バーン・ノーティス 消されたスパイ BURN NOTICE (シーズン3) 製作総指揮:マット・ニックス http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1 http://www.ntv.co.jp/burnnotice/

Jan. 28, 2010
第11話 悪魔の使者 Friendly Fire

脚本／Alfredo Barrios Jr.
監督／Terry Miller
--------------------------------------------------------
スパイの世界でホテルのプールで会おうという誘いは平和を
意味する。脱出ルートが多く、人混みであり、水着故に武器を
隠せない。
マイケルはギルロイからプールで会おうと連絡が入るが、待ち
合わせ場所に行くまでに、ホテルの一室から危険人物が居ない
かどうかを調べる。フィーも一緒に援護してもらう。
ギルロイは金を積まれたら何でも売る男で、マイアミでも何か
しようと企んでいる事は明らかだった。連絡係のディエゴを
殺されてしまい、現在彼の悪巧みを止められるのは俺だけだ
としてマイケルはフィーを説得する。

ギルロイと遭うマイケル。
ギルロイはマイケルの手を見て労働者の手をしているという。
マイケルは汚い事も含めて色々と仕事をしてきたからだと語る。
クビになったスパイは魅力的だというギルロイ。アメリカ人は
退屈でいつも書類ばかりで融通が利かないという。マジメだが
いつもビクビクしていると。ギルロイは友人のトム・ストリッ
クラーが亡くなった事に関して、マイケルが仲間を撃ったとして
何故殺したのかと問い詰める。仲介業が居ない方が手に出来る
金も多いだろうというマイケル。しかしそのせいでCIA局員が
トムのビジネスに興味を持ってしまった事を告げる。君は正義
のスパイなんだろう?と問うと、それを否定し俺だって汚い事
をしてきたのだという。ギルロイは手を組む前に暫く考えさせて
もらうとし、暗に監視することを告げる。そしてマイケルが
フィーを護衛に付けてきている事を知って、ギルロイは仲間
にフィーが手にしているシャンパンを射撃させる。

サムはレイノルズ家に引っ越しをするという。
駐車場でビューイックを壊してしまったが許してもらえたとし、
マデリンの家に置いて有る荷物は倉庫に預けることにしたとの
こと。サムはマイケルにギルロイとはどうなったのかと尋ねる
と俺がワルだと知るまでは手を組まないと言ってきたのだと
いう。マイケルがしてきた事のファイルを読めばわかる事では
ないのか?とするが、恐らく監視してくるだろうので、悪の振り
をする事を告げる。企みを知る為には手を組むしかないのだ
と語る。

そんな中、マデリンの家にサムの友人だとするマックがやって
くる。サムはマックだと知ると、突然殴り飛ばす。マックも
また殺されて当然のことをしたので文句は言えないと語る。
しかしそれでもマックはサムに手を貸して欲しいのだと語る。
海軍で一緒だったが、一生顔を見たくなかったのだとして、
マイケルやマデリンに語るが詳しくは話そうとしなかった。

しかしサムはマックから用件を聞く。
マックは海軍を辞めた後にヒューストンの警察官になった
のだとし、誘拐事件を担当したのだという。次々と解決する
中で、時々変質者もいて、子供を浚って殺害する最悪の凶悪犯
が居るのだという。容疑者はリンコンという男で証拠を手にし
て彼のアジトに踏み込むと同時にドアに仕掛けられていた
爆弾によって部下の二人を殉職させられたのだとし、俺が指揮
を誤ったせいだということになっているのだという。しかし
完全に濡れ衣だという。現在は停職中になっていて、遺体は
飛び散っている為に誰の遺体なのか分からない状況だという。
被疑者死亡で捜査を打ち切ることになってしまったが、
リンコンはまだ生きていてマイアミに逃亡したという情報が
有るのだという。なんとか逮捕に協力して欲しいという。
サムは仕方なく"ドSの女に協力を頼む"事を告げ、捕まえたら
帰れよと告げる。
--------------------------------------------------------

ギルロイが連絡係のディエゴを殺害した事を受けて、マイケル
は彼がマイアミで何かをしようと企んでいるのを知って
なんとか仲間に取り入り、彼のしようとしている事を暴いて
背後にいる組織に迫ろうとする。しかしその為には自分は
汚い仕事でも何でもこなすといる一面を見せることで、相手
に信頼させる必要が有った。
そんな状況の中で、サムの元海兵隊時代の仲間のマークが
助けを求めてやってくるが、サムはかつての妻・アマンダを
彼が寝取った事を知り絶対に許すことが出来ずにいた。

トムに取り入る際にもマイケルはどんな汚い事をさせられるの
かと思いヒヤヒヤさせられるものが有ったけど、今回のギルロイ
を信じさせるには、口だけでなく時に犠牲を伴うことにも手を
出して行かねばならないのではないかと考えると、ちょっぴり
怖い感じがするね。

今回はサムの友人からのヘルプ要請で、女児誘拐・殺人犯の
リンコンを捕まえるべく行動を起こすというモノ。

まさにマイケルの存在が恐怖の大王に見えるほどの怖さ・猟奇
さを感じさせるモノが有り、上手いこと相手に攻撃させること
なく、相手を深く傷つけることなく、処理していった案件だった。

フィーが語っている様に、ギルロイに関して射殺してしまった
り、警察に引き渡せば簡単に済むことだとするように、
今回のマイケルにとっても、ある意味ヴェガを殺してしまえば
事足りてしまうのではないかという感じがする。

今回マイケルが恐怖を植え付けるギャング団のリーダー、
オマールは見た目と違って必要悪であり、市民にとっては
信頼すべきボディガードの役割を果たしている。そんな彼を
脅してしまうことはちょっぴり感情移入させることを難しく
したけれど、最終的にはなんとか上手い事処理させたのかな
という感じ。まぁラストにヴェガがどうなったのかはよく
分からなかったけどね。

今回のギルロイが強敵だということもよく分かるし、フィー
に銃弾が向けられたことでちょっぴり憤怒しつつ、ナーバスに
なる一面が有ったけど、最終的にはマイケルもフィーに対して
サービス出来たし、サムとかつての同僚との蟠りも解けたし
面白く演出された話でした。
フィーが最後にマイケルに対してその事を切実に訴えるシーン
が切ないけど、逆に今回のホテルの予約を取った理由を知った
際のギャップも良かったね。
マイケルを撃ち殺すとするけど、マデリンとは仲が良いし
フィーにとってはウェスティン家はもう家族になっているんだ
ろうね。

フィーとサムがあんまり言い合わなくなったのがちょっぴり
残念だけど、今回はサムはフィーの事をドS女と表現。
フィーはサムをメタボ男と語っていた。サムが特殊工作員だった
としても、ちょっとサムに倉庫に爆弾をしかけさせるとか、無理
が無いだろうか?彼一応年金受給者だよなぁ。

■使用された曲

・