BONES - 骨は語る -
シーズン3





May 5, 2008
第13話 真実が裁かれるとき THE VERDICT IN THE STORY

脚本/Christopher Ambrose
監督/Jeannot Szwarc
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ブースはブレンダに驚くべき遺体が発見されたことを告げ、
現場につれてくる。凄い状態の骨が置かれていたのである。
一体どうするとこんな遺体の格好になるのかと問うと、ブース
はカーペットです巻きにされ、肉が溶け落ちたのでは無いか
とすると、ブレナンは思わずその
暴論に笑う。骨は明らかに
何かでくっつけられているのだという。
そんな中、現場には検事のキャロリンがやってくる。
キャロリンはブレナンが笑っている事を驚き、彼女でも笑顔を
見せる事があるのねと語る。そんな彼女は、ブレナンの父・
マックス
の公判の日が決まったので、
裁判が終わるまではブレ
ナンの事を捜査からは外す
という。ブースは検察側の証人と
して出廷する事になっており、ブレナンだけでなく
ジェファソ
ニアン研究所
で働いている職員で、マックスが殺害したと
思われるFBI副長官・ロバート・カービーの遺体を調べた職員
全員が証言することになるのだという。ブレナンは公私の区別
は付くので大丈夫だとするが・・・

ブースとブレナンはスイーツに会う。
自分たちのコンビも解消されたのでセラピーは終わりである
事を告げる。実はスイーツもマックスの心理分析を担当して
おり、求刑する検察側の証人として出廷するのだという。
ブレナンは平気を装っているが、心の痛みが大きい事を周りは
解っているとして、説得する。ブレナンは全然そんな事はなく
至って平気だと語るが・・・

裁判前にマックスは、バロン弁護士ラス、ブレナン、そして
クラーク博士と会う。
弁護側の専門家証人にブレナンではなく
クラークを採用する事を告げると、マックスはそれに反対し、
娘に頼みたいという。クラーク博士が小柄で若い事も有って、
マックスは子供扱いするが、自分は多くの経験が有るとして
大人である事を告げる。マックスはブレナンにクラークの事を
聞くと、
クラークは一番敵に回したくない法人類学者だと聞かさ
れる。
ブレナンは父親に法廷に出廷する際、
グレーのネクタイをして
行ってとプレゼントする。マジメで良識のある人に見える色だ
と語る。ブレナンは自分には何も出来ない事を嘆くが、マックス
はお前が私を愛している事は分かっていると告げ、それだけで
十分だという。

一方ジェファソニアン研究所でもキャロリン検事から証人として
出廷してもらう事になるとして職員たちに話す。アンジェラは
友人の父親を有罪に導くために戦うなんて嫌だとするが、
ただ巡り合わせが悪いだけだと説得する。馬鹿げた闘争心が無いと
ブレナンに分かってもらえれば友情は壊れないのではないかと
するが、ザックは戦う気が満々だった。

クラークはザックと検察側から提供された物的証拠に目を通す。
とりあえず筋の通った主張だという。被害者の頭蓋骨のX線写真
を見て第一印象はどうか?と尋ねると、
情け深いものだという。
犯人は何度も刺して腹を割き、火をつけたのに情け深いのか?
と問うが、即死させてから全て行ったことだという。バロンは
マックスの人間性をアピールする作戦でいく事を告げ、ザック
のあらを探すのだという。しかしブレナンは私は父が有罪である
事を知っているとすると、
有罪の立証に関しては敵の仕事だと
告げる。

裁判の前日、キャロリンは証人たちに話をする。
キャロリンはブースが派手なバックルをして、"権力反対"、
"宇宙人は居る"バッジをしている事を指摘し法廷ではそんな
格好はしてこないでと指摘。更にそれぞれにあまり決めすぎず、
また髪の毛を自分で切るような事はせずに法廷に来てくれと
告げる。アンジェラは私は証言はしないとすると、ブレナンは
司法制度を重んじている人であり、彼女の為にも務めを果たそうと
言われる。

マーカス・ハドーズ裁判長の下、裁判が開始される。
検察側の冒頭陳述が行われ、被告人のマックスが、FBI副長官
のロバート・カービーを殺害した事をこれから証明することを
告げる。被告人には殺害する動機が有ったのだとして、次々
と証人を使ってマーカス側の不利な情報を陪審員の前で主張
していく。

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興味深い遺体・骨が発見される中で、いよいよブレナンの父
マックスの裁判が開始される。自分の家族のことなのに、
妙に客観性を持ってそれを眺めているブレナンに対して、
科学者としての顔ばかりを見せなくても良い事を告げるブース
だが・・・

冒頭の奇抜な格好をした骨を見たら、再びゴルモゴンのエピソ
ードに進展が有ったのかなと思ったけど、今回はブレナンパパ
の裁判がネタの中心だった。

感情を失っていたブレナンが徐々に家族と関わり合う事で感情
を豊かにしていく流れがとても面白く出来ているし、少しずつ
人間らしさというものを取り戻していくところは良い感じの
流れ。

一番驚いたのはザックの髪の毛が随分と伸びていた事かも。
一人プロに徹するザックの姿が有り、ちょっぴり空気を呼んで
いないのかにも思ったけど、プロとしては当然の行動であり証言
であり、そして下手に温情をかけたりでもすれば、今のチームの
形態にも影響が及ぶのではないかとする心配もあって、寧ろザック
の行動こそ正しいのだろうと思わせた。アンジェラの気持ちも
よく分かるけど、自分のせいで留置所に入れられたとなれば
ブレナンだってあとを引くだろうしね。

FBI副長官の事件って何が発端でブレナンたちが襲われたのだ
っけ?と微妙に内容を忘れているので、裁判に於いてもハマり
切れなかった。
本当にマックスが殺害していないのであれば良いのだけど、
家族のためとは言え殺していたのであれば、ちょっぴり遺恨の
残す結果ではあるな。もちろん法の限界なり、陪審員の心情を
揺さぶらせる為に、自らをスケープゴート化させるというアイ
ディアには脱帽だけど、特例を許してしまっている感じがする
し、何よりも殺し方は慈悲深いというよりも、相当猟奇化
していて怖いものが有るしね。

ブースとブレナンのコンビが解消するとしてスイーツの
カウンセリングは終わりだとしていたけど、別にコンビ事態
が解消される訳ではないよな。
今後は無料でスイーツも事件解決に於けるプロファイリング
を行っていくみたいだけど、FBIとして正式に雇えば良いのにね。
交換条件がなんとなく不自然な流れだった。

ブースがさり気なくピエロ役を演じようとして、変なバックル
やバッヂを身につけようとしたり、裁判の心象を悪くしようと
している感じの仲間の愛を感じるエピソードだったのかなと。

■使用された曲

・Sara Lovの"Fountain"


■検索用ワード


テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ザック・アディ (Eric Millegan) 数学が得意
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士

マックス・キーナン (Ryan O'Neal) ブレナンの父
ラス・ブレナン (Loren Dean) テンペンスの兄、保護観察

デビッド・バロン (Ernie Hudson) 被告"マックス"の弁護士
クラーク・エディソン (Eugene Byrd) 博士
マーカス・ハドーズ (George Wyner) 判事
ロバート・カービー (Ryan Cutrona) FBI
--- (Preston James Hillier) Court Services Officer
パティ (Kimberly Evan)
ベラ・ラゼリ (Tatiana Piccone)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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