BONES -骨は語る-


第10話 自分を消し去った女
The Woman at the Airport

脚本/Teresa Lin 監督/Greg Yaitanes

--------------------------------------------------------
1500年前の鉄器時代の白骨が4体見つかる。その内の一体は
状態も良く、本物かどうかの鑑定をボーンズが調べることに
なる。そんな中、ブースがやってきてL.Aで発見されたという
バラバラ遺体の事件の話を持ってくる。空港から見つかった
というもので、現場捜査官はトリシア・フィンが対応に当たる
という。ダニエルはボーンズは現在色んな案件を扱っている
ので無理だと告げるが、この件を解決すれば脚光を浴びると
して説き伏せ、ボーンズと一緒にL.Aに行くことになる。

--------------------------------------------------------

今回はコヨーテによってバラバラにされた女性の遺体。
身元の確認を難しくさせたのは、何度も行われた整形手術の
せい。アンジェラも復元作業に頭を抱えるほど難しいもの
だった。

今回のブレナンは随分整形手術に対して否定的だった。
整形など野蛮で進化の歴史を逆らっているものだという。
更に整形医は逮捕すべきだと言うほどに嫌っていたね。

流石にハリウッドだけあって整形の盛んな土地柄だこと。
韓国に負けないほどハリウッドでも整形が一般化しているん
だよね。
更にブースはオープンカーを借りていた所は如何にもハリウッ
ド的と言った感じでしょうか。

身元の割り出しには豊胸の為に入れていたバックの製造番号
から。被害届が出ていた訳だけど、実は整形外科医アントンの
嘘。患者と関係を持っているのを知られるのを防ぐためのもの
らしい。
身元が判明するが、ここハリウッドでは身元は有ってないよう
なもの。名前や出身を偽ることは珍しくなく、更には顔まで
変えている。
しかしそれも13歳頃骨折をした跡が有るとの事で、最後に
ブースが新聞記事を持ってきて、遺体の身元を割り出した。
これが本当に本人かどうかはよく分からなかったが、そういう
事にしておこう。

ハリウッドだけ有って、ジョウビズ絡みだったり売春絡み
だったり。
ブレナンの本が映画化になるとの話まで飛び出したり、FBIの
捜査官が脚本家になりたい夢を抱えていたり。
女優になる夢を求めてハリウッドに来て売春婦になっていたり
する現実に少し寂しげな雰囲気もあった。

犯人は結局整形外科医かと思えば、整形外科医が別の女性を
被験者として雇ったことに対する嫉妬心から殺害したという
複雑なもの。

研究所ではダニエルとジャックで激しい言い争い。
鑑定のアプローチに違いがあり、鉄器時代の遺骨を巡って
ダニエルは余計な物語を作りすぎて事実を軽視するという
のがジャックの言い分。
結局ダニエルは調査を凍結してしまうわけだが、ダニエルは
調べる方法が有るも骨を傷つけてまで調査することは、
先人の思いを汚すことになるとの判断。一応これにはジャック
も納得したのかな。

テンペランス・ブレナン…エミリー・デシャネル(湯屋敦子)
シーリー・ブース…デイビッド・ボレアナズ(木下浩之)
アンジェラ・モンテネグロ…ミカエラ・コンリン(北西純子)
ザック・アディ…エリック・ミレガン(青木 誠)
ジャック・ホッジンズ…T・J・サイン(鈴木正和)
ダニエル・グッドマン…ジョナサン・アダムズ(中村浩太郎)

トリシア・フィン (Claire Coffee) FBI
ヘンリー・アトラス (Harry Groener) 整形外科医
アントン・コストフ (Michael B. Silver) 整形外科医
レスリー・スノウ (Marika Dominczyk) 娼婦。犯人
イワーナ・バルドゥー (Natalia Nogulich)
ジャン・カール (Jann Carl)
ニック・ハドソン (Adam Grimes) 俳優
マルティナ・サイクス (McNally Sagal)
ペニー・マーシャル (Penny Marshall) プロデューサー

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system