キャメロット〜禁断の王城〜
Camelot

制作総指揮 ・・・ グレアム・キング
脚本 ・・・ マイケル・ハースト

http://www.bs11.jp/drama/2052/





May 13, 2011
第7話 長い夜 The Long Night

脚本/Steve Lightfoot 監督/Mikael Salomon
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ある種の力が存在する。満足させねば食い止めて置けない。

モーガンは
ペンドラゴン城の部屋で風呂に入っていると、その
入浴姿を覗き見している男性が居た。モーガンは風呂から上が
るとその男の背後に立ち、ナイフを喉もとに突きつけて楽しんだ
のか?と問う。男はモーガンの事を愛しているのだとし、何でも
する覚悟だと語るとモーガンは部屋の中に入れる。男の名前は
ハーウェル

モーガンはシビルたちと計画して、アーサー王たちをペンドラゴ
ン城に招いて宴をすることをしていた。彼らを酔わせること。
忠義をアーサーに分からせようという。

一方アーサーたちはペンドラゴン城へと向かう道中で会話する。
ケイはアーサーに対して、モーガンは俺たちの両親を殺したヤツと
手を組んで居た人物であり信用出来ない事を告げるが、アーサーは
彼女は姉だとして今までにも何度も会っている事を告げる。マーリンは
彼女たちの狙いを知る為には宴に出席するのも悪くは無いという。
キャメロット城には武器庫があるが食卓がなく、ペンドラゴン
城には何よりも酒が豊富に有った。キャメロット城には、
ガウェインが鍛えた兵士が守っているので大丈夫だという。

アーサーはモーガンと席巻する。
モーガンはイグレーヌ妃に会うと、城から追い出した無礼を
謝罪しあの時の事は後悔しているという。
マーリンは懐かしい城だとして冷静に眺めていた。

宴が始まる。
ここに集まってもらったのは傷を癒して、全ては
アーサー王の
下で新たな未来を築くため
だとモーガンは語る。忠実なる臣下
として、愛と献身を捧げるものたちに乾杯する。アーサー王も
平和を築くためには味方と家族の存在は必要だとして、モーガン
に同調する。モーガンに敬意を払っている事を告げる。
しかしイグレーヌはまだ彼女は王座を狙っているとしてマーリン
に呟く。
女性の踊り子達がアーサーや円卓の騎士達の周りを取り囲んで
パフォーマンスを見せる中、モーガンは今宵は城の中でみんな
で楽しんで欲しいという。ケイやガウェインは女性たちと共に
部屋を出て行く。
アーサーは女性の誘いに乗らずにいると、モーガンは満たせない
欲もあるのではないかと告げる。モーガンはグウィネビア
レオンテスが仲良くしているのを見て、心を捧げる男が居て
羨ましいと語る。

シビルとモーガンはアーサー王やその家臣たちの動きを観察して
いた。カイは女性との関係にどっぷりハマる中、ガウェインは
気分が乗らずに女性の元から立ち去る。

そんな状況の中突然
城には火が放たれる
一人の女性が火の中から逃げられずに居る中、アーサーは勇敢
に火の中に飛び込んで、上手く救出する。
一体誰がこんな事をしたのか。少なくともアーサー王が現在
この城に滞在している事を知っていて、この城の事をよく知る
ものの仕業だという。
東の王・オルドルフではないか?というレオンテス。
ウーサー王時代からの敵対しているもので、領土の制圧が
目的だろうとのこと。城を脅して後方からの攻撃を防ごうと
しているのかも知れないと。モーガンは相手の王は、私が女性
なので反撃はないだろうと甘く見ているのだろうとし、アーサー
に対してウチの城の兵士を使って欲しいという。現在私の城
に仕えている兵士は40名程度だという。アーサー王にはキャメロ
ット城に戻るべきだとするが、王は姉を見捨ててはいけないと
して滞在する事を告げる。とりあえず兵士たちに敵を煽らない
様にして兵力を偵察してくるよう告げる。

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モーガンはアーサーに忠誠を誓い、慰労するという意味で
宴を催し、キャメロットの騎士やその家族のものたちを招待す
る。マーリンはモーガンがそんな事をする理由がなんなのか
それを知る良い機会だとして、観察していくことになる。

モーガンの横乳!がエロ過ぎるということで、本来の目的を
忘れそうな展開だったけど、人間観察という意味では
面白く出来ていた話だった。死を意識する事態が発生した際に
人はどんな行動を取るのか。

モーガンもユーサー王を殺した時のようにアーサー王を毒殺
すれば良いのでは無いかという気がするのだけど、王位を引き
継ぐ為には、ただ殺すというだけではダメな感じで、如何に
キャメロットの家臣たちも取り込めるのかにかかっているの
かもしれない。そういう意味では内部衝突・崩壊を陥れる為に
観察するというエピソードは興味深かった。

敵の性格や関係性を知るために色んなアクシデントを発生させ
て、キャメロットの騎士や家族たちを繋ぐ最も重要なも
のは何なのかを掴んでいく。その為の生命線だったり、ウィーク
ポイントを観察させて、今後のモーガンの攻勢につなげていく
であろうネタフリのエピソードでもあった。

アーサー王の人望、そしてイグレーヌに見る王家としての象徴
的存在感。
それぞれに抱えている悩みにも近い心情なり心の拠り所、信仰心
などが面白く描かれ、レオンテスとガウェインの衝突具合
なども興味深く描かれていた。


マーリンはそれなりに事態を把握していそうだけど、現状では
黙視しているところが何とも言えないし、モーガンが禁断の力
に再び触れて、イグレーヌ妃に変身していく辺り、内部崩壊
させる為に上手く誘導していくのかな。

色々と不確定要素も有るのだけど、イグレーヌが捕らわれている
事をビビアンやハーウェルが目にした際にどういう態度・行動に
出るのか気になる。

アーサー王 (Jamie Campbell Bower) イグレーヌとウーサー王の子
モーガン・ペンドラゴン (Eva Green) ウーサー王と前妻との娘
マーリン (Joseph Fiennes) 魔術師
グィネヴィア (Tamsin Egerton) アーサーの夢の中の金髮美女
ケイ (Peter Mooney) アーサーの義理の兄、円卓の騎士の一人
イグレーヌ (Claire Forlani) 女王、ウーサーと再婚
レオンテス (Philip Winchester) 円卓の騎士の一人
ガウェイン (Clive Standen) 円卓の騎士の一人

ロット王 (James Purefoy) ウーサーの最大の敵、オークニー王
ウーサー王 (Sebastian Koch) ブリテンの王様
ブラシヤス (Diarmaid Murtagh) 円卓の騎士の一人
ウルフィウス (Jamie Downey) 円卓の騎士の一人
ペリノア (Adam G. Goodwin) 円卓の騎士の一人

ビビアン (Chipo Chung) ウーサー王に仕えていた奴隷
ブリジット (Lara Jean Chorostecki) 侍女
シビル (Sinead Cusack) 尼僧
--- (Jordan Brown) Girl
ハーウェル (Dara Devaney) モーガンを覗き
--- (Conor Delaney) Morgan's Captain
オルドルフ () 東の王

Dancer
(Helen O'Reilly)(Sarah Mulligan)(Ekaterina Zalitko)
(Dominika Van Santen)(Pierina Borrotzu)(Jade Lorna Sullivan)
(Augustina Amoa)(Maria Nelson)

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