ブラザーズ & シスターズ
Brothers & Sisters (ABC 2007年) シーズン2

製作総指揮/ケン・オリン (「エイリアス」シリーズ)





第14話 戸惑いの波 Double Negative

脚本/Josh Reims、Liz Tigelaar
監督/Michael Schultz
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サラはグラハムの投資計画にどうしても慎重になり乗り切れず、
ノラは結局アイザックに付いていくことなく、家族と共に残る
ことを決断。そんな中、ロバートの元に共和党指名候補に
選ばれたテイラー議員から面会したいとの連絡が来る。

朝からキティはベッドで受精卵の写真をロバートと共に見てい
た。細胞分裂している写真を見て、もしかしたら3つ子かも
知れない事を口にする。そして今日の午後、テイラーから副大
統領のポストを打診される事を口にするが、ロバートは、3つ子
は予定外だとし、副大統領にもまだ打診されたわけではないと
告げる。単に彼はカリフォルニア票が欲しいだけで、何も決ま
った訳ではないと告げる。

ノラの元に家族が集まってブランチを作る。
自分たちがアイザックの件でノラと彼を引き離してしまった
事も有り、
ノラが失恋して落ち込んでいるのではないか?
感じた為、励ましに来たのである。落ち込んで当然だとするが
ノラはやることが色々と有るので悲しむ事もないという。
特に週末には
パサデナ小児病院で患者のための寄付のチャリテ
ィパーティーをノラが行おうとしていたのである。更にジェイ
ミー
が午後に来ると告げると、家族は露骨に嫌な顔をする。
レベッカはジェイミーとは誰なのか?と尋ねると、インテリア
デザイナーだという。
ノラは家族に何か辛いことが有ったとき
にはいつも彼女に連絡して家の内装を改装したりする
のだと
いう。レベッカは知らない家族の姿を見て、落ち込むと共に、
今日自分の父親が誰なのかDNA鑑定の結果の電話が有るので
ナーバスになっていた。レベッカはチャリティパーティー用の
服を買いに行くとして、家から出て行く。ジャスティンは
彼女の事が心配になり、一緒について行く。
ディーンが父親だとしたら全てのことが変わってしまうとして、
恐怖に感じていた。しかしジャスティンは少なくとも自分だけ
は絶対にレベッカに対する対応が変わることはないと励ます。
結果が分かればすぐにジャスティンに電話すると告げ出て行く。

ロバートはテイラーが来るまでの間ジョギングに出る。
キティは風呂に入る中で、玄関のチャイムが鳴る。ロジャーが
忘れ物でもしたのかと思いバスタオルのまま玄関に出ると、
なんとそこにはシークレットサービスと共にテイラーの姿が有
った。

テイラーはキティに対してロバートを待つ間、互いを知るチャ
ンスではないか?として色々と話をしようとするもそれを拒否す
るキティ。それならば気まずい沈黙に耐え続けるか?として
テイラーは黙ってキティの顔を見ていると、キティの方から
語り始める。一体何が目的で来たのか?とし、貴方は選挙活動
に於いて、ロバートの事を個人攻撃したと非難する。政治は
手段を選ばないものだとすると、愛や戦争と同じという事なのか
という。キティは少なくとも自分の仕事に誇りを持っていると
告げる。テイラーの妻・マギーは政治向きで、政治には環境に
馴染める人と馴染めない人が居るのだと告げる。

一方ケビンがサーフィン用のスーツの身を包む中、スコッティ
が帰宅する。手には包帯をしていたのでどうしたのかと尋ねる
と包丁で思わず切ってしまったのだという。破傷風の注射に
25ドル、傷口の縫合には2500ドルかかったとし、
保険に入って
居ないために高額
だという。ケビンは入らなければダメだと
するが、保険に入れず家賃も払えないのが現状だと語る。

ロバートが帰宅すると、テイラーはロバートに用件を話す。
自分たちは敵対していたが、私たちの政治ビジョンは似ていた
事。自分には
リベラルな州での票が弱いことを述べ、ロバート
に協力を求める
。しかしロバートは私の事をウソ付き、詐欺師
呼ばわりして避難した上、軍歴を侮辱したことを激怒する。
テイラーは手を組んで欲しいとし、副大統領になってくれと
語る。

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■レベッカの父親

何と言っても前回のラストではこの事が個人的には一番気にな
っていた。
そしてついにそれが判明する。なんとレベッカの父親はデビッ
ドであり、ウォーカー家とは何の繋がりも無いこと。
当然レベッカはデビッドに対して激怒。ホリーに対して言わな
い所がまたドラマを新しい方向へと導いてしまうのだから
皮肉だね。

■慎重派サラとソールの対立

サラはソールに、グラハムが持って来たゴールデンブラム社
との契約は結ばないよう話して欲しいと告げる。
しかしソールは勝手に話を進めて契約を結んでしまう。

ノラからソールがこれまでの人生に於いてずっと影の存在であ
った事を引き合いに出されて、誰にも信用されずに来た寂しさ
を知らされ、結果的に信用することにする。

しかしそんな最中で、ゴールデンブラム社の倒産。
ヘッジファンドに手を出した事が原因らしいが、中国人を
信じてはダメって事ですか?しかし投資金の2千万ドルはどうする
んだろうか。

■ケビンとスコッティ

一応一番害のないエピソードだったかな。
ただケビンが語っていたけど、週に70時間も働いている人物
が保険に入れないアメリカはおかしいと非難していたけど、
まさにそんな感じだね。パートナーになって、スコッティの
保険に入らせようとするも、ゲイの場合、パートナー=結婚
という事になるので、結婚するには何か特別なものが必要である
事を訴える。

■ロバートは副大統領の座を打診される。

前回はキティが副大統領に乗り気だったのに、結局今回は
キティが反対的立場を表明する。ロバートの野心を知りつつも
野心よりも愛を選んで欲しいとのキティの訴えがあった。
ただこの決断に於いてキティが足を引っ張ったとなれば、
近い将来、その責任をロバートはキティにぶつけてくるはずだ
というテイラー。確かに後悔先に立たずって所だろうけど
果たしてそのような展開になってしまうのか。

■ノラの希望

ノラは今回エレンと出会うことで転機を迎えた。
病院に通うために地方から出てくる人などを迎え入れる様な
施設なり、場所を提供したいというもの。
おせっかい好きのノラには、合っている事だけど、肝心のスポ
ンサーが倒産の危機。果たしてどうなるのか。

■ホリーとデビッドの別れ

結局デビッドは墓まで秘密を持って行く様子。
ホリーは失望するが、その真意を知らないまま、結局彼は
変わらなかったと思い込まされてしまう。
ただまぁレベッカにしてみれば、それくらいの罰は当然受ける
べきくらいに思っているんだろうね。

キティ・ウォーカー (Calista Flockhart) 次女
ノラ・ウォーカー (Sally Field) 母
サラ・ウェドン (Rachel Griffiths) 長女
トミー・ウォーカー (Balthazar Getty) 長男
ケヴィン・ウォーカー (Matthew Rhys) 次男。弁護士
ジャスティン・ウォーカー (Dave Annable) 三男。

ソール・ホールデン (Ron Rifkin) 伯父
ジョー・ウェドン (John Pyper-Ferguson) サラの夫
ジュリア・ウォーカー (Sarah Jane Morris) トミーの妻
ホリー・ハーパー (Patricia Wettig) ウィリアムの愛人
ウィリアム・ウォーカー (トム・スケリット) 父
レベッカ・ハーパー (Emily VanCamp) ホリーの娘

ペイジ・ウェドン (Kerris Dorsey) サラの娘
クーパー・ウェドン (Maxwell Perry Cotton) サラの息子
ガブリエル・ウェドン (Tyler Posey) ジョンの前妻との子
ロバート・マキャリスター (Rob Lowe) 上院議員
ゲイリー・モリス (Paul Cassell) 議員スタッフ
マイロ・ピーターマン (Michael Nouri) ソウルの旧友
ジェイソン・マキャリスター (Eric Winter) ゲイ。ロバート弟

トラビス・マーチ (Denis O'Hare) ロバートの秘書
リナ・ブラニガン (Emily Rose) レベッカの親友
スコッティ・ワンデル (Luke Macfarlane) ゲイ、料理人

グラハム・フィンチ (Steven Weber) 企業コンサルタント
アイザック・マーシャル (Danny Glover) 政治コンサルタント
デビッド・キャプラン (Ken Olin) 映画監督、ホリーの元彼
ボイド・テイラー (Ken Howard) 共和党指名候補
エレン・スナイダー (Viola Davis) 息子が白血病
ジェイミー (Ann Cusack) インテリアデザイナー
--- (Dave Matos) Reporter
--- (Treisa Gary) Reporter

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