ブラザーズ & シスターズ
Brothers & Sisters (ABC 2007年) シーズン2

製作総指揮/ケン・オリン (「エイリアス」シリーズ)





第2話 兵士の帰還 An American Family

脚本/David Marshall Grant、Molly Newman
監督/Gloria Muzio
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ジャクソンが所属するイラクの部隊が襲撃に遭ったとの報告を
受け、死傷者が多数出る。
キティとロバートは亡くなった兵士達の葬式に出席する。
ジャスティンは無事で、飛行機はイラクを出てアメリカのサン
ディエゴに到着。ジャスティンは現在病院で治療しているとの
報告を受ける。それを受けてキティはノラに電話。脚を何度か
手術しているが明日には会いに行けると聞きノラは電話口で
大喜びする。

ケビンは長女のサラからジョーとの離婚の件で相談を受けてい
た。ケビンのパートナーのジェイソンはマレーシアに一年間
渡ってしまったために、一人きりの生活に不満。また一年間
セックスも出来ないと呟くと、サラは私だって同じだという。
ケビンはそんなに離婚を急ぐべきではないとし、ジョーとまず
は話し合うべきだとアドバイスする。そんな二人の元にキティ
とノラから同時に電話が鳴り、ジャスティンが無事であるとの
報告を受ける。

一方トミーもジャスティンの入院する病院に同行していきたい
と考えるが、ジュリーは同行するのを止め、エリザベスが居る
のだから残ってくれという。

ノラはネットから取り寄せた負傷兵との接し方のハウツー本を
頼りに、明日持って行くべきものや心構えを学ぶ。レベッカ
ノラを手伝おうとするが、これは一人でやりたいとして断る。
ノラはキティやケビンが同行し、帰りにはジャスティンが車椅子
で戻ってくるので、大型のヴァンを借りて行かねばならない
と呟く。

サラはジャスティンの病院には行かないとし、レベッカも同行
するのを遠慮する。
レベッカはジャスティンが戻ってくるまで
に有る約束をした
ので、それを決行しなければならないとの事
だった。

ロバートは秘書のトラビスから分単位のスケジュールを告げら
れ、ロバートの選挙公約を考えると、
希望と安心がテーマ
なっているので
戦争関連の事とは距離を置くべきだと言われる。
キティはロバート陣営にとって宝でもあるし、逆にお荷物でも
有るのだという。家族の事になると、途端に仕事に対して
無責任になってしまうのが欠点だと言われるが、キティは家族
を心配するのは当然だとして、家に戻るという。

結局病院にいくのはノラとキティとケビンの三人になる。

一方レベッカは自宅に親友のリナ・ブラニガンを呼ぶ。
リナはあまりにこれまでの環境とは変わってしまった事を
驚く。暫く合わないウチに大家族になったわねと告げ、ここに
居ても母親は怒らないのか?と問う。現在冷戦中であることを
語る。リナは大学で折角経営学を学んだが、コーヒー店さえ
首になる始末だと聞くと、レベッカは母のワイナリーで
事務職として働く人を探していたので聞いて見ようか?と問う。
リナは是非お願いしたいと頼む。

キティたちは道中で1千万人がリスナーだと言われているルー
サー・リブス
のラジオを聞く。保守派の評論家で影響力が高い
人物だという。アイオワでのロバートの選挙演説に関しては
聞く価値もない位に毒舌を吐き、更にはキティの家族を批判
し始める。母親は戦争に反対する非国民で、キティの弟は
ゲイ。そんな人たちにホワイトハウスが汚されるのを黙って
見ていられないというコメントに、キティたちは憤怒し、車を
止めてラジオ局に直接抗議の電話を入れる。

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■新キャラのリナ

シーズン2の前半だけ登場するキャラクターで、ワイナリー
で働く事になるが、果たして彼の役割は何なのか。
ソーンと自分の叔母をくっつけたがっているような感じにも
見えるし、どれだけドラマをかき乱すのか。

■ジャスティンは無事帰還

もっと酷い状態になって知るのかなと思ったけど、とりあえず
リハビリすれば歩けるようになるとのこと。脚が切断する
くらいの重傷なのかなと思ってちょっと驚いていたけどね。
ただそれでも神経を損傷していて痛み止め無しでは難しい状況
の中、ジャスティンはかつてドラッグ中毒でも有り、そんな治療
を拒んでしまう。

またジャスティンは母親の過度の干渉にかなり嫌がっている
姿が有った。

■キティとロバート

この二人の流れは常に政治的な流れとは切っても切り離せない
ものがある。パーソナリティのルーサーとの言い争いとか面白
かったけど、聞いている人たちも明らかにルーサーが挑発して
いてキティや家族に非がないと思っているのではないか?と
いう気がするけど、選挙活動にはそんな発言一つも問題として
利用されてしまう怖さがあるのね。

ロバートが最後に上手くルーサーを黙らせるだけのアドリブの
利いた発言で処理した。

■サラとジョーとレベッカ

レベッカがジョーとキスしたという事を今回初めてサラに告白
した。そしてそれがレベッカからの誘惑であったと言うこと。
もう少し早く言ってくれればまた違った展開になったのかも
知れないとするサラが、レベッカに対して、ウィリアムの愛人
だった母親・ホリーと同じだと思わず厳しい発言をする。

■ジョーは前妻とヨリを戻す?

ポーラやゲーブとよりを戻したいとして、一ヶ月前から指輪は
外しているとの事。サラ自身は未だに指輪をしていただけに、
気持ちのすれ違いが起きている感じだね。

■戦争によって変わってしまったジャスティン

元々ジャスティンって反抗期って感じだったようにも思うけど
母親に対して突っぱねる姿に、ノラは四ヶ月前とは別人だと
告げる。まぁそれが戦争であり、辛い体験をどのようにして
いやしていくのか。これだけ家族が居れば、日常生活を送る中
で癒してもらえそうだけどね。

キティ・ウォーカー (Calista Flockhart) 次女
ノラ・ウォーカー (Sally Field) 母
サラ・ウェドン (Rachel Griffiths) 長女
トミー・ウォーカー (Balthazar Getty) 長男
ケヴィン・ウォーカー (Matthew Rhys) 次男。弁護士
ジャスティン・ウォーカー (Dave Annable) 三男。

ソール・ホールデン (Ron Rifkin) 伯父
ジョー・ウェドン (John Pyper-Ferguson) サラの夫
ジュリア・ウォーカー (Sarah Jane Morris) トミーの妻
ホリー・ハーパー (Patricia Wettig) ウィリアムの愛人
ウィリアム・ウォーカー (トム・スケリット) 父
レベッカ・ハーパー (Emily VanCamp) ホリーの娘

ペイジ・ウェドン (Kerris Dorsey) サラの娘
クーパー・ウェドン (Maxwell Perry Cotton) サラの息子
ガブリエル・ウェドン (Tyler Posey) ジョンの前妻との子
ロバート・マキャリスター (Rob Lowe) 上院議員
ゲイリー・モリス (Paul Cassell) 議員スタッフ

マイロ・ピーターマン (Michael Nouri) ソウルの旧友
ジェイソン・マキャリスター (Eric Winter) ゲイ。ロバート弟

トラビス・マーチ (Denis O'Hare) ロバートの秘書
リナ・ブラニガン (Emily Rose) レベッカの親友
ルーサー・リーヴス (Tom McGowan) ラジオDJ、保守派
ピーター・エドワーズ (Phill Lewis) 大尉
マンデヴィル (Sonya Leslie) 軍人
スチュワード (Tom Choi) ロバートの選挙スタッフ

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