キャメロット〜禁断の王城〜
Camelot

制作総指揮 ・・・ グレアム・キング
脚本 ・・・ マイケル・ハースト

http://www.bs11.jp/drama/2052/





Apr. 8, 2011
第3話 グイネヴィア Guinevere

脚本/Chris Chibnall、Louise Fox 監督/Jeremy Podeswa
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岩から剣を抜いたモノがブリテンの王になる。
国民に王としての勇気と継承を知らしめる為に、伝説だとされ

る剣を引き抜いたアーサーはその事実を元に戴冠式を行い、
そして王の闘士として、命の恩人であるレオンテスを任命する。


一方6人の強盗たちが、グィネヴィアの父が収める城下に侵入
しようとして企んでいた。

グィネヴィアはアーサーとの出会いに混乱し、突然結婚式を行う
ことにする。子供の頃からレオンテスとは恋仲だったので今更
急いで式を挙げることはないのではないか?と問われるが、グィネヴ
ィアは彼が運命の人じゃないとしたらどうすべきかと逆に問う。
3日後に結婚式なので気持ちが揺れているのねといわれるが、
現在良い男など絶滅寸前なのに、レオンテスは若くてハンサム
であり、その上ブリテンの王の騎士なのだという。父のこの
領地も守ってくれる相手だと告げる。

そんな中、グィネヴィアの元に
父・レオデグランスがやって
くると館が襲われているので今すぐに逃げるぞという。相手が
多すぎるので危険だとして、グィネヴィアたちは
キャメロット城
へと向かう。

キャメロットには人が徐々に集まってくる。
みんな新しい王からの施しを待っているのだとし、噂で集まって
来たのだという。
そんな中レオンテスとグィネヴィアとその関係者達が城へと
やってくる。ここならば安全だとして、アーサーはマーリンの
静止を振り切り、ここに住んでもらって構えを無いことを告げる。
マーリンはアーサーがグィネヴィアに気が有る事を知って止め
るがアーサーは勝手に決めてしまう。レオデグランスはこの
状態では結婚式は延期にしなければならない事を告げると、
マーリンはそれならばここでグィネヴィアの結婚式をやろうと
してアーサーとグィネヴィアの関係を引き割こうとする。
結婚は希望の象徴だと告げるとアーサーも断れなかった。

モーガンは父が囚人たちを拷問していた部屋を見に行く。
そこでビビアンという女性が目に留まる。モーガンの父・ウーサー
王に仕えていたという彼女は顔にイレズミをしていた。
その事を尋ねると、自分の祖先は奴隷としてローマ人に連れて
こられたが、帝国の崩壊によって解放されたこと。しかし祖国
には戻らずここに留まったという。これは故国の印だという。
モーガンは父の事をどう思っていたか?と尋ねると、敬っていた
と告げる。モーガンはビビアンに対して、
信用出来る使用人を
残して、他の人は切り捨てろ
と告げる。この城にも空気を入れ換え
が必要で女性を増やそうと語る。

その頃、ケイとレオンテスは先のロット王との戦いに於いて
兵士が随分減ってしまった事を問題にしていた。なんとか優秀
な戦士を入れれば士気が上がり、自然と優秀な兵士も集まる
という。するとレオンテスはガウェインという戦士が居ることを
告げ、先の王の軍にも誘ったが断られた事を告げる。

一方アーサー王やマーリンの前にモーガンから使いのものだと
するビビアンがキャメロット城にやってくる。
モーガンは
弟・アーサーを城に招待して宴を開きたい
とのこと。理由は?
と問うが、ビビアンは伝言を伝えに来ただけだという。
アーサーは受けると告げると、マーリンは私に何の相談もなく
承諾するなと告げる。アーサーは結婚式では私の承諾無しで
マーリンが決めた事を責める。
アーサーは義姉の事を理解したい
のだとし、家族もまとめず国をまとめられるか?
と問う。

ケイとレオンテスはガウェインに接触しようと考えていた。
馬で一日の距離にいるという。

マーリンはアーサーに対して、グィネヴィアを見る視線を指摘
する。あれが夢の女性なのか?と問い、どのくらい逢ったのかを
尋ねる。即位式で逢った事を告げると海岸でも逢っていたので
はないかと問われる。彼女はレオンテスのものだと告げると
マーリンは女性に我々の仕事の邪魔をさせたりはしないと告げる。
今の君があるのは私のお陰だとして、その事をよく覚えておく
ようアーサーに忠告する。

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アーサーは夢に見た女性がグィネヴィアである事を知るも、
彼女は自分の命の恩人であるレオンテスの幼なじみで婚約者
である事を知る。数日後に結婚式が迫る中で、アーサーは
義理の姉であるモーガンからの招待で城を訪れる。

結婚を前にしてグィネヴィアの揺れる心を描いた物。
キャメロット王国にとって、そしてアーサー政権にとって
無くてはならない人物であるレオンテスの婚約者と恋に落ちて
しまうというのだから困ったもの。
王とは言えグィネヴィアの寝室にアーサーが訪れる辺りは
無礼だと感じつつも、夜這いみたいなものなのか。

国が大変なときに恋愛にかまけている辺り、なかなか安定した
国作りをするのは難しいのではないかと思う所もあるし、
いつの時代も色恋沙汰は存在するものだね。

気になるのはモーガンの動きだけど、攻撃は手ぬるいし、
何をしたいのかさっぱり分からない。
取りあえずマーリンを縛り付けたけれども、それ程ダメージ
を与えるでも屈辱を与えるでもなく、ただ会話だけって感じ
もするし、逆にモーガンが少女に化けてウーサー王を殺した
という事実を知られた事で、マーリンが警戒心を持った
だけじゃないのかという感じにも思える。

また今回円卓の騎士の中でも重要な役割を果たすガウェイン
が満を持して登場。
ケイが意外にも学問に精通しているという事も有って、
上手く彼の心を引きつけ、キャメロットに誘い込むことに
成功した。
ただどうしてもロット王無き今、敵が野党みたいな人物しか
登場していないのでなんとも問題が見えづらいかな。

アーサー王 (Jamie Campbell Bower) イグレーヌとウーサー王の子
モーガン・ペンドラゴン (Eva Green) ウーサー王と前妻との娘
マーリン (Joseph Fiennes) 魔術師
グィネヴィア (Tamsin Egerton) アーサーの夢の中の金髮美女
ケイ (Peter Mooney) アーサーの義理の兄、円卓の騎士の一人
イグレーヌ (Claire Forlani) 女王、ウーサーと再婚
レオンテス (Philip Winchester) 円卓の騎士の一人
ガウェイン (Clive Standen) 円卓の騎士の一人

エクター (Sean Pertwee) アーサーの育ての親
ロット王 (James Purefoy) ウーサーの最大の敵、オークニー王
ウーサー王 (Sebastian Koch) ブリテンの王様
ブラシヤス (Diarmaid Murtagh) 円卓の騎士の一人
ウルフィウス (Jamie Downey) 円卓の騎士の一人
ペリノア (Adam G. Goodwin) 円卓の騎士の一人

--- (Caoimhe O'Malley) Scullery Girl
ビビアン (Chipo Chung) ウーサー王に仕えていた奴隷
ジンジャー (Kevin Shackleton)
ブリジット (Lara Jean Chorostecki)
レオデグランス (Daragh O'Malley) 領主、グィネヴィアの父
ベシーチャー (Guy Carleton)
ボリン (Ed Cosgrove)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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