バーン・ノーティス 消されたスパイ
BURN NOTICE (シーズン3)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/




Jun. 18, 2009
第3話 見えない戦い END RUN

脚本/Craig S. O'Neill
監督/Dennie Gordon
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マイケルは朝から新聞を読んでいると、突然ドアを叩く物が
やってくる。最近つきまとっているパクソン刑事かと思い、
マイケルは急いで不利な証拠を片付けて、アリバイを用意し
居場所をハッキリさせて置こうとする。しかしやってきたのは
ネイトだった。ネイトによると今朝は最悪な気分を味わせられ
たとしてマイケルにもその気持ちを味わってもらおうとしたの
だという。その理由は、なんとマイケルの事を尋ねてパクソン
ロペス刑事がネイトの元にやってきていたのである。パクソン
はネイトの後にマイケルの元にやってくる。あんた俺に気が有
るのか?というマイケルは忙しいのだと告げる。パクソンは
今後も貴方の友人、血縁関係者、仕事仲間に次々と聞いて回る
事を告げ、止めたければ私に知らせてと圧力
をかけて出て行く。

ネイトにいつこの街に来たのか?と問うと6時間前だが、5時間
はあの女から質問をされていたという。この街に戻ってきたの
投資家に逢うためのもので、事業を拡大したいのだという。
マイケルにも協力して欲しいと言うが・・・

マイケルはフィオナやサムと逢う。
女刑事が嗅ぎ回っている事を告げ、今日は弟にも接触してきた
事を語る。フィオナはとりあえず今は黙って居る人たちばかり
だが、喋る仲間が見つかるのも時間の問題だという。武器ディ
ーラーのシーモアとか、マネーロンダラーのバリーは状況が
不利になればマイケルの事を話してしまうかもしれないと。
サムとフィオナは互いに釣り好きのオッサンが喋るかも知れない
し、過激な女がしゃべるかもしれないぞとしてにらみ合う。
探って後悔する相手に近づければ良いのでは無いか?というフィ
ナオ。

そんな中、怒れる武器商人のブレネンがマイケルの前に現れる。
マイケルに対してこの前は世話になったなと告げると、今頃
南米のバイヤーから逃げている頃だと思っていたと語る。
敵対組織に匿名でAK-47とロケットランチャーをプレゼントして
互いに殺し合いをさせているウチに逃げた事を語る。何のために
マイアミに戻って来たのかと問うと、投資話があったのだとし、
リムジン会社のパートナーが今ネイトに逢っているという。
ネイトが逢っているのはシチリアの殺し屋・ブッチャーだと
語る。商談は私ではなくキミにかかっている事を告げ、マイケル
にはネイトの無事を願うならば使いっ走りになってもらうと告げ
る。
マイケルは一体何の仕事だ?と尋ねるが、使いっ走りは何をするか
なんて知らなくて良いとし、逃げたりしくじったりしたらネイト
が死ぬだけだと語る。まずはネイトが生きている証拠を聞かせろ
というマイケルは、骨折り損にならない証拠が欲しいという。
するとブレネンはブッチャーに電話し、ネイトと商談している
声を聴かせる。

サムとフィオナはマイケルの実家にバリーを呼ぶ。
現在マイケルの事を刑事が探っている事を告げ、追い払うのに
力を貸して欲しいと頼む。バリーはカウンセラーからはストレス
のかかる環境は避けろと言われているとして、断ろうとするが
共同名義の口座を開いて欲しいのだという。マイケルと市長の
補佐官の口座を開いて欲しいと。バリーは仕方なく引き受け、
その為にはここに言ってスキミング装置をファビアンから受け取
ってくるよう告げる。ファビアンは俺の見習い役だという。

ブレネンはマイケルに次々と仕事をさせていく。

・あの会社のオフィスの机の中からハードウェアキーを盗み出せ
という事。
・ある会社幹部・ジョナサンからボイスキーを作る為にフルネーム
と0から9の数字をボイスレコーダーに吹き込んでこいとの事。
・兵器メーカー・JLAインダストリーズの研究室から灰色の箱を
盗ってこいという事だった。

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マイケルはパクソン刑事につきまとわれる中で、かつて
マイケルによってしてやられたブレネンが再びマイアミに
舞い戻り、マイケルの弟のネイトを人質に取ってマイケルに
武器を奪うのを手伝わせる。散々利用した上でマイケルも
ネイトも殺されることは明らかな状況の中で、サムとフィオナ
に助けを求める。

前回マイケルの誕生日にも登場しなかったマイケルの弟・ネイト
が登場。マデリンってネイトよりもマイケルの事を溺愛して
いるのかな。

今回は犯罪者やスパイにも家族がいるという事を改めて
感じさせるものがあり、そこに共通するウィークポイントが
存在しているというものだった。

フィオナが相変わらず良い役割を果たすなと。
ネイトの事で随分と協力してもらったフィオナに対して
お礼を言うも、家族だからとして当然のように振る舞う
フィオナの姿。これだけ思ってくれているのであれば、
マイケルは頃合いを見て今の仕事に決着をつけて彼女を
幸せにして欲しいところ。

新たに事業を拡大しようとしているネイトがまたしても馬鹿
な投資話に引っかかる・・・って感じのネタだったけど、
マイケルは逆に自分の存在がネイトを駄目にしているのでは
ないかとする一面も悟り、複雑な様相を呈している感じ。

ミッションネタでは、マイケルが完全に踊らされていたけど
最後に逆転するというのはお約束。
今回三つくらいそのミッションが有ったけど、どれも上手く
セキュリティをかいくぐったりして、面白く出来ている。
マイケルの田舎者的役柄を演じている時が一番楽しい。
セキュリティの突破が難しいとみるや証明突破とばかりに
ガラスをぶち破って体に傷を付けて、同情を誘うところ
など笑えた。

また今回は仲間の存在の有りがたさを十二分に感じる流れ
だった。マイケルはみんなに多くの貸しを作っているよな。
金の流れを追うにはやはりバリーに限るとばかりに、ブレネン
の口座の流れを読んで娘がスイスの寄宿学校にいることを
突き止めるというのも上手く出来ていた。ただ確信はそれなり
にあったのだろうけど、当てずっぽう的要素もあったので
読みが外れていたら即終了って感じのパターンだったね。

最後はパクソンがマイケルに対してアナタがそんな手に出るな
らば・・・と言っていたけど、寧ろパクソンがそんな手に出て
いるからこそ、マイケルが取った作戦だろうと小一時間な
突っ込み所のネタだったな。

武器商人・ブレネンは今回で2度目の登場。

Season 2, Episode 15
Season 3, Episode 3
Season 4, Episode 16
Season 4, Episode 17


演じているJay Karnesは、「ザ・シールド ルール無用の警察
バッジ」
、ホランド・ワーゲンバッハ刑事役でレギュラー出演
している。

・Roberto Pla & His Latin Ensembleの"No Quedo Nada"
・Cal Tjader All Starsの"Bludan"
・Nard Beringsの"Strictly Confidential"
・Julian Beestonの"Raiders"
・Swaybackの"Earring In The Shag"
・PolyWooDの"Clobberin' Time"
・Keith Hillebrandtの"Olor"

マイケル・ウェスティン … ジェフリー・ドノヴァン (スパイ)
フィオナ・グレナン … ガブリエル・アンウォー (元・彼女)
サム・アックス … ブルース・キャンベル (元相棒)
マデリン・ウェスティン … シャロン・グレス (マイケル母)

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟

パクソン (Moon Bloodgood) マイアミ署・刑事
ジョナサン・カーバー (Scott Michael Morgan) 企業の幹部、ガンマニア
タイラー・ブレネン (Jay Karnes) 武器密売人
--- (Barry Brandt) Security Guard
--- (Christina Christian) Female Bartender
--- (Jim R. Coleman) Building Supervisor
ロペス (Charles De La Rosa) 刑事
--- (Dominick LaBanca) Bald Man

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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