バーン・ノーティス 消されたスパイ
BURN NOTICE (シーズン2)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/



第5話 任務の分散 SCATTER POINT

脚本/Ben Watkins
監督/Rod Hardy
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カーラの私書箱が有るとされる私書箱センターの前で張り込み
するマイケルとフィオナ。暑い中、冷房も効かずに根気の要る
作業。毎週水曜日に書類を取りに来ると聞いて、待っていると
そこにカーラの秘書だと思われる女性が取りに来る。
尾行していくと何の変哲もないビルへと入っていく。監視カメラ
も警備も居ないビルに本当に事務所など有るのか。
マイケルは宅配ピザを雇い、わざと怪しい動きをさせて警備状況
を眺めると、覆面の警備員がビルの周りに居ることが判明する。
事務所の事を調べると、二階の東角の部屋がどうやらカーラの
事務所だと判明。サムは取りあえずビルの警備の状況を調べる
為にも無線カメラを設置して監視しようという。

サムはこの日、
ヴェロニカと付き合って一ヶ月記念だとして、
彼女から高級時計を買ってもらっていた。

そんな中、マイケルの元を尋ねてくる男性・
トレヴァーの姿が
有った。黒のダッジに乗っている人物がマイケルだという話し
を聞いてやってきたという彼。数ヶ月前に釈放されたという。
自分は犯罪組織に於いて逃亡の仕切りの仕事を担当しており
逃走経路や車の手配などをして来たという。しかし逮捕され
子供が出来たことで、犯罪からは手を洗い、高校卒業資格と
整備士の資格を獲得して新たにやり直そうとしていたが、昔
の仲間が接触してきて宝石店を襲うために協力を求められたと
いう。協力といっても断れば殺害するという強制的なもの。
自分は保護観察のみであり逃亡も出来ず、警察にも相談が出来
ないとして、マイケルに処理を頼みたいという。生まれ変わる
と息子に誓ったとすると、マイケルも仕方なく仕事を請け負う
事になる。

トレヴァーの経歴を調べると、今まで凄い犯罪組織に属して
居たことを知る。しかし一体どの宝石店を狙おうとしている
のか、主犯格である
ティモしか知らないという。

マイケルたちはトレヴァーがティモと接触するのを遠くから
観察していた。彼らの仲間には、詐欺と横領を担当する
C.J
と金庫破りを担当する
ギルバート、用心棒としてカンディ
居ることを知る。ティム自身はかつて一度は逮捕されたものの
それ以外は未解決事件を繰り返しており、凄腕の犯罪者である
事が分かる。マイケルは仲間のウチ一人でも警察に捕まれば
計画をやめるだろうとし、ギルバートに酒でも飲ませて警察に
逮捕させようと計画を練る。

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更生したいトレヴァーだが、かつての仲間がそれを許しはせず
犯罪に荷担させられていく。なんとか息子の為にも犯罪からは
手を洗いたいのだが・・・

今回の事件は案外簡単に済むのかなと思ったけど、予想以上
に複雑な事に発展した。何よりもマイケルが金庫破りする
所を見せてスキルが有ることを示さねばならず、マイケルには
そんな能力があるのかどうかでちょっとした緊迫感が演出
された。
しかし金庫破りはスパイの基本的スキルだという事で、練習
するシーンも含めて上手く説得力を持たせた感じだった。

ドラマとしては相変わらず仲間同士でつぶし合いをさせると
いうもの。

当初の計画では、ギルバートに酒を飲ませて警察官に逮捕
させるだけで計画は立ち消えになる予定だったが、2年間も
準備し計画してきたことなので辞めることは出来ないという。
ただいざその計画を実行してみると、2年間も必要もない程
呆気ない金庫破りの仕事だったようにも感じる。
有る意味そのまま金庫破りの計画を実行しても、捕まらずに
やり過ごすことが出来たけど、全てはトレヴァーが組織との
関係を断ち切ることにあったのだから、そんなズルは出来ない。

一方サムは今回ヴェロニカとよろしくやるという展開だった。
付き合って一ヶ月の記念。
高級時計をもらったり、ムード有るレストランで食事を演出
し、しかも相手の方からサムに結婚を申し込むというこれ以上に
無い展開だったけど、なんとサムは既に70年代に結婚していた
という。しかも離婚をしていないとはどういうことなのか!?
残念ながらクレジットを見る限りではヴェロニカとの関係は
これで終わりみたいだ。これ以上に無い申し出だったけど、
マイケルがフィオナと関係を発展させないのと同じ様な理由
がサムには有るのだと思ってみていただけに、結婚していた
事実が浮上するとは思いもしなかった。

一方カーラの件は、事務所に侵入するも、カーラの方が一枚
上手だった。カーラ自身そんなヒマならばマイケルに仕事を
依頼せず自分でやれば良いじゃないかという感じだね。

マイケル・ウェスティン … ジェフリー・ドノヴァン (スパイ)
フィオナ・グレナン … ガブリエル・アンウォー (元・彼女)
サム・アックス … ブルース・キャンベル (元相棒)
マデリン・ウェスティン … シャロン・グレス (マイケル母)

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
カーラ (Tricia Helfer) マイケルを脅す女


ティモ (Oded Fehr) 主犯格
トレヴァー (Maurice Compte) 依頼人・更生したい
カンディ (Robin Givens) 用心棒・黒人女性
ヴェロニカ (Audrey Landers) サムの彼女
ギルバート・ケスラー (Joe Hess) 金庫破り、太り気味
C.J (Aaron MacPherson) 詐欺と横領

--- (Paul Caesar) ガードマン
--- (Gilbert Cannatella)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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