バーン・ノーティス 消されたスパイ
BURN NOTICE (シーズン3)

製作総指揮:マット・ニックス

http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1
http://www.ntv.co.jp/burnnotice/




 

Jul. 16, 2009
第6話 ハンター THE HUNTER

脚本/Ryan Johnson
監督/Bryan Spicer
--------------------------------------------------------
マイケルはフィオナ(フィー)とトレーニングを行う。
互いの動きが分かるので効果的だが、私生活も知るパートナー
だと痛みを伴う。マイケルはフィーが強く当たってくる事を知
ってスパイに戻る事にまだ反対してて居るのかと問うが、
言葉では賛成するという。
そんなマイケルの元に何者かがドアを叩く。外に出てみるが
そこには誰もなく、マイケルの好きなヨーグルトが置かれて
いた。あんたの気を引きたがっていることだというフィー。
もしかしてスパイ仲間からなのかと問うと、マイケルは中に
入って居たカードから、
"ココウォークで午前10時に友より"と書かれているのを見つける。
フィーは復帰できそうで良かったわねと告げる。

スパイとの初顔合わせはブラインドデートと似ているような
もの。最初の2、3回は特に緊張するとし、逃げる方法や
期待を裏切られることを覚悟するものだという。
マイケルと接触を図って来たのはトム・ストリックラーという
スパイ仲介人だった。
トムはマイケルが一流のスパイである事を知っているとし、
君の腕は魅力だが、
マイアミでは活動資金も後ろ盾も無い
のでやっていけないのではないか
という。
敵の敵が君の活動に
出資する
のだとし、業務提携をしたいのだという。報酬は10%を
いただくとのこと。現在君の昔の仲間がマイアミに来るという
噂であり、マイケルに部が有るとされている案件だった。
相手はウクライナ人が90年代の任務に腹を立てているのだという。
それ以上のことはまだ情報は掴んでいないとし、下調べが
終わったら改めて交渉しようとするが、マイケルはそんな仕事
は断ると告げる。

フィーの元に帰宅すると、マイケルはトムという仲介業の男
で、俺のことをウクライナ人が狙っているのだという。
フィーはジョン・ベックが役に立つかも知れない事を告げ、
あの国の偉いさんの為に大金を稼いでいるのだという。武器を
盗んでは売る武器商人でも有り、マイアミのワルにしては
人脈が豊富な人物とのこと。フィーはかつて彼からプロジェ
クト90をくすねた為に彼との間に立つことは出来ない事を告げる。
変わりにベックの行きつけの店を教えるとのことだった。

そんな中、サムからマイケルの元に電話がなる。
ママの元に何者かからカーテンが届いているというので
ある。あるウクライナ人が俺のことを捜して居るのだとし、
やられる前に相手を殺せば金を払うという奴からの贈り物だろ
うとの事だった。

--------------------------------------------------------

マイケルのスパイとしての腕に目を付けた仲介人のトムは、
マイケルに対して、敵の敵は味方である事を説き、自分の
敵を振り払うことで上手い事敵対しているものからお金を
取る商売を持ちかけてくる。
マイケルは断るが・・・

珍しくマイケルのママ・マデリンがマイケルを助ける為とは
いえ、マイケルの稼業にちょっぴり足を踏み入れたとする
流れが今後期待させるものがある。
サムが居候している関係も有って、マイケルの動きが全て
サムを通して伝わってしまいそうだ。
元々サムってマイケルの事を一部FBIにネタ提供していた
過去が有るよな。
マデリンが少しずつ鋭くなっている所も気になる。

さて今回のエピソードはマイケルが望んでいるスパイと接触
して、マイケルの元上司にメッセージを送ろう的なもの
ではなく、寧ろトムという人物から商売の売り込みをされた
感じだった。
家族のためにも後ろ盾が欲しいことは、このシーズンに入って
マイケル自身が語っていたことなので、提案に乗るのも悪く
はないのかなと思ったけど、トム自身がどんな人物なのか
イマイチ掴みづらい。

また今回のエピソードを通して、人脈のあるベックと友達に
なった事は今後とも色々とマイケルにとっても利点として
働いていくのかも知れない。
ベックはスパイではなく武器商人なので、どうも考え方が
マイケルと異なり、色んな所で衝突するも、銃で撃たれた
際には、観念してマイケルの指示に従っていった。

マイケルのランボーバリの水に潜んで相手の懐に入る様が
なかなか面白く描かれていた。
マイケルはボスを殺さない限り延々と追いかけられることに
なるとしていたので、ついにマイケルも殺人を犯すことになる
のかなと思っていたけど、上手い事殺人は犯さずに処理する
流れで、ベックの見せ場も有ってなかなか面白かったかな。
お金は受け取れば良かったのにね。

フィーは相変わらずマイケルがスパイに戻るとしても協力する
姿が有る。前回のエピソードの中で、マイケルが戻るならば
私も・・・と告げて涙するシーンが有ったけど、まだまだ
マイケルには諦めて欲しいとは思っているのだろうけどね。

ピンチと有ればすぐに助けてくれるフィーの健気さが良かった。
サングラスを渡す辺りもオシャレなオチだった。

残念ながらベックの登場はこれ以降無い。
トムは
Season 3, Episode 7
Season 3, Episode 8
Season 3, Episode 9

に関わってくるので楽しみにしよう。

■使用された曲

Salme Dahlstromの"See You"
・The Tilting Manor Marimba Bandの"Port Of Wayne"
Lucho Campilloの"Cartagena"
・Julian Beestonの"Gasoline"
・Russell Howardの"Taking Off"
・Keith Hillebrandtの"Answers"
・Jesus 'El Nino' Alejandroの"Date Cuenta"
・Level 1の"Addiction"
・Figure and Grooveの"Criminal Behavior (TSP Remix)"
・Phunkpiranhaの"All or Nothing"
・Nikhil Korula Bandの"Truth (Instrumental)"
・Wayne Jonesの"Port Of Wayne"

マイケル・ウェスティン … ジェフリー・ドノヴァン (スパイ)
フィオナ・グレナン … ガブリエル・アンウォー (元・彼女"フィー")
サム・アックス … ブルース・キャンベル (元相棒)
マデリン・ウェスティン … シャロン・グレス (マイケル母)

バリー (Paul Tei) マネーロンダリング
ネイト・ウェスティン (Seth Peterson) マイケルの弟

ジョン・ベック (Keith Diamond) 武器商人
ピョートル・チェチック (Peter J. Lucas) ウクライナ人
ヴラッド (Igor Jijikine) チェチェクの部下
トム・ストリックラー (Ben Shenkman) 仲介人
--- (Eliezer Castro) Police Officer
--- (Niko Nedyalkov) Russian / Goateed Thug
--- (David Sussman) Pilot
--- (John Trapani) Boat Rental Clerk
--- (Patrick Louis Ah-Wong) Burly Guard

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system