アリー・myラブ Ally McBeal

第18話 大人のルール The Playing Field
脚本/David E.Kelley 監督/Jonathan Pontell

http://happy.woman.excite.co.jp/ally/
http://www.foxjapan.com/tv/bangumi/ally/

今回の担当する裁判は、セクハラに関するもの。
原告のエヴァの上司は出世させる女性とは必ず寝ており、
彼女は寝る機会が無いために出世できないものとして訴えたもの。

今回は妙に壊れた話だった。
裁判にしても無理難題を押しつけた形だし、アリーと敵対する
弁護士役には9歳の子供を登場させたりして、演出的には無理が
ある。
しかしそんな違和感も話が進んでいく毎に取り払われ、意外と
ハマっている自分が居たりした。

最近のリチャート弁護士事務所は、アメリカの裁判制度の欠点
を象徴するような、金の匂いがするや否や、手当たり次第に訴え
る姿勢を見せている。
今回の展開も先ずは裁判として成立するのかどうかを審議する
内容だった。

リチャードの軽快な饒舌ぶりに理解するのが難しい内容であるが、
女性を社会的弱者として捉えて、法律はそんな者達を守るために
有るという大儀を振りかざす。
女性軽視の姿勢の彼に対して、ジョージアとアリーが共闘して
追いつめる辺りが実に面白かったのだが、そんなリチャードの
論にも一理あると思わせる作りが見事だ。

アリーのエピソードは今回幻覚である"ダンシングベイビー"や
"水中遊泳"と正面から向き合い解決するのを目的とした話しだった。
今回彼女が見た幻覚は幻覚に非ず、現実として描かれて居る所
が面白い。
"ウガチャカ"の音楽が鳴ると近くにいた子供を蹴り飛ばして
しまう辺り、アリーの統合失調的病がいよいよ本格化した感じ?
先週誘われた医師・グレッグとの関係が一歩進み、今回は
アリー側から積極的になって主導権を握ろうとする話しだった。
今後ともこの二人の動きは注目か。

そういえばジョージアが思い切って髪の毛をショートにした。
ロングの時よりも全然似合っていたりするものだから良いですね。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

レギュラー出演者
Calista Flockhart (アリー・マクビール) 主人公
Courtney Thorne-Smith (ジョージア・トーマス) ビリーの妻
Greg Germann (リチャード・フィッシュ) 弁護士事務所オーナー
Lisa Nicole Carson (レネ・ラドリック) アリーのルームメイト
Jane Krakowski (エレイン・ヴァッセル) アリーの秘書
Gil Bellows (ビリー・アラン・トーマス) アリーの元恋人
Vonda Shepard (ボンダ・シェパード) バーで語り弾き
Peter MacNicol (ジョン・ケイジ) 弁護士 "チビクッキー"

guest
Wren T. Brown (ストーン)
Christine Dunford (エヴァ・カーレー) セクハラで訴え
Josh Evans (オーレン・クーリー) 9歳の天才弁護士
Shea Farrell (タイラー) エヴァの上司。被告
Miriam Flynn (カレン・クーリー) オーレンの母親
Jesse L. Martin (グレッグ・バッターズ) 医者。アリーといい仲
Jerry Sroka (ジョエル・タイラー)
Tracey Ullman (トレイシー・クラーク) アリーの精神科医
Michael Winters (ハーバート・スピット) 判事

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