バーン・ノーティス 消されたスパイ
BURN NOTICE (シーズン2)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/



第10話 善意の任務 DO NO HARM

脚本/Matt Nix
監督/Matt Nix
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カーラの事を追跡していたマイケルだが、それを知ったカーラ
は弟のネイトをハメて警察に逮捕させる。
マイケルはサムからの電話でカーラに協力していた狙撃手が
爆弾によって殺害された事を知り、マイケルは自分自身の身に
も危険が迫っていることを知り急いでドアから離れると、その
瞬間家のドアが爆発する。

サムがすぐにマイケルの元に来る。
マイケルは爆風によって吹き飛ばされ二階から落ちるも車が
クッションになっていて事なきを得る。サムはマイケルを
車に入れると、二人の車を追いかけるものの姿があった。
前後を挟まれるが、辛うじて逃げ切ることが出来た。
サムが購入した中古車はボロボロ。ちょっぴり落ち込むサム。

マイケルたちは警戒して町を歩くと二人前に怪しい男が一人
佇む。一瞬殺し屋かと思うが、彼は自殺を企て走る車の前に
突然飛び出す。それを受けてマイケルは傷ついた体を引きずり
彼を助ける。
男の名は
ケニー。マイケルは悩んでいるであろう彼の助けにな
るとして声を掛ける。

話を聞くとケニーには息子の
ジャックが居て、生まれつき心臓病
を患っているという。悪化していて治療センターに入院する
必要があるが、病院にいるときに心臓病に効くという薬の購入
を持ちかけられたという。そこで25万ドルを使って購入して
しまったとの事。自殺すれば保険金が下りるために息子を
治療センターに入院させられると思ったとのことだった。
スパイには個人的感情は御法度だが、マイケルは詐欺を捕まえ
金を取り返すことを約束する。

しかしその事を話すとサムは猛反対。
マイケルの事を殺害しようと企てた人物が居ることや、感情に
任せて安請け合いするなと忠告する。しかし彼を助けたいと
マイケルは告げる。

そんな中、マイケルの元に車で尾行してくる男の姿があった。
カーラの使いだとしりマイケルは怒りにまかせて、俺をカーラ
の元に連れて行くよう自ら名乗り出る。
目隠しされ、カーラの元に連れて行かれると、彼女は爆弾を
仕掛けたのは自分たちではない事を告げ、現在自分たちの計画
も暗礁に乗り上げているという。マイケルはカーラたちの利益の
犠牲には決してならない事を告げると、俺の人生を元に戻せと
激高する。

マイケルはフィオナに頼み家のドアに仕掛けられていた爆発の
成分を調べて欲しいと頼む。
一方サムからの報告で、ケニーに詐欺を仕掛けたのは、コーラ
ルゲーブルス中の病院で荒稼ぎしている連中であることを
告げる。
そこでサムが肝臓の病気だとして病院に行き、フィオナが薬を
売る様芝居をすることに。自分たちのシマを荒らされたと
感じる詐欺グループが必ず接触してくるだろうと告げる。

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マイケルは何者かに命を狙われ命からがら逃走する中で、
一人の自殺願望の男性・ケニーと出会う。
彼には心臓病の息子・ジャックを抱えており、病気を治そう
とするあまり詐欺に引っかかって絶望している所をマイケル
が助ける。

今回はマイケルが色んな感情に振り回される話だった。
スパイとしてはあまり感情を露わにしない方が良いし、それを
見せないことが一流のスパイとしての証だと思うけれど、
カーラに激怒する姿や、ケニーに対して情に流された感じ
を受ける。

実はケニー自身がマイケルの事をハメて金を奪い取ろうとして
いるのではないかとヒヤヒヤして見ていたけれど、それは取り
越し苦労みたいだった様だ。

医療詐欺のボスは凶暴な女性という事で、カーラが何らかの
殺しに手を貸していたり、医療詐欺事件に於いても関わって
いるのではないかと思うところも有ったが、結果的にはどちら
にも関与はなかった。
この世界にハマる女性はどれも凶暴だね。

何よりもフィオナ自身が感情を露わにしてレイチェルに殴り
かかる所が凄かった。レイチェルの腹筋を見れば、細身の
フィオナが勝てそうになかったけど、もの凄い争いになって
いた。

医療詐欺に関わったトッドとフィリップは意外と呆気ない人物
だったし、彼らに目隠しして見えない事を利用して、上手く
相手に心理的圧力を加えて情報を引き出す姿があった。

また今回の見所はなんと言ってもマイケルとサムが殴り合う
シーン。今回のテーマはガチンコ勝負なのかというくらい
殴り合いの見せ場が多かった。

そしてなんと言ってもフィオナがキャンベルと別れたこと。
彼からフィオナの運命の人はマイケルだと言われてしまった。
ずばりそうなんだけどね。

レイチェルの居場所を突き止める方法が、何とも科学の最先端
を言っていそうなドップラー効果を上手く拾い上げたもの
だった。

結局爆弾の件は次週に持ち越し。
マイケルを殺害しようとしたのは一体誰なのか。
マイケルくらい目立った動きをすれば、色んな所で狙われそう
だけどね。

マイケル・ウェスティン … ジェフリー・ドノヴァン (スパイ)
フィオナ・グレナン … ガブリエル・アンウォー (元・彼女)
サム・アックス … ブルース・キャンベル (元相棒)
マデリン・ウェスティン … シャロン・グレス (マイケル母)

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟
カーラ (Tricia Helfer) マイケルを脅す女
キャンベル (Gary Weeks) フィオナの彼、救命救急士


ケニー (David Barry Gray) ジャックの父
レーチェル (Stacy Haiduk) 詐欺グループリーダー
トッド (Graham Shiels) 用心棒
フィリップ (Matthew Humphreys) 医療詐欺師
ジャック (Charlie Nix) ケニーの息子

--- (Elsie Gattas) Receptionist
--- (Claudia Londono) レストランの女性


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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