BONES - 骨は語る -
シーズン4




 

Jan. 22, 2009
第11話 良い親の条件 The Bone That Blew

脚本/Carla Kettner
監督/Jessica Landaw
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落葉広葉樹のブラックウォルナットがあるという噂を聞いた
二人組は一本一万5千ドルで売れるのだとして、政府の土地の
中に侵入する。すると
木の上にある白骨体を見つける。

ブレナンがカミールがブレナンの父・マックス
ジェファソニ
アン
の案内係として雇い入れた事を知ってクレームを付ける。
父はウソの天才なんだという。しかしカミールは優秀な理科の
教師であったことも聞いているという。それはあくまで15年前のことだとする
と、ブレナンは試用期間が終了したと同時にクビにしてくれと
頼む。マックスは施設を見学に来た子供達に科学の実験を
見せていた。ブレナンがやってくるとマックスは子供達に
屈折について教えてあげてくれというと、ブレナンは子供相手
にスネルの法則、入射角・屈折角などを使って説明し始める。
屈折の一番の例は虹だとし、ブレナンは小さい頃に虹の反対側
を見たいというのでなんども遠くまで走って行ったのだという。
雨粒に当たった光だと説明しても信じなかった為だという。

そんな中、ブースと共にブレナンは遺体が発見された現場
にいく。木の上にあるのは風によって運ばれたからだろうとい
う。魚類・野生生物局のランダルがやってくると、ここは
アオツラカツオドリの飛来地である為に一刻も早く出て行って
欲しいと言われるが殺人現場である事を告げる。
木の上には頭蓋骨が有った。仙骨の一部が発見された事から
人間の遺体で間違いないという。焦げているとして臭いを嗅ぐ
ブレナンを見て嫌〜な顔を見せるブース。数日から数週間は
経過した遺体だという。
ウェンデル博士は舌骨が発見されたとし、絞殺されたものだろ
うという。この一帯を捜して他の骨を捜さねばならないという
が・・・

カミールは骨が
燃焼促進剤によって焼かれている事を知って
ホッジスに質量分析させる。死亡後に焼かれたものである事
は明らかだった。
ブースはブレナンの元にやってくると、カミールたちも居る
中でマックスの件で会話する。ブレナンはここは犯罪の捜査
をする場所であり、父は銀行を襲い殺人で起訴された人物なの
で、働かせるべきではないとする。しかしカミールは、ブース
だって人を殺しているし、マックスは有罪にはなっていない
ので法的には誰にも殺していない事を告げる。そしてカミール
はあくまで館内を案内するだけだと語る。

骨を調べていくと、ブレナンは死亡する三ヶ月から半年の間
に圧迫骨折している事が分かる。通常はそういう症状がある
場合、骨粗鬆症を伴う事が多いが、仙骨がまだ完全に癒合して
いないところを見ると
被害者は30歳前の男性だという。
骨折は恐らく自動車事故とか、パラシュートで落下して出来た
様な跡だという。骨髄から
軍のDNA登録データに一致するもの
が発見された
という。

被害者はカルヴィン・ウォーレン。フォース・リーコンの
隊員で海兵隊、特殊偵察部隊だった。
ウォーレンは三年前に除隊しているが、仲間達は再入隊させ
ようとして消息を追っていたのだという。骨から規制薬物の
テータを調べる様告げる。

ホッジスとウェンデルとカミールは骨の焦げ具合について
調べていた。ウェンデルは人を焼くには760度は必要であり
これは540度前後の熱で焼かれたものだという。ウェンデルは
実家が葬儀店をしているので詳しいのだと告げる。燃焼実験
をすべきじゃないかとカミールは実験するよう告げるが、
ホッジスはそれを拒否する。

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政府管理下の土地の中で、白骨体の内頭蓋骨の一部分が木の上
から発見される。燃焼促進剤が使用されていることや絞殺痕
更には銃創が見られる事からも他殺だと考えていく。
軍のDNAデータベースから被害者は元海兵隊のカルヴィン・
ウォーレンだと判明。規制薬物のデータベースからは、カルヴ
ィンはオキシコドンを処方されていることを知る。
彼の所在が掴めない中で、彼が開設しているホームページを
見つけ画像分析から、彼が住んでいるのは7番通りだと判明し、
彼の家の家宅捜索で、非接触カードキーが見つかり、それが
デュポンサークルにあるウッドベリー名門校のものだと判明
する。

ブレナンの父・マックスが職場で働く事になることで、ブレナン
の中で揺れ動く心というものを描いた話だった。
そしてブースが今回の名門校が関係している事件に対して、
息子パーカーの教育問題に対して、父親として何をしていくべ
きなのかを考えていく。

みんな形は違えど家族を守る為の行動と自分個人を守る為の
行動として描かれて、興味深い流れに繋がっていった。

校則を厳守し高度な教育システムで子供を学ばせることが果た
して正しいのか否か。
ブースとしては愛情のある環境で育てることが正しい教育だ
と考えている様で、次第に私立校に通わせている子の能力を
見ている内に、公立校に通わせることへの劣等感と、自信喪失
感を味わっていたけど、ブレナンから諭される部分も有った。
子供が一人しか居ないせいで不安になっているのよということ
でブレナンから言われていたけど、是非ブースと一緒になって
挙げて下さいってことで。
ただ、マックスがブースにブレナンを任せるとしていたけど、
この二人はこの距離感が良いのかも知れないと思う所も
あるからね。

マックスがあらゆる意味でスタッフたちの緩衝剤になったり
仲裁役となっているところが印象的だった。

アンジュラは地理的分析を担当し、ホッジンズは燃焼促進剤の
分析と、実験と称して燃焼実験、風速の実験を行っていた。
カミールは今回ほぼマックスの件のネタに絡むところだった
だろうか。

スイーツ博士は、相変わらずブレナンの心理を分析していた
けど、こういう時にはブレナンも心を見透かされるのが苦手
なのかちょっと煙たそうにしていた。

ゲスト研究員はウェンデル。
サナダムシの例を引き合いに出して、舌骨の件が絞殺に結びつ
けられるものだけではないという事を示していた。



■使用された曲

・Brendan Jamesの"The Sun Will Rise"

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士
マーカス・ガイアー (David Greenman) FBI捜査官・鑑識

マックス・キーナン (Ryan O'Neal) テンピーの父
トニ・エズラロウ (Gina Torres) 医師・皮膚科医
ウェンデル・ブレイ (Michael Grant Terry) 博士
エルスベス・キング (Molly Hagan) 母親
リチャード・キング (Robin Thomas) 父親、会社を経営、豪邸
ドネガン (John Lafayette) ウッドベリーの校長
ノーマル・ランダル (Aisha Hinds) 刑事
アレクサ・キング (Hannah Leigh) 娘
ロイス・キング (Sterling Beaumon) 息子、ラクロス部
--- (John Griffin) Poacher
--- (Ryan Bollman) Poacher
パーカー・ブース (Ty Panitz) 息子
--- (Jake Johnson) Kid
--- (Malik Kirkwood) Kid

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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