BONES -骨は語る-


第22話 マルコとポーロの再会
THE WOMAN IN LIMBO

脚本/Hart Hanson
監督/Jesus Salvador Trevino

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ブレナンは裁判の証言出廷のためにブースから急かされるも
資料が見つからずもたもたしていた。ダニエルから少し時間
を欲しいと言われ、ザックからは新しく運ばれてきた骨の所見
を頼まれる。
そんな時、ブレナンはザックの調べている骨を元にアンジェラ
が復元している映像を見て態度を急変させる。遺留品を見ると
なんとそれは失踪したブレナンの母・クリスティンの遺骨で
有ると分かる。突然消えたので覚悟はしていたというブレナン。
遺留品のイルカのバックルを見て高校時代の記憶を思い浮かべ
る。
遺体は1998年墓地の脇の敷地に無造作に埋められていた物だと
いう。今日の所は休んだ方が良いというブースに帰宅を促され
る。

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いよいよシーズン1の最終話。
これまでの展開の中でも度々話しの中に出てきたブレナンの
両親、家族が関わってくる話なのでとても興味深く見守ること
が出来た。一話で完結するとは思わなかったので、どれ程まで
謎に迫るのかなと思っていたけど、一応遺骨は母親のものとい
う事で間違いないのかな。
問題は誰が母親を殴り殺したのかという事。

驚いたことにブレナンには兄・ラスが居たんだね。
現在仮釈放中との事なのでどんなに悪ぶれた人なのかと思って
いたけど、かなりしっかりとした性格の人だった。両親が失踪
して仕方なく犯罪を犯したというパターンなのかな。

さて遺体を調べていくと、失踪したのは1991年。
しかし遺体の近くの土に埋まっていた映画"逃亡者"のチケット
を見るからに、1993年までは生きていた可能性が高いという。
失踪後2年間も生きていた事を考えると、少し研究所のメンバー
もナーバスになり、ブレナンに気を使っていた。
しかも調査していくとクリスティンの経歴は1978年以前には
存在していないという事で、1976年生まれのブレナンの事を
勘案すると別人に成り済まして生きていた事を知る。

一方遺骨の頭蓋骨を調べていくと、内部が変色している事から
死因は硬膜下血腫であるという。外には殴られた様子が無いとの
事だけどどういう状況なんだろうね。

ラスに協力を求めると、両親は父親はマックス、母親はルース
という名前であり、兄の本名はカイルでブレナンはジョイで
有るという。両親は銀行強盗をしていた事が判明。
嘘を付かれていたことでブレナンは更に兄のことを不審がるが、
兄にも言い分があり、隠し通さなければ命を狙われる危険性が
有ると散々父親から洗脳されていた様だ。

当時の担当者からマックスとルースがどんな人物だったのか、
そして銀行強盗事件の話を聞く。二人はとても頭脳派集団で
強盗団と行動を共にしているのは不自然だという。

失踪した当時の車が保管庫に残っており調べていくと血痕が
見つかり、証人保護プログラムを受けているマクビガーの元
にたどり着く。養豚場を営む彼は、仲間を売って助かった人物。
彼の話ではルースと共に逃げようとしていたが、それをマックス
に見つかり殴られたのだという。額に残されていた傷は何を
意味するのか。しかし彼の仕事場で見つかったブタを殺すための
銃に目を付け、これを使って母親を殺害したのではないかと
結論づけた。事件の真相を語るのと引き替えに銃の件を話さない
で欲しいと取引を持ちかけられるも、ブレナンは自分で真相究明
を求めていくのかな。

しかし今更司法取引しているマクビガーを裁く事なんて出来るの
かな。

最後に兄との和解もありほのぼのとした雰囲気の中、父親からの
留守電を耳にする。まだ父親は生きて居るんだね。

テンペランス・ブレナン…エミリー・デシャネル(湯屋敦子)
シーリー・ブース…デイビッド・ボレアナズ(木下浩之)
アンジェラ・モンテネグロ…ミカエラ・コンリン(北西純子)
ザック・アディ…エリック・ミレガン(青木 誠)
ジャック・ホッジンズ…T・J・サイン(鈴木正和)
ダニエル・グッドマン…ジョナサン・アダムズ(中村浩太郎)

ラス・ブレナン (Loren Dean) ボーンズの兄。"カイル"
ビンス・マクビガー (Pat Skipper) 銀行強盗。司法取引
デビッド・シモンズ (Coby Ryan McLaughlin) 冒頭に出演
カリー・ワーナー (Dee Wallace) 過去の銀行強盗事件を追うFBI

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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