeff Pinkner 監督/Elodie Keene

http://happy.woman.excite.co.jp/ally/
http://www.foxjapan.com/tv/bangumi/ally/

60歳の年の差カップルが息子であり後見人の反対を押して結婚
しようとする。しかし父親の再婚に反対する息子は、これは
金銭目当ての結婚だとして裁判を起こす。

今回の弁護は、年の差カップル側の弁護。
依頼を担当するのは、アリーとビリーだ。

この結婚は確かに二人を結びつけておくには不可思議な事が多く、
財産権の放棄を申し出ていたり、結婚すると決まった後にも、
亡き妻の面影を追っている事実が発覚する。

芸術家としての名声を守ろうとする息子の気持ちも分からない
でも無いが、先行き短い父親から生涯の"趣味"でもある
絵を奪おうとする事は、彼から愛する妻の存在を奪いかねない
事でもあり、なんとも可哀想な要求である。

芸術の価値観は分からないのだが、老いると同時に画風なんかの
魅力も失せてしまうものなのだろうか。個人的には芸術的に価値
の無い下手な作品で有っても、一度名声を得た芸術家の作品で
有る限りは、下手さも含めて彼の作品であると思う。

ドラマとしてのメインは、この年の差カップルの展開の中で
クローズアップされた生涯貫き通される一つの愛の形が、
今のアリーとビリーの関係に当てはまる事だ。

アリーがチビクッキーとのデートするのを知って嫉妬するビリー
の姿。それを見守るビリーの妻・ジョージアの構図は、この
ドラマではよく見かける場面だけど、純愛とは逆にジョージアの
様に傷つく人が居るのだから、愛というのは、美しいだけでは
ない難儀な存在であると言えるのかも知れない。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

レギュラー出演者
Calista Flockhart (アリー・マクビール) 主人公
Courtney Thorne-Smith (ジョージア・トーマス) ビリーの妻
Greg Germann (リチャード・フィッシュ) 弁護士事務所オーナー
Lisa Nicole Carson (レネ・ラドリック) アリーのルームメイト
Jane Krakowski (エレイン・ヴァッセル) アリーの秘書
Gil Bellows (ビリー・アラン・トーマス) アリーの元恋人
Vonda Shepard (ボンダ・シェパード) バーで語り弾き
Peter MacNicol (ジョン・ケイジ) 弁護士 "チビクッキー"

guest
Steven Flynn (サム・リトル) 息子
Richard Kiley (シーモア・リトル) 芸術家。再婚しようとする
Brigid Brannagh (ポーラ) シーモアと結婚しようとする
Phil Leeds (デニス・ボイル) "ハッピー"判事。
Bruce Nozick

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