BONES -骨は語る-


第18話 黒ひげの呪い
THE MAN WITH THE BONE

脚本/Craig Silverstein 監督/Jesus Salvador Trevino

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ブースからFBIの遺体安置所に同行を求められるブレナン博士。
そこには検死歴18年のハリーがおり、遺体が横たわっていた。
普通の遺体は専門外だというブレナンに対し、問題なのは彼が
手にしていた指骨だという。骨はハリーの扱いの悪さによって
表面に付着していた細菌の採取には失敗するが、梅毒にかかっ
ていた跡などを見て300年前の骨だと断定する。
遺体が見つかったのは現在宝島で有名な観光地のアサティーグ
島。現在でも発掘作業が行われており、この骨はもしかすると
宝物を埋めた奴の骨ではないかとして、ジャックは目を輝かせ
るのだった。

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今回は男のロマンを感じさせるエピソードなのか。
特にジャックは興奮気味。最後にアンジェラに意地悪されて
海賊ジャックの似顔絵には大笑いさせられた。
でも沈んでいた宝や骨を掘り出してしまう事への微妙な感情が
入り交じっていたね。

骨が見つかった場所へ行くと、スポンサーであるローズ氏が
200万ドルを注ぎ込んでも何も出ないので撤退命令を出すところ。
町長のネイやら現場作業をしているハードウィックやら、
町長の妻・ケイティやら色々と容疑者らしい人物が登場する。

ジャックは自らメイシーの肺にあった泥の成分と同じ場所を
見つけたいとしてダイバーとして深海60mへ潜ることになる。
自らの仕事よりも宝への好奇心が強かった気もするね。
現場では腕利きのダイバー、デーンと協力するも最初は大丈夫
なのかとジャックのダイバーの腕を疑心に思う。
しかし手際の良さで地底に潜り込む様、そこで全身の白骨遺体
を見つけたことで一気に信用を得る。

ローズも300年前の骨が出てきたことでいきり立つ。
当然発掘作業の継続。それどころか骨の所有権を求めてくる。
そんな中で起こる博物館での骨の盗難事件。

幸いザックが調査中の骨は残されていた。
皮肉なことに骨はずっと海の底にあったものではない事が判明
する。更に指骨には人為的に穴を開けたような跡。
全ては研究所に展示してあった300年前の骨だった。

盗まれた時間帯の警備員の記録を見てすぐに犯人は判明する。
誰が依頼したのかを聞くと、メイシーとハードウィックである
という。
すぐにハードウィックを逮捕しに行くが彼もまたメイシーが
殺害された方法で殺害されていた。骨の潰れ方を見て、特殊
部隊が音を立てずに殺害する方法だと分かる所が凄いね。

最初はローズの経歴を見て彼を疑うが、単なる経歴詐称男だっ
た。結果として犯人はダイバーのデイン。
証拠を捏造したことに腹を立てたらしい。それくらいで人を
殺すなといった感じだけど、最後にジャックが宝物を見つけた
事でダイビング中のジャックが殺害されなくて良かった。
一応最低限の人間性は持ち合わせているのね。

テンペランス・ブレナン…エミリー・デシャネル(湯屋敦子)
シーリー・ブース…デイビッド・ボレアナズ(木下浩之)
アンジェラ・モンテネグロ…ミカエラ・コンリン(北西純子)
ザック・アディ…エリック・ミレガン(青木 誠)
ジャック・ホッジンズ…T・J・サイン(鈴木正和)
ダニエル・グッドマン…ジョナサン・アダムズ(中村浩太郎)

Robert Foxworth (ブランソン・ローズ) スポンサー
Rodney Rowland (デイン・マクギニス) ダイバー。犯人
David Wells (ハーリー・フランケル)
Cullen Douglas (ハリー・テッパー) 検死医
Fredric Lehne (ジャイルズ・ハードウック) 発掘会社
Chris Payne Gilbert (エリック・ヒューイス)
Michael Chieffo (フランク・ネイ) 町長
John M. Jackson (サム・カレン) FBI
Lindsey Stoddart (ケイティ・ネイ) 町長の妻
Harris Shore (アンソニー・ケンダル)

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