ブラザーズ & シスターズ
Brothers & Sisters (ABC 2006年)

製作総指揮/ケン・オリン (「エイリアス」シリーズ)

http://www.tv-tokyo.co.jp/brosis/


第22話 小さな命
Favorite Son

脚本/Benjamin Kruger、Daniel Silk
監督/Jason Moore

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トミーの妻・ジュリアは妊娠29週目で突如破水してしまい、
未熟児としてこの世に男女の双子生まれる。女児の方は経過
順調なのだが、男児は合併症を患い命の危険に晒される。
医師は移植が必要だと告げ、幸い双子の娘がドナーとしては
適合出来るというが、逆に移植される娘にも多大なリスクが
必要だという。トミーに選択が迫られるのだった。
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いよいよ出産という感じだけど、いきなり難しい状況が訪れた。
男児はウィリアム、女児はエリザベス。もう名前だってついて
いるんだしね。
難しい選択を迫るところから結論が出るまでのスパンの短さ。
裏的事情を語ればドラマとして双子の生誕は難しい物が有る
のかなと。

キティとロバート。
ロバートはキティの薦めで湾岸戦争当時のヘリコプターの救出劇
を全面的に押しだそうと考える。冒頭でマスコミからインタビュ
ーを受ける様。その直後男・ダニエルから電話が有り、当時の
真相を知っているとして金をせびりに来る卑怯な男の存在が
浮かび上がる。
実に複雑なシーンで良心の問題がドラマの核心。
嘘の事実を作り上げたロバートも決して褒められる物ではない。
ただ彼の人格は非の打ち所がないほど素晴らしいという事で、
なんともいえないもやもや感が付きまとう。
どのように処理するのかと思えば、ケビンに見せ場を作り、
脅迫には脅迫を仕返す姿に"男"らしさを感じた。

ジャスティンを呼び出したロバートの行動も実に的確で、
彼の良心が正しい方向を向いていることを思わせる。

サラとジョー。
これまた複雑な展開が用意された。
まだ離婚になるという決定打もないし、逆に近くに居るのも
違和感があるという状況。
好き合っているのは確かなのに小さな違和感が二人の関係を
蝕み、追い込んでしまったかのようだね。
離れてみて再び元の関係に戻る人は多いだろうけど、まだ時間
がかかりそうだね。

キティ・ウォーカー (キャリスタ・フロックハート) 次女
ノラ・ウォーカー (サリー・フィールド) 母
サラ・ウェドン (レイチェル・グリフィス) 長女
トミー・ウォーカー (バルサザール・ゲティ) 長男
ケヴィン・ウォーカー (マシュー・リス) 次男。弁護士
ジャスティン・ウォーカー (デイヴ・アナブル) 三男。

ソール・ホールデン (ロン・リフキン) 伯父
ジョー・ウェドン (ジョン・パイパー=ファーガソン) サラの夫
ジュリア・ウォーカー (サラ・ジェーン・モリス) トミーの妻
ホリー・ハーパー (パトリシア・ウェティグ) ウィリアムの愛人
ウィリアム・ウォーカー (トム・スケリット) 父
レベッカ・ハーパー (Emily VanCamp) ホリーの娘

Kerris Dorsey (ペイジ・ウェドン) サラの娘
Maxwell Perry Cotton (クーパー・ウェドン) サラの息子
Tyler Posey (ガブリエル・ウェドン) ジョンの前妻との子
Rob Lowe (ロバート・マキャリスター) 上院議員
Paul Cassell (ゲイリー・モリス) 議員スタッフ

Darren Pettie (ダニエル・コール) 議員の真相を知る
Joan McMurtrey () 担当医
Meghan Lynch (ドーン)
Khanya Mkhize (メリッサ)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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