BONES -骨は語る-

第8話 冷蔵庫に捨てられた少女 THE GIRL IN THE FRIDGE

脚本／Dana Coen 監督／Sanford Bookstaver

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いつものように昨晩の男性の事を語るアンジェラ。
人類学ジャーナルに論文が載ったとするザックなど、ブレナン
に話しかける中で、ラウンジに届け物を持ってきた人が居る
とジャックが荷物を運んでくる。その荷物を見てブレナンは
マイケルだと思い、すぐに仕事を中断して彼の元に歩み寄る。
あのブレナンが仕事を中断するほどの人とはどんな人物か。
アンジェラ、ザック、ジャックは盗み見するように二人の再会
を見守りにいく。彼はマイケル・スタイヤーズ。ブレナンの
指導教官であり、学部長の話が来ているので近くを訪れたとい
う。そんな再会を邪魔するかのように、ブースは冷蔵庫の中に
入る白骨遺体を運んでくる。
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今回は歯の治療痕からすぐに遺体の身元が判明。
19歳のマギー・シリング。骨から踊りが好きな子だと当ててし
まうところは流石ボーン。
かつて100万ドルの身代金を要求された誘拐事件の被害者。
二週間後に犯人から連絡が途絶えたという事件だ。

骨を調べると幾つかのことが判明。
筋肉が衰え骨が脆くなると言う副甲状腺機能亢進症患者である
事。鎮痛剤として使用される医療用のヘロインが体内から検出。
更に手首が疲労骨折の跡が有り、炎症している事から、縛られ
て必死に抵抗した跡だと推測する。

マギーの掛かり付けの医者を尋ねると、仲良くしていた事務長
のコステロが鎮痛剤を横流ししていたのではないかとの事で
自宅を訪れると、冷蔵庫を動かした跡。その後の調査でマギー
が行方不明後に冷蔵庫を購入していることから、犯人はほぼ
確定だと思われた。

ドラマはここからが本番。
なんと裁判でかつての恩師と対決することになる。
マイケルは鑑定証人として雇われた人。全ての情報が筒抜け
になっており、ずるい男な訳だが意外とボーンは怒らなかった
な。寧ろ最後にボーンの事を陪審員にアピールする為に
ボーンの過去と今の地位にいる理由を語らせたブースに対して
大激怒!

法廷では陪審コンサルタントから青い服着て、陪審員を見て
分かりやすい言葉で話せと言われるモノの、ボーン節炸裂!
専門用語の羅列に、エイリアンに例えられ、マイケルから酷い
ことを言われた。
ボーンの事が賢く見えるだけで有罪にすることは出来ないと
いう。
裁判は心象が全てだとする陪審員制度の欠点が露わになるが
結果的にボーンも心象を良くして最後には被害者と向き合って
欲しいことを訴え見事勝ち取る。

でも手錠をかけたのは自発的なのかどうか、骨を見ただけで
証明するって凄いなと思う。日本のドラマじゃ状況証拠だけで
完全に有罪事件で成立してしまうところを更に一歩踏み込んで
いるのがアメリカのドラマだよな。

最後まで拳同士を付き合わせることをしなかったボーン。
今回はボーンの最も苦手な"普通の人々"と付き合う話だった
所が面白かったね。彼女にとって陪審員制度なんて信じられない
制度なんだろうなと。

テンペランス・ブレナン…エミリー・デシャネル(湯屋敦子)
シーリー・ブース…デイビッド・ボレアナズ(木下浩之)
アンジェラ・モンテネグロ…ミカエラ・コンリン(北西純子)
ザック・アディ…エリック・ミレガン(青木 誠)
ジャック・ホッジンズ…T・J・サイン(鈴木正和)
ダニエル・グッドマン…ジョナサン・アダムズ(中村浩太郎)

Dominic Fumusa (ピーターSt.ジェームズ) ブレナンの夫
Dave Roberson (ベネット・ギブソン) FBI現場指揮
Jose Zuniga (ミッキー・サンタナ) FBIボス

Josh Hopkins (マイケル・スタイヤーズ) 指導教官
Matt Ross (ネイル・メレディス) コステロ側弁護士
Alicia Coppola (ジョイ・ディーバー) 陪審コンサルタント
Leonard Roberts (アンドリュー・レビット) 検事
Rachel Miner (マリー・コステロ) 犯人
Ross McCall (スコット・コステロ) 犯人
Kate McNeil (オードリー・シリング) 遺族・妻
Lou Richards (バーラガン) 医師
Keith Sellon-Wright (ブライアン・シリング) 遺族・夫
Amanda Saccany (マギー・シリング) 被害者
Patti Yasutake (ラング) 判事

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)