26 Nov. 2011
第15話 弟のプライド Brotherly Love
脚本/Ben Watkins 監督/Terry Miller
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『スパイにとって歯がゆいのは重要な任務から外されること』
ジェシーとサムがドミニカに行く間、マイケルはマイアミに
止まる事になる。ジェシーはマーヴに頼んでオークションに
参加する為の金を用立ててもらい、なんとか参加資格を得た
のである。内輪の会の様だとし、3日後にオークションが開催 されるが、場所などは一切知らされていない。3日しか無い
のに警備状況を調べてリストを見つけて盗むなんてサムと
ジェシーだけでは大変だろうとしてマイケルも同行するという が、リストの中身はマイケルを首にしてマイアミに縛り付け
ているヤツらだとして、マイケルが動けば相手を刺激させる 可能性があるという。弟がマイアミに来るのだから今日はゆっ
くり家族で寛げと言われる。
サムとジェシーは二人でドミニカ共和国へ飛ぶ。
『スパイにとって情報は買うよりも盗む方が都合が良い。
しかし売る側も宝を容易には手放さないもの。』
ジェシーはオークションの招待状をジャスティン・ウォルシュ
から受け取る。ジェシーはオークションの場所や会場、 警備状況などを聞こうとするが一切話そうとしない。リストを
買いにくるヤツに襲われる可能性だって有るのではないかと するが、"常に動いている"ので盗まれることはないという。
買い手ならば幾らでも居るのだから無理してオークションに 参加する必要はないと言われる。横取りするヤツには容赦は
しないと言われる。 ジェシーはサムと合流すると、サムは動かし続けているので
有ればバイクに乗ってライダーからライダーに手渡し続けて いるのだろうという。しかしどのようにそのライダーを探せば
良いのか?というジェシーに対して、サムは方法はあるとし、 友達を作れば良いのだと語る。
『スパイは休暇に慣れていない』
ネイトがマイアミに来る為にマイケルは空港まで彼を迎えに
いく。しかしマイケルはネイトがスーツケースも持たずに "平静"と書かれたTシャツ一枚でやってきたことに違和感を
唱え、ただの里帰りじゃないだろうと問う。するとネイトは
友人にカスタムカーの整備をしてい店のオーナーがいるが
その友達から一昨日3台の車が盗まれたとして捜索するよう
依頼が入ったのだという。ギャラが良いし、何よりも友達
なのだという。
ネイトと共にテイラー兄弟の店にいくと、店内で喧嘩している
声が聞こえる。兄のジェフが弟のビリーに対して激しく叱責
しているところだった。ビリーのヤツのせいでもう終わりだと いうジェフ。話を聞くと店のローンの支払いなどが遅れて
切羽詰まってたので、ヘクター・リヴェラの仕事を請け負った
のだという。リヴェラはドラッグの売人のボスであり、
月に一度ヤクを運ぶのに車を貸しただけだという。その車が
盗まれてしまったというもの。中にはヘロイン20kg(200万ドル 相当)が積み込まれていたのだという。ビリーは祖父の代から
46年店を続けてきたのに俺たちの代が潰すわけにはいかなかっ たのだと語る。マイケルはネイトに仕事から降りるよう告げ、
二人には逃げるよう話す事を告げるが、ネイトはどうしても やると告げる為に仕方なく、フィーを呼んで作戦を練ることに
する。盗まれた車3台は69年型GTO、カマロ、メルセデスであり
ドラッグが積まれていたのはGTOである事を語る。
フィーは情報を集めてくる。
すると盗んだのはトップクラスの車泥棒であり、防犯カメラ から写らない様にレーザーストロボを使い、プラズマトーチで
ゲートを切断しているのだという。マイアミでもこんな装備 を使うチームは限られているとのことだった。マイケルは
トニー・ソトに話を聞きに行くしかないと語る。
『名前だけを変えても前に化けたヤツにはなれない』
『情報収集で頼れるのはプロのスパイとは限らない』
『見張りを突破するには自分を外に行かせるより中に入れた方が
安全だと思わせるのがベスト』
『情報は大量で有っても分析はしっかりやるべし』
『防犯意識の高いヤツはコンピュータを保護し文章をシュレッダー
にかける』
『キー無しでエンジンをかけるのは並の泥棒でも出来る。だが
キルスイッチ装備の改造車では並以上の技能が必要だ』
『敵地で本格的に自動車修理をするならみられない様に気を配り
音も聞かれないようにしなければならない』
『特殊部隊は端員個人の能力を基に分隊を組む』
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