BONES - 骨は語る -
シーズン6





May 20, 2010
第2話 洞窟の二人 Couple in the Cave

脚本/Stephen Nathan
監督/Milan Cheylov
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トレイシーマイケル国立公園にハンキングにやってくるが
道に迷ってしまう。トレイシーはマイケルに対してハンキング
なんて来るからだとして愚痴を告げ、私たちは遭難したので
ここで亡くなってしまうだろうと嘆く。ここで死んで骨となって
見つかるのは貴方のせいだという妻に、黙って居ないと俺が
殺して骨にしてやるというマイケル。そんな中、雨が降ってくる
と一時洞窟に避難する。洞窟内には白骨体があることが分かり、
二人は悲鳴を挙げて出て行く。

ブースとブレナンはパークレンジャーゲイリーの案内の元、
洞窟のある場所へと向かう。ブレナンはブースに帰国してから
ハンナ・バーリーとは話したのかと問うと、彼女はイラクの
南部にいくと言っていたという。ブレナンはブースの主張に
対して「荒唐無稽な合いの力を妄信しているあなたが彼女を
置いてきたなんて特異的だ」と語る。誰かと恋がしたかった
のでしょと告げ、ブースがアフガニスタンから帰国したばかり
だという事を聞いて案内係をしていたゲイリーは突然話に
入ってくる。自分もカンダハルにいたこと。2004年に弟と
軍隊に入って現地にいたが、弟だけは帰国できなかったのだと
いう。弟の嫁と娘が残ったので私が面倒を見ているとのことだ
った。
ブースは彼女が残りたいと言ったのでそれを尊重したことを
語ると、愛していないのかもと告げる。

遺体現場へとやってくる。
男性20才代後半から30才代前半、女性も同年代の遺体だという。
多発骨折をしているとし、女性の方が骨の状態からして重傷だ
っただろうという。撲殺されたみたいだという。軟部組織が
虫によってほぼ取り除かれていた。頭蓋骨の一部がないことを
告げ、遺体をラボに運んで欲しいと語る。

ブースとブレナンは遺体が回収されるまでダイナーで会話する。
ブレナンはブースとの関係に於いて、まるでブランクが無かった
かのように会話出来ていることを指摘する。ブースは7ヶ月前に
ブレナンは犯罪や人の死や悲しみに囲まれることを嫌だと言って
いなかったか?と問うと、自分の技術を一番活かせる道は何かを
冷静に見極める時間が欲しかったのだという。力を活かせるのは
犯罪捜査だという結論に至ったのだという。
ブースに対して彼女のことが恋しいかと問うと、力になれる
ことが有れば良いが・・・という。

そんな中、何故かハンナがダイナーにやってくる。
政府付きの記者団に転属願いを出したのだという。一人で
目覚める寂しさというものを知らなかった事を告げる。
ブースとブレナンとハンナを互いに紹介する。

一方ラボにはクラークが助手として戻って来ていた。
シカゴで働いていたが昇進から外されたこと。そしてブレナン
博士が帰国したということを聞いてジェファソニアンに戻る
ことにしたのだという。
骨は女性は左後方部に集中した骨折が有り、大腿骨、骨盤、
脊椎に損傷があるという。
そんな会話中カミールはブレナンに対して、ハンナと遭って
どうだったかと問うと、聡明だし、顔も黄金比を保っていて
美人だと語る。ホッジンズたちに美の基準となる比率だとして
1対1.618の説明をするブレナン。
アンジェラがやってくるとハンナはセクシーなのか?と問う。

クラークは私生活を話すのは禁止だとして、骨から微粒子が
発見されたと語り、会話を遮ろうとする。
しかしカミールはブレナンに対して帰国したらブレナンとブース
はくっつくと思っていたと語る。ブレナンはくっついては居た
けど寝ていないだけだと語る。

ハンナがオフィスにやってくるとブースに逢う。
ブースは現在殺人事件の捜査の真っ最中だと語り、デュポンホテル
滞在している事を語る。ブースは自分の家の合い鍵を彼女に渡す
そんな中ブースの元にはゲイリーがやってくる。
10年前にもあの現場で殺人が有ったので資料を持って来たという。
森を不法占拠しているヤツラが侵入者を殺したもので、捜査ファイル
のコピーを持って来たとのこと。ゲイリーは同じ軍人として、この
捜査に加わりたいというが、管轄があるとし、役割りがあるので
それぞれの仕事をしようと語る。ゲイリーは弟の死は私がちゃんと
していれば防げるのではないかと思っているとし、その埋め合わせ
をしたいのかもしれないと語る。それを聞いて気持ちは分かると
して、捜査官への応募書が有るのでそれを持っていき応募して
見たらどうかと告げる。

ボッジンズが骨の鼻腔から吸引し花粉を取っている中でアンジェラ
がやってくる。
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国立公園内の洞窟内で男女の遺体が発見される。
折り重なるようにして亡くなっていたこと。女性の骨の
方が損傷が激しく、女性は主に背中を痛め、男性は対象的
に前方部を痛めている事が分かる。当初の見立てでは鈍器で
殴られたものではないかと推察するが・・・

男女の遺体が寄り添っていること。
男性側が比較的軽傷で女性を置いていけば助けることは出来た
のにそれを行わない行動を見て、ブレナン的思考回路では理解
出来ない行動だとして、「愛」とは何かというところに着眼点を
持っていくエピソードだ。

クラークが今回の助手だった。
シーズン6の初回にそれぞれのインターンが空白の7ヶ月の間
に何処で活動しているのかということは一通り語られていたけど
、結局なんだかんだ言って戻ってきた一人。
ブースが新しい彼女・ハンナといちゃつく姿を見て、その
複雑な心境をブレナンはクラークにぶつけていた感じで被害者
だったのかも。
職員の誰もがブレナンの心はお見通しとばかりに、彼女が
しでかす怒りの感情に対して広い心で忍耐強く見守っている姿が
有った。「私の仕事がハンナに影響されるなんて発想が笑えた
わ」というブレナンがちょっと痛々しいものがあった。

冒頭からブースとブレナンは愛に関して議論を重ねていた。
カミールは帰国したらブースとブレナンはくっつくものだ
と思っていた事を口にし、ブレナンはアンジェラに対して
愛による決断に対して、想定外を口にしており、思った
通りの人生を歩んでいるのは自分だとしていたけど、結局
のところその道を歩んで幸せなのかということに尽きる。

面白いシチョエーションは幾つかあった。
ハンナとブレナンがブースも含めて遭う際に、二人の女性は
ライバル視するかのようにして、ブレナンからは私は知性が
優れていて、世界的に有名で自己防衛術もマスターしていると
した際には、ハンナ側はピーボディ賞2回、ナショナルブレス
賞を一回、クリスティアン・アマンプールなんて目じゃないと
していた。ブースとハンナが戦地で助けられた時のエピソード
を聞いたブレナンが感謝をセックスの形で表したのかと
とんでもな発言をしていた。

またブースとブレナンがいつものダイナーで会話する中、
スイーツがちょこんと二人の間に入って恋愛に於ける
現在の状況を興味深く間に入って眺めている構図というのも
面白かった。ブレナンはマルクでブースとの関係を想像した
けど階級差のカップルでは上手くいかないとする結論を
導いたそうだ。

一方ハンナが男性陣にとって魅力的人物だということも
ブレナンにとっては火の付け所なのか。
特に陰謀論者のホッジンズにとっては、政府やマスコミは
重大な事件が有る度にセレブ・セキャンダルで誤魔化してい
るとしてそれに同調するハンナのことを気に入っていた。
BPの原油流出事件に於けるリンジー・ローハンの逮捕。
マイケル・ジャクソンの葬儀の影にあったホンジェラスの
クーデター事件。

最後のブースとブレナンの会話のやりとりも興味深く、
今回の二人の被害者が一方は助かるのに女性のために男性
は助けを求めず亡くなるまで付き添っていたとする関係に
ブレナンは否定していた。愛は愚かで非論理的だとする
ブレナンに対して、それでも愛は自分よりも他人の事を
考えるということ。必要ならば命も捧げること。例え相手が
愛の心変わりをしてもそれでも愛である事を語る。
ブレナンは人の使命は生き残ることだとしていたけど、
本音ではブレナンもうすうすは理解している感じ。
ドーパミンだノルアドレナリンだ、セロトニンだと分析は
しているけどね。

さて事件の件では速攻で「君犯人じゃないよね?」的キャラク
ターが登場。以前にもブースに近づき、その人物が犯人だった
パターンの人物が居た気がする。
誰もが男性の似顔絵を見てジョージ・クルーニーだと思い混み
映画では良い人だった・・・みたいなやりとりもお約束だが
笑えた。クローザーシーズン7-3で、似顔絵を描かせたら
誰もがプロペンザだとした時を思い出した。

骨減少症を引き合いに出していたけど、酒って骨を溶かしていく
ものなのか?コーラが昔骨を溶かす説が市場に流れていた
事が有ったけどね。



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テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士、"カム"
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士
マーカス・ガイアー (David Greenman) FBI捜査官・鑑識

クラーク・エディソン (Eugene Byrd) インターン

ゲイリー・ネスビット (Scott Michael Campbell) パークレンジャー
ルペ・ロハス (Justina Machado) フェリックスの元彼女
ジェリー・ドローティ (Bobby Hosea) ヒラリーの上司
ウィンストン・ヒンクル (David Meunier) 精神疾患、殺人
ロレイン・アレン (Karina Logue) 断酒会
マイケル (Jack Impellizzeri) ハンキングのカップル
トレイシー (Kristina Hayes) ハンキングのカップル
ハンナ・バーリー (Katheryn Winnick) 記者、ブースの彼女
ハンク (Dave Buzzotta) 断酒会
ヒラリー・フラー (Mae Segeti) 断酒会、被害者


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