キャメロット〜禁断の王城〜
Camelot

制作総指揮 ・・・ グレアム・キング
脚本 ・・・ マイケル・ハースト

http://www.bs11.jp/drama/2052/





Apr. 15, 2011
第4話 湖の乙女 Lady of the Lake

脚本/Louise Fox、Chris Chibnall 監督/Jeremy Podeswa
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キャメロット城・アーサー王には優秀な戦士が必要だとして
ガウェインに協力を依頼することになる。
一方マーリンはモーガンが禁断の力を借りている事に関して、
君が身につけているそのパワーは犠牲を払う事になると言われ
る。

レオンテスグィネヴィアの結婚式の翌日。
宴の後で城はゴミが散乱してていた。
アーサー王は愛するグィネヴィアが結婚してしまったことで
眠れない朝を迎える。アーサーはグィネヴィアと結婚前夜に
海辺で関係を持った時の事を思い浮かべていた。

アーサーはグラシヤスを呼ぶと、皆を呼んでガウェインに戦闘
の訓練をさせよと告げる。
一方一緒のベッドで目覚めるレオンテスとグィネヴィア。
レオンテスは彼女の寝顔を見つめていた。君の寝顔を見られる
のは俺だけだとし、幸運なことだと告げる。グィネヴィアは
一刻も早くここを出たい事を訴えるが、彼はそう簡単なこと
ではないとし、
アーサー王は俺を必要としているのだと語る。

戦闘訓練前に城を掃除する。
マーリンイグレーヌに声を掛けると、息子・アーサーと朝食
を取らないのかと問う。向こうから誘われるのを待っている事
を告げる。マーリンはアーサーがグィネヴィアに惹かれている
事を知って、
彼には導きが必要だと語る。

モーガンの元にビビアンがやってくる。
モーガンはこれから王の家臣の花嫁に逢いに行く事を告げると
ビビアンは何故そんなに関心を持つのかと告げる。モーガンは
王の姉として新顔を歓迎したいのだという。しかしモーガンは
体調が悪そうで、昨日も一日中痛みを訴えていたために、
出発を延期すべきではないかと告げるが聞こうとはしなかった。

ガウェインは兵士たちを集めると、あまりに少ない兵力に
愕然とする。
戦う目的は何か?とアーサーに問い、戦う目的によ
って鍛え方も変わって来るという。アーサーは自由だと告げる
と、私はアナタが特別な王だと聞いて来たのだという。
アーサーは国民を混乱から救うために戦うのだと告げると、
それならば戦い方を見せて欲しいとして、ガウェインはアーサー
に剣を取るよう告げる。アーサーとガウェインは剣を交えるが
アーサーはあっさりと剣をはじき飛ばされ、更にはアーサーが
持って居た剣が折られてしまう。スパルタ兵の鍛錬を見習うべき
だなと告げる中、マーリンは王に相応しい剣が必要だと語る。
するとガウェインはカリバーンという最高の刀鍛冶が居る
事を告げ、妻を失って以降森の中に住んでいるという。
マーリンは一人で王の刀を取りに行くことを告げる中、アーサー
に対して、
これ以上グィネヴィアの事を思うのは止せと告げ、
誤った欲望で我々の使命を乱すなと忠告
する。

モーガンは馬に乗ってキャメロット城に向かうも体調が悪く
馬から下りて嘔吐してしまう。身体が何よりも大切だとする
ビビアンは一時体調を整えるために城に戻ろうと告げる。

アーサーはグィネヴィアに逢う。
俺たちは一体どうなっているのか?と問うと、彼女はレオンテス
と結婚した身で有りアナタも祝福してくれたハズだと語る。
アーサーは海辺での出来事には意味が有ったはずだと告げるが、
そんなものはないとし、あの場所に居た女性はもうここには居ない
のだと告げる。

モーガンは城に戻ると、目の前に尼僧が居る事を見て、一体
誰が彼女を城下に入れたのかとし、すぐに追い出せという。
ビビアンは一体どうしたのか?と問うが・・
モーガンは部屋に戻るともっと火を焚くよう告げる。そして
改めて
あの女を近づけるなと告げる。

ガウェインは戦闘の訓練を再開する。
盾は最大の味方であること。ケイに対してガウェインは盾で
襲ってこいと告げると、戦いになる。するとガウェインは
盾を
使った戦闘術
を見せると、守るだけでなく武器になるという
事を実証する。アーサーはケガをさせるのが訓練なのかと
訴え、自分が欲しいのは信用出来る指導者だと告げる。
するとガウェインはアーサーの首元にナイフを突きつけると、
必ず常時短刀を盾の裏に隠しておく事を告げ、身体の一部として
携帯しておくことを教えるのだった。周りの者達は決して王を
脅す行為は許さないとして詰め寄る。

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キャメロットでは圧倒的に兵力が足りなく、新しく仲間として
加わったガウェインの指導の下、戦闘術を学ぶことになる。
一方マーリンはアーサー王に相応しい剣を得るために、
ガウェインが話したカリバーンから剣を求める為に一人森
へと旅に出る。

ようやくマーリンの魔法が見られたということで、彼の中に
有る欲望と、自制の間を行き来しているであろう心情が
興味深く描かれた。それと共に今回出てきたカリバーンも
鍛冶をしているものの、血に飢えた戦士であり、表の顔と
裏の顔が興味深く描かれていたのかなと。

マーリンが勝手に伝説をでっち上げていく所が笑える。
確かにアーサー王伝説などを見ると、湖に落とした剣の話
などが出てくるけど、不思議なアレンジの仕方をしていて、
このドラマらしい解釈で伝説にあてはめている。
二話に出てきたローマ人の残した伝説の剣を引き抜く
エピソードなども含めて、伝説とは所詮そんなものみたい
な現実感が皮肉な感じで描かれていた。

アーサーは相変わらずグウィネビアに固執している。
そんな事をしている暇が有るのかと小一時間なところだけど
肝心のモーガンも完全に自爆してしまっているし、当面の
驚異というものがアーサーを含めキャメロットに訪れていない
事も有って、なんとなくその辺はダラダラしてしまっている
のかなという気もする。

当初はアーサーも良い感じに見えていたけど、徐々にその資質
を失うところにも繋がってきているな。
まだ幼いとも言うべき所なのだろうか。
戦闘訓練に於いてもケガさせる為に行っているのかとガウェイン
にくってかかる当たり、なんともお粗末。ただ最後には現実的に
なって勝つために何をするのかを掴んでいくところが何とも
言えなかった。

しかし今回変な邪心を露わにした鍛冶のカリバーンって何を
したかったんだろうね。

そしてモーガンにすり寄って来る尼僧院の女性。
モーガンを正しい道に導くのかと思ったけど、何か裏が有るの
だろうか。尼僧院が襲撃されたということで、気でも狂って
しまっているところがあるのか。

アーサー王 (Jamie Campbell Bower) イグレーヌとウーサー王の子
モーガン・ペンドラゴン (Eva Green) ウーサー王と前妻との娘
マーリン (Joseph Fiennes) 魔術師
グィネヴィア (Tamsin Egerton) アーサーの夢の中の金髮美女
ケイ (Peter Mooney) アーサーの義理の兄、円卓の騎士の一人
イグレーヌ (Claire Forlani) 女王、ウーサーと再婚
レオンテス (Philip Winchester) 円卓の騎士の一人
ガウェイン (Clive Standen) 円卓の騎士の一人

ロット王 (James Purefoy) ウーサーの最大の敵、オークニー王
ウーサー王 (Sebastian Koch) ブリテンの王様
ブラシヤス (Diarmaid Murtagh) 円卓の騎士の一人
ウルフィウス (Jamie Downey) 円卓の騎士の一人
ペリノア (Adam G. Goodwin) 円卓の騎士の一人

ビビアン (Chipo Chung) ウーサー王に仕えていた奴隷
ブリジット (Lara Jean Chorostecki)
ブリン (Ed Cosgrove)
シビル (Sinead Cusack) 尼僧
カリバーン (Vincent Regan) 刀鍛冶・元戦士
ブラスティアス (Diarmaid Murtagh)
エクスカリバー (Lauren Coe) カリバーンの娘
--- (Colmcille Donnelly) Warrior



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