BONES - 骨は語る -
シーズン4




Sep. 17, 2008
第4話 無垢なる者の牙 The Finger in the Nest

脚本/Lyla Oliver
監督/Jeff Woolnough
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ブースは息子・パーカーとの面会の日に一緒に遊び話し合う。
この世で一番美しいものは何かという問いかけにパーカーは
ママが夕焼けだと言っていたという。人が作ったモノでは
どうか?と尋ねると、ママはモナリザだと言っていたという。
ブースはそんなものではなく、美しいのは綺麗に決まったパス
だとして、アメフトのボールを使ってキャッチボールする。
パーカーは
木の上に鳥の巣があることを指摘すると、ブース
は肩に息子を乗せて鳥の巣には触れない様に中を見せる。
すると
人の指があると言う。

ザックの居なくなった穴には、法医学教室の院生の中でも最年長
スターレットが来ていた。
遺体の一部を発見したのはブースの息子でその指を持ち帰りた
がったのだという。ジャックはスターレットを見ると、
90年代
にホットロッドを売った男
だとして、敵意をむき出しにする。
車を買ってすぐに壊れたのだという。
ジャックは指から
桜の樹液が付着している事とアメリカカラス
の行動範囲は20km圏内である事を告げると、スターレットは

ェファソニアン記念堂
に桜がある事を告げる。

ブースはスイーツの元に行くと、息子は遺体の指を目にしたが
精神的に大丈夫なのか?と問う。スイーツは子供は大丈夫だと
して何か症状が出たら知らせてくれという。

息子を心配するブースに対してブレナンは、子供の時の話をする。
5歳の時に私は隣人のウォーキー家を尋ねたらそこの奥さんが
死んでいたのを見たことがあるが大丈夫だったとし、私に異常
は無いでしょと告げる。それとも遺体を見せてしまったことで
レベッカに怒られるのが怖いのか?と問う。
そんな中、現場に到着したブースとブレナンに対してデイブは見て
欲しいものが有るとして呼び出す。遺体が発見されたが
オポッサム
遺体を食べて居る姿が有った。遺体の
ウェストポーチにPDA端末が入っていた。
ブースはオポッサムが動かなくなっている事から、遺体は毒殺
され、それをオポッサムが食したので死んだのではないかと指摘。
しかしブレナンはオポッサムは危険を感じると動かなくなるだけ
だとして動かすと、ブースに対してオポッサムの消化管の中に
証拠があるから捕まえて欲しいと告げる。

スターレットは骨から
被害者は35歳から40歳で、身長は173cmから
178cmの男性
だと語る。カミールは男性で間違いないのか?と
問うと骨密度や頭蓋骨から見ると男性で間違いないとのこと。
4日前に殺されて運ばれたのだろうとし、気管まで通じる傷が
死因だろうという。カミールはまずは微粒子を調べる様告げる。
ジャックはウェストポーチの中から
牛のペニスの粉末が入って
いた事を語る。フリーズドライされたものとのこと。
アンジェラは遺体の骨から顔を復元し、失踪者リストから三名
の候補者を見つけた事を報告。ロバート・サンチェス(24歳)、
マイケル・ミンデン(39歳)、セス・エリオット(37歳)

スターレットは骨からするとセスが被害者だろうと告げる。
セスは獣医師である事を知り、ドックトレーナーは躾のために
牛のペニスをエサにしたものを持って居る事を指摘する。

セスの元妻・アリスに話を聞きに行くブースとブレナン。
先週の木曜日にあったという彼女。
ブランドーという犬を
共同で親権を持って育てているのだという。私は離婚はしたく
なかったが、
彼はギャンブル癖が有り家まで売りに出してしまっ
たので仕方なく別れたのだという。詳しい話は彼が経営して
いる動物病院のカレンに聞いてという。セスのアシスタント
をしている女性だと。

カレンに話を聞きに行くと、資金的にはかなり追い込まれていた
事を告げ、セスの唯一の欠点はギャンブル癖だったと聞く。
しかしギャンブルとは主にオンラインのポーカーをしていただけ
だという。
かつて
この病院にケタミンを盗みに入った泥棒が居るとのこと。

ブースは犯人のタッカー・ペインと逢う。
薬を盗んだ事を認めるが既に刑期の二年は果たした事を告げる。

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ブースはパーカーが遺体の指を発見したことで、子供の心の問題
を心配するが、寧ろ気持ちをはき出せずにいるのかがジャック
である事を知る。

ザックが居なくなったジェファソニアンで、もっとも精神的
ダメージを受けているのはジャックだった。
20歳の頃に不良品の車・ホットロッドを売らされたとしてジャック
は今回のゲスト研究員のスターレットに事あるごとに敵意を
むき出しにしたけど、スターレットによると、ジャックが何の
説明も聞かずに二つ返事で購入してしまったとする件を引き合い
に出していた。
ジャックとしては怒りのはけ口が欲しかったところなのだろう
ね。

今回はスイーツが大活躍。
スイーツって正直、相当ウザイ感じの存在感を発揮しているの
だけど居なくなると困るし、言っている事は的を射ているので
なんとも言えない所。これまでのジャックは陰謀論を唱えていたけど
それが無くなってしまったこと。陰謀論はジャックにとって中心的考え
だった事を告げ、現在はそれを行わずに身なりにも気を使わなくなった
事を指摘。まさか自殺でも考えているのか?とさえ指摘されるところも
有った。

パーカーの件に関して、ブレナンは彼女らしい視点でブース
に説得していた。ブレナンの過去の例を引き合いに出されても
正直宛にならないところが笑えるけどね。"歌うカエルの夢"に息子は
悩まされているんだというブースの過保護っぷりが描かれていたけど、
結果的にパーカーの問題は大柄な女性生徒・ステファニー・クライドに
好かれて抱えられて連れ回されているのだという。

さて今回の事件は、動物が関係するエピソードだった。
多くのペットが出てきただけ有って、ブランドーとか、
シャッツィとか、グラディス、そしてリプリーなど、それぞれ
ペットを可愛がる人の姿が描かれる。犯罪者も善人者も、
老若男女それぞれに持つペットへの愛情が示されたし、
付けた名前を見れば、スイーツ先生ならば飼い主の性格なり
特徴を掴んでいきそうな気もする。
今までのブレナンならば、なんで動物に何で名前なんかつける
の?みたいな突っ込みが有る気がする。もうそういう事を
乗り越えて人間らしさを取り戻したのかな。

ドラマとしては借金によって胴元に殺されたのか、
それとも彼が経営している動物病院の薬剤を狙って強盗に
入ったものの仕業なのかという感じで、最終的にはドナルド犯人
説が有力だったけど、PDAに残されていた写真が上手く引き合い
に出され闘犬が行われている事を知る。セスがPDAの写真を使って
闘犬の事実をばらそうとした事で殺されてしまったみたいだけど、
何故PDAを取り上げなかったのか。そして犯行者が医師の割に
医学の視点から見た殺害隠蔽工作をしていないところが
ちょっぴり違和感が有ったかも。放って置けば野犬に食い尽くさ
れると思ったのか?

最後にブレナンにして見れば、リプリーを買うことになる。
まさかブレナンがぺっトを買うことになるとは思わなかった
けど犬は人を襲ったので殺処分。ブレナンにしても乗り気だった
ので可愛そうなオチ。遺骨を埋めに行く際には、人生を
代表してリプリーに謝る姿は悪くないね。


■使用された曲

・Katie Herzigの"I Hurt Too"

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士

本人出演 (Cesar Millan) ドッグトレーナー
ドナルド・ティモンズ (Dean Norris) セスの同級生
ロビー・ティモンズ (Devon Graye) ドナルドの息子、医大を目指す
アンドリュー・ホップ (Adam Rose) 医大生、家庭教師
カレン・ランドリュー (Susan Chuang) セスのアシスタント
アリス・エリオット (Heidi Swedberg) セスの元妻
タッカー・ペイン (Demetrius Grosse) 薬の売人
スコット・スターレット (Michael Badalucco) 法医学
パーカー・ブース (Ty Panitz) ブースの息子
マーカス・ガイヤー (David Greenman) FBI Forensic Tech
デーヴ (Steve Spel) FBI Forensic Tech
--- (John Prudhont) Lab Technician

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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