アリー・myラブ Ally McBeal

第16話 禁断の果実 Forbidden Fruits
脚本/David E.Kelley 監督/Jeremy Kagan

http://happy.woman.excite.co.jp/ally/
http://www.foxjapan.com/tv/bangumi/ally/

浮気した末結婚した議員が、元夫に訴えられる。
今回アリーらはそんな議員を弁護することになる。

相変わらず良くできているのは、これらの訴状を討論している
ウチに、自然とその争いはアリーとビリーの現状に類似する
面を抽出させて、間接的に気持ちを伝える点だ。
アリーの裁判での主張は、即ビリーに対する気持ちへの表れ
として跳ね返り、それを聞くジョージアが夫に疑心の目を向けて
またまた癇癪を起こすという流れ。

今回はまさにビリーとジョージアの夫婦関係は修羅場を迎えた。

ジョージアはアリーとビリーに一晩を共にして、秘めたる思い
やモヤモヤした気持ちを皮肉混じりに発散して欲しいと暴言を
吐く。この当てつけがましい主張には流石のビリーも最大限の
屈辱で有るとして激怒し、破綻もやむを得ないかと思ったが、
その辺はドラマ。良くできています。

結婚とは神聖なもの。
そんな法が認める婚姻関係と愛とはなんたるものなのかという
人間の感情の原点立った主張をぶつけ、自然の摂理を上手く
利用した主張は陪審員の心を動かした。

今回興味深かったのは、リチャードが冒頭の略式判決を望む
場面で法廷に立った事か。このドラマにして始めて現場で彼が
活躍する姿を見たが、熱弁とは逆にあっさりと却下される辺り
かなり面白かった。

またドラマでは浮気した元妻を訴えるのではなく、家庭がある
のを知って妻を誘惑したとしてその恋人を訴えた点という事が
興味深い点か。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

レギュラー出演者
Calista Flockhart (アリー・マクビール) 主人公
Courtney Thorne-Smith (ジョージア・トーマス) ビリーの妻
Greg Germann (リチャード・フィッシュ) 弁護士事務所オーナー
Lisa Nicole Carson (レネ・ラドリック) アリーのルームメイト
Jane Krakowski (エレイン・ヴァッセル) アリーの秘書
Gil Bellows (ビリー・アラン・トーマス) アリーの元恋人
Vonda Shepard (ボンダ・シェパード) バーで語り弾き
Peter MacNicol (ジョン・ケイジ) 弁護士 "チビクッキー"

guest
Dina Meyer (アナ・フリント) 原告側弁護士
J. Patrick McCormack (フット) 議員
Elaine Giftos (ナンシー・フット) 妻
Marty Rackham (ジョー・ベップ) 原告
Gary Bullock (ケネス・スティール) 判事
Andrew Bloch (コールソン) 証言人
Arell Blanton (ウィリアムス) 弁護士

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