BONES - 骨は語る - シーズン3

Apr. 14, 2008
第10話 泥に沈んだ栄光 THE MAN IN THE MUD

脚本／Janet Tamaro
監督／Scott Lautanen
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ティムとチャンドラーはGPSを使ってジャクソン自然公園の森の中に
有る沼地へと向かう。そこには知る人ぞ知る泥の温泉がわき出ていたので
有る。ティムは泥も身体に良いとして彼女のチャンドラーに
一緒に入ろうと誘う。二人が入ると何かがぶつかっている事に
気がつく。それを見るとなんと腐敗した遺体の骨だった。

森林警備隊(パークレンジャー)から話を聞くと、普段は41度
だが時々100度に急上昇する沼だという。
ブレナンはまだ骨に肉が付着しているので、茹でるか虫に
食べさせるかとして骨にしなければならないと語る。
鈍的外傷がある事は明らかで、ブレナンは沼地の泥を全て
持ち帰ると告げる。

上腕骨が36.5cm。中肉中背で20歳後半から30歳前半の遺体だ
という。古い骨折の跡が見られるとのこと。
ザックは頭蓋冠に三角形のへこみがあるとし、縦方向の骨折跡
も有るという。第一頸椎にかすり傷が有り、パターン化された
ような圧痕が見られるとのこと。凶器は角張ったパイプみたい
なものかもしれないと語る。また別の場所には陥没痕が有り
違う凶器が使われているとのこと。昔ネアルデルタール人の骨
と共に出た骨と似ている状況という。額を殴られて裂傷を負った
のだろうと。殺された後に捨てられた事は明らかで、凶器から
すると二人以上に殺された可能性も否定できないという。

一方ブレナンとブースはいつものように二人でスイーツ博士の
カウンセリングを受ける。ブレナンは今朝アヌスに骸骨の手が
当たったとするカップルの話をする。アヌスなんて言葉辞めろ
というブースだが学術的用語だとして使用を躊躇わないブレナン。
スイーツは仕事を口実に二人は個人的な話を避けて居るみたい
だと語る。二人は私生活を話し合うことが出来ないのではない
か?と問うが、ブレナンは仕事後に飲みに行ったりお茶しに
いったりするという。パイは甘すぎて嫌いだけど・・と。
スイーツは思い切って僕の彼女とブースとブレナンの4人で
逢わないかと提案する。ダブルデートなのか?と問うと、上手く
いけば二人を自由にすると語る。ブレナンは疚しいことはない
のでその提案を受ける。

ジャックは現場から持って来た泥を調べる。
ビール缶、先住民の矢尻、3セントコイン、ペン一本・・・。
カミールによると死後10日から二週間が経過しているという。
頸椎関節疲労骨折と退行性変化が見られるという。おそらく
ずっと同じ姿勢になっていたであろうとのこと。まさかヨガで
もやっていたのか?と。

骨盤が折れていること。胸椎と腰椎は圧迫骨折。
中手骨と中足骨も複数折れていた。まるで衝突試験の人形みたい
だと語り、高い所から飛び降りて両足で着地したみたいだという。

ブレナンはブースに水曜日の夜、一晩我慢すればもうカウセリング
の必要がなくなるとして彼を説得する。
スイーツの彼女エイプリルは熱帯魚関係の仕事をしているとの事。
デートは陶芸教室で行うというと、ブースはそんな所には行きた
くないと語る。
そんな中アンジェラから復元された出来た被害者の顔が作成
されてくる。失踪者データベースと照合するというが、ブースは
それを見てすぐに、バイクレーサーのトリップ・ゴーダードだ
とし、女性には分からないかも知れないが、スーパーGPの
レーサーだと語る。二週間前にバージニアのスーパーGPのレース
で優勝している事が判明する。

64号線のベルビル練習場では、バイクレースの練習が行われて
いた。そこにはガース・ジョドリーという記者と、フィリッパ・
フィッツというレースマネージメント、そしてスポンサーである
レニー・トリップが居た。ブースとブレナンはトリップの事を
尋ねると彼はここのスラムボルトチームのライダーだと語る。
みんな二週間前のスーパーGP以降彼の姿を見ていないという。
レース後には彼はいつも海や山に出かけていたみたいだという
事を聞くと、ブースは彼は殺害され発見された事を語る。
ガースは車椅子の記者をしていたが、元々は数年前のレースで
トリップによってレーシングアクシデントを引き起こされて
ケガしていた事を知る。トリップを最後に見たのはレース後の
祝勝会だとし、車で出ていくのを見たという。スポンサーであり
チームオーナーのレニーは全面協力することを約束するが・・

トリップのレースのVTRを見ると、そこにはダニー・フィッツ
の姿も映っていた。フィリッパの双子の兄で、トリップが
先頭を走っていたダニーを引っかけ転倒させ、優勝していた。
これがなければスラムボルトはフレームスパークに勝てたのだと
語るが・・・
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ジャクソン自然公園の人里離れた温泉のわく沼で遺体が発見される。
二週間近く遺体は湯だった状態で発見されたが、頭蓋骨の復元
から、バイクレーサーのチャンピオンの一人、トリップだと
判明する
レースの世界は過酷なもので、調べていくウチにトリップ
によって怪我をさせられたもの、スポンサーを取られたもの
シートを奪われたものが居るなど、生存競争の激しい世界
によって巻き込まれた事件である事を知る。

スクンイツたちが俺はラボのキングだとしていたけど、働きぶり
は空振りで、完全に否定されていた。

ブースとブレナンはスイーツとその彼女とデートする事に
なる。このデートを行うことで、スイーツは何をしようと
していたんだろうね。普段のブレナンたちの行動を見せて
欲しかったのか? この流れからすると、寧ろ自分の相手を
客観的立場のブレナンに見てもらい、倦怠期にある辺りの関係
についてのアドバイスを求めていたようにも見える。

スイーツがウソを見抜けるとして当初は二人に対してイニシアチブ
を持って居たけど、状況が一変すると逆にブレナンたちから、
嘘を付いていると仕返しされている辺り、良い関係になって
きた感じだね。神経言語学で訓練を受けたのであれば、ウソか
どうかは見抜けるのだとして、ブレナンはブースに説得していた。

デートは陶芸デート。
ブースが何故そんな実力が有るのかまるで謎だったけど、みるみる
ウチに馬が上手く仕上がっていった。
またブースはバイクレースに詳しかったけど、どちらかというと
ブースってメカニックタイプではなく、体育会系なので、
アメフトとか野球なんかの方が得意分野だよね。
男女の性格の違いをそんなスポーツの趣味の差として指摘して
いたけど、今回のFBIの鑑識の女性は、随分とバイクに詳しかった
し、「三バカ大将 (The Three Stooges)」のせいでハン
マー、レンガ、バールが凶器を使用される事件が多くなった
みたいな事を指摘されていた。
この三バカトリオ、日本でも凄い影響を与えたけど、これを
生み出したハリー・コーンは、現在放送している「ハリーズ・
ロー 裏通り法律事務所」のキャシー・ベイツ役の人物とそっく
り。作者のデビッド・E・ケリーもこの人をキャラクター設定と
して拝借しているのだろうね。

さて事件としては、双子の絆と同時に皮肉にもその双子の相手
が殺すことになってしまった。過失ではあったみたいだけど、
ちょっぴり辛い事件になってしまった感じだ。

遺体を運んだ箱からはレニーの毛髪が出て来たので容疑は確定
かに思えたけど、なんで遺体は処分するのに、凶器や箱は
処分しないのだろうか?と小一時間な感じもする。
そして愛している近親者の遺体をそんなぞんざいに捨てられる
ものなのかなという感じがした。

犯人特定に於いての流れはイマイチだったな。


■使用された曲

・Minkの"Get It Right"
・The Stereotypesの"Skinny Penny"

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