BONES - 骨は語る -
シーズン3





Oct. 9, 2007
第3話 サラブレッドの最期 DEATH IN THE SADDLE

脚本/Josh Berman
監督/Craig Ross Jr.
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ボーイスカウトたちは公園で指導員たちの元、活動していた。
それに参加していた少年のジョーイアーロン。ジョーイは
トイレに行くとして脇道に逸れると、そこに遺体が有るのを
発見し絶叫する。

すぐにブースを始めとしてブレナンたちも呼び出される。
カミールによると
額にキズが有るとし、遺体は手を前で縛られて
いる
事から処刑スタイルとは違う殺害だという。
鼻に何か軟化剤
の一種
が塗られていた。
ブレナンは現場で遺体を見ると、これはまだ肉付きの遺体なの
で私たちの案件ではないとし、何故私を呼んだのか?と問う。
カミールが呼んだと聞いて、ブレナンはブースと私を無理矢理
現場で引き合わせようとしているのではないかと疑うが、
別の理由が有るのだと告げ、遺体の足が切り落とされているの
だという。ブースは現場の落ち葉に見られる点状出血の跡を
辿っていくと、その先には切り刻まれた両足が発見される。

死後4日前後の遺体で、額のキズが致命傷だという。
手首には目立った斑状出血が見られない事から、死後に縛られた
であろう事を示唆していた。

一方アンジェラはジャックの提案で
催眠術を受ける事になった
という。アンジェラが
フィジーのバトゥロロ島のナカバラ村
旅行した際に結婚した通称ビリンバウの名前を思い出す為に
催眠術を使ってアンジェラの脳の中に有る潜在化の記憶を呼び起
こして名前を思い出させるのだという。ブレナンはビリンバウ
と聞いてブラジルでは小さなフルートという意味だという。

遺体の指紋を調べると、
メリーランド州に在住のエド・ミルナー
だと判明。鼻に付着していた物質は日焼け止めのクリームだが
馬用のものだという。胃の内容物を見ると、コーンと生のエンバク
と乾燥糖蜜だとし、まるで馬の餌だという。複数の奇蹄目から
推断できるとブレナン。彼は口に馬に身につけるはみをつけて
いたのだろうと告げる。これまでの話を聞いていたその場に居たブレナン
意外の人は
"馬がしゃべる そんなバカな〜"と歌いだし、TVドラマ
に出ているミスターエドみたいだと指摘する。

すぐにエド・ミルナーの妻・アリスから話を聞く。
すると主人はマーケティングの社内研修で
フロリダに行ってい
ると思っていたという。遺体を見てエドで間違いないという。
彼は
バージニア郊外で見つかったが何か心当たりは無いか?と
尋ねる。しかしエドは人間的にもとても優しく、借家にして
いるアパートの住民が家賃を滞納しても追い出さないような
優しさの有る人だったという。馬関係の趣味は無かったか?と
尋ねるが、彼は本物の馬さえ見た事が無かったのではないかと
告げる。

ブレナンは馬のことをインターネットで調べる。
優勝した馬が亡くなった際には馬の蹄と体は別の所に葬られる
事を知る。蹄は力の象徴で専用の墓が有るのだという。被害者
のものもそれと同じような格好で葬られており、馬に精通して
いるものの仕業である可能性が高かった。

ブースはカードの使用履歴から宿泊先を見つめる。

一方アンジェラはカミールの元に行くと、何か仕事はないか?
と告げる。アンジェラはこれから催眠療法を受ける事になって
おり、不安である事を告げる。アンジェラはかつてブラジルの
祭りでマジシャンのアシスタントの仕事をしたことがあるが、
その際催眠術に関してはインチキだったという。しかしカミール
催眠療法は正規の治療法として認められているもので、脳波記録
から脳が活性することが分かっていて、その結果潜在意識が
現れるのだという。催眠は脳波を変化させることによって
結果として表れるのだという。カミール自身催眠術にかかった
事が有り、ステージの上でコーヒーと聞く度にニワトリの鳴き声
"コケッ"と言うようにされたという。アンジェラは催眠療法が
イカれていると言うが、旅先で結婚する方が十分イカレタ行動
だと語る。そしてもっとイカレタことをやってみてと告げる。

ブースとブレナンは、エドがクレジットカードを使用した
アンバサドーラホテルに行き支配人のラッキーから話を聞く。
ラッキーは何かを隠している様だがなかなか話そうとはせず、
ブースは繰り返しバッヂを見せSWATを突入させるか?と脅すと、
ラッキーは語り始める。実は
この宿は、お馬ごっこを楽しむ
宿であり、馬役と騎手役が集まり、馬プレーを楽しむのだと
いう。エドは馬役であり、今でもその会合は行われていると
いう。この宿の3km先でエドの遺体が発見された事を告げ、
会合の参加者から話を聞く事になる。その光景を見ると乗馬
をモチーフとしているが、実際には支配と服従が目的の主従関係
で構成されており、SMプレーだと告げる。エドの主人役は、
アニーである事を知る。彼女によるとエドとはインターネット
で知り合い2年来の知り合いであることを告げる。

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森で発見された遺体を見ると、特殊性を帯びていた事から
ブレナンに捜査を依頼する。
被害者は亡くなる日の前日、出張と偽り馬好きたちの集まる
会合に参加している事が分かる。その会合とは、馬フェチ
というよりも特異な性癖から来る人たちの集まりである事が
分かる。

こういう性癖を持つ人物の集まりって、ブースよりもブレナン
の方が理解出来ないとする主張を唱えそうだけど、ブレナンは
冷静に普通の性行為の場でも、男女共に演じてる事を告げ
大なり小なりこの手の性癖に精通しているくらいの勢いで
ブースに訴えかけていた。

ブースって見た目から筋肉馬鹿っぽさばかりが頭に浮かぶけれど
意外と論理的で、今回の展開を見ても、説明っぽいブレナン
を論破する程の言葉巧みな一面があるんだよなぁと思わせた。

ブレナンの中にある刑事のイメージがどれも馬鹿っぽくて、
無骨なブースに対して"太いデカ"と称したり、容疑者が
逃走しようとすると、"止まらないとタマを蹴るわよ"と語った
り、微笑ましい一面が有った。デカ用語を特訓しないとなと
告げていたけど、ブレナンの場合、それ以前の問題な感じがす
る。テレビのネタで盛り上がっている職員たちの中で一人
浮いている姿が有ったしね。

ドラマ 「ミスターエド (Mister Ed (1958-1966))」
今回は馬ネタってことで、なんとなくネタ的には「江南スタイル」の
PSYを思い起こさせるものがあった。


ドラマハンナ・モンタナでも最終シーズンはこの馬ネタが
使われたし、余程放送当時インパクトが有ったのだろうね。


事件としてはフェチの世界での出来事だけど、SM関係に於ける
ご主人様の取り合いで殺人を犯すというネタはどこかのドラマ
で見た事があるな。ただ面白いことにドラマでは支配者側が
寧ろ嫉妬心や支配力の及ばない相手に憤りを感じての殺害と
いう事で、不思議な感じのする流れだった。

一方アンジェラは催眠療法によって結婚した相手の名前を
探り当てるというもの。旅行先で読んだ本が、「ザ・フライ」
っていうところが笑えるけど、催眠療法を通してなんとか
結婚した相手の名前・グレイソン・バラーサである事を導き
だした。
ジャックがアンジェラの事をサイコ娘と呼んだりしていた
けど、アンジェラは何で催眠療法をそんなに恐れていたのか
不思議だ。

またジャックとザックの関係が微妙。
なんでも一人でグイグイと物事を進めて行ってしまうザック
にジャックとしては不満顔。ただ研究者・学者肌の人って
誰でもそんな感じじゃないの?って気がするけどね。

あれだけ骨や肉に精通しているのに、ブレナンは動物の肉の
臭いは嫌いなようだ。
ベジタリアンになるとして、野菜を食べる姿。
ブースは相変わらずハンバーグ。
そんな色気のないところで、互いにすりよる努力と物理の
法則さえも崩壊させる愛の奇跡の力を訴えるブースが、
妙にロマンチストに思える所だった。


■使用された曲

・Gomezの"See the World"


■検索用ワード

・馬がお尻をいれるものは? バケツ オレは5歳の子持ちだぞ
・馬フェチは古代ギリシャ時代から居た
・アリストテレス 人の目的は数学の解明だ
・ビクトリア朝時代のイギリス 馬に扮した女性の官能ショーが有った
・16世紀トルコの王
・人は性分は違う ハイドウと叫ぶ人 興奮
・性的快楽のために人を道具にするのは間違い 聖書に載っている
・ポニープレイが文化か?
・今旬のメロンは? カンタロープ
・太いデカではなくせめてずぶといデカ、タフなデカと呼べ
・イラクでの経験が僕を行動派に変えさせた
・干し草用のヒモで縛られている 特許品 228個しか売れていない
・ブレスレットをいじり声が半オクターブ上がり脂汗の臭いも・・
・共焦点レーザー顕微鏡 頭に残された微粒子が頭のものと一致
・馬肉処理場はアメリカには二つしかない
・眼科上縁 涙骨 蝶形骨 細かいキズ 眼球をえぐり取られた
・リアルト橋 ベネチア 赤い扉を開けて ワスプが居た 白人プロテスタント
・スパークルズは弁護士
・二つの物体は同じ空間に存在できない

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ザック・アディ (Eric Millegan) 数学が得意
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事

ラッキー (Michael Cudlitz) アンバサドーラホテル支配人
アン・マリー・オステンバック (Christina Cox) アニー・オークリー
アリス・ミルナー (Bess Meyer) 妻、子供は二人
ジャスパー (Anne-Marie Johnson) 医師
トール (Rik Young) カルヴィン・ジョンソン、イギリス訛り
トム・ムラーズ (Jay Jablonski) 精肉店
--- (Bashir Salahuddin) Counselor
アーロン (Dave Marlin) ボーイスカウトの少年
ジョーイ (Miles Heizer) ボーイスカウトの少年

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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