ブラザーズ & シスターズ
Brothers & Sisters (ABC 2006年)

製作総指揮/ケン・オリン (「エイリアス」シリーズ)

http://www.tv-tokyo.co.jp/brosis/


第7話 思い出の場所


脚本/David Marshall Grant、Molly Newman
監督/Lawrence Trilling

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農園を売ることになるが、買い手はそこに有る別荘も同時に
買い取りたいという。別荘はウォーカー家が幼いときから
夏の間を共に生活してきた大切な思い出の地。しかし昨年は
誰一人として行かなかったのを理由に売却を決意する。
その前に家族で別荘に行き、思い出に浸ろうと言うが・・・
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家族と一緒に行くことを拒否しつつ、各々別荘に向かわせる理由
を作るという面白い展開。
当然ながら6話で描かれたパーティーで誘った相手を各々別荘へ
と連れ込む展開。

ドラマとしてのポイントは2つ。
トミーが無精子病で悩んでいることが家族全員に知れ渡ること。
もう一つが別荘の屋根裏部屋で見つかった赤ちゃんの写真が
誰の写真なのかという事。

ドラマとして上手くできていたのは、トミーとケビンとジャス
ティンの男兄弟を使った流れだと思う。
トミーは誰だか分からない人の精子ではなく、ケビンに精子を
提供してもらいたいこと。しかしゲイとして育ってきた彼は
ゲイの辛さを知るという事で子供を授かることに拒否感を示して
いること。ジャスティンが提供を申し出るが、トミーは完全無視
の姿勢を貫いていること。

ジャスティンはヤクもやっていたみたいだし、正直提供者とし
ては向いていないよね。彼の子が生まれたらどうなってしまう
のかちょっと恐いものがある。

ジャスティンは今回戦地で有ったことの全てをトミーに語って
聞かせた。戦場で助けを求めた敵兵を見捨ててしまったこと。

キティは今回ウォーレンの誘いで週末を過ごすことになる。
二人の気持ちを確かめ合うというのが名目。
キティはその条件に全てをアンバーに告げることだとするが
ウォーレンは初の大仕事をもらってナーバスになる彼女に
真実を告げずに居る。

最後に家族ばかりで別荘で過ごすシチュエーションを作り、
最後の別荘での思い出に浸った。別荘を後にするときの寂しさ
に包まれるような話だった。

キティ・ウォーカー (キャリスタ・フロックハート) 次女
ノラ・ウォーカー (サリー・フィールド) 母
サラ・ウェドン (レイチェル・グリフィス) 長女
トミー・ウォーカー (バルサザール・ゲティ) 長男
ケヴィン・ウォーカー (マシュー・リス) 次男。弁護士
ジャスティン・ウォーカー (デイヴ・アナブル) 三男。

ソール・ホールデン (ロン・リフキン) 伯父
ジョー・ウェドン (ジョン・パイパー=ファーガソン) サラの夫
ジュリア・ウォーカー (サラ・ジェーン・モリス) トミーの妻
ホリー・ハーパー (パトリシア・ウェティグ) ウィリアムの愛人
ウィリアム・ウォーカー (トム・スケリット) 父

Matthew Settle (ジョナサン・セラーズ) キティの彼
Josh Hopkins (ウォーレン・サルター) TV出演者
Luke Macfarlane (スコッティ・ワンダル) ゲイ
David Burke (ジャック・ビショップ) TV司会者
Kerris Dorsey (ペイジ・ウェドン) サラの娘
Maxwell Perry Cotton (クーパー・ウェドン) サラの息子

Marika Dominczyk (タイラー・アルタミラノ) ホテルオーナー
Tyler Posey (ガブリエル・ウェドン) ジョンの前妻との子
Keri Lynn Pratt (アンバー) 研修生
Treat Williams (デビッド・モートン) 大工

Maya Hazen (エイミー・チャン)
Shawn Michael Patrick (ジョーダン・リスコ)
Ruben Garfias (ヘンリー・マルティネス)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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