キャメロット〜禁断の王城〜
Camelot

制作総指揮 ・・・ グレアム・キング
脚本 ・・・ マイケル・ハースト

http://www.bs11.jp/drama/2052/





May 20, 2011
第8話 二人のイグレーヌ Igraine

脚本/Chris Chibnall、Louise Fox 監督/Michelle MacLaren
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ペンドラゴン城でアーサーたちはモーガンからの歓迎を受ける
中、深夜にはモーガンの自作自演で敵に襲われるフリをして

アーサーたちに上手い事貸しを作る。
モーガンはイグレーヌ妃と姿形を入れ替わる様にしてアーサー
と共にキャメロット城に行く事になり、イグレーヌはペンドラ
ゴン城の地下室に幽閉される。


キャメロット城で朝を迎えたモーガンは、鏡の前で挨拶の練習
をしている中、マーリンが朝食を持って部屋にまでやってくる。

ビビアンはシビルに対してそろそろモーガンを起こすか?と
告げる中、シビルは突然彼女に対して
忠誠心は強いかと問う。
ビビアンは長年ペンドラゴン城に勤めてきた事を語ると、シビル
これから言う事は全てモーガンの指示だとし、私の言うとお
りにする様告げる。モーガンは現在キャメロットに居るのだと。
シビルは
地下に幽閉しているイグレーヌの元にビビアンを連れて
いくと、朝食を与える様指示する。イグレーヌはビビアンに
対して誰かにこの事を話してくれとするが、シビルはモーガンに
対して忠誠心を見せてくれと要求する。

モーガンはキャメロットの中を歩き回り、みんなに挨拶を
交わしていく。アーサーに会うモーガンは彼から昨夜の襲撃で
は随分世話になったことを感謝される。
モーガンはアーサーとグウィネビアが一緒に行動しているのを
影から監視していた。
アーサーはその頃グウィネビアの仕事を手伝いながら話をする。
ペンドラゴン城で言った愛の告白に対して後悔しているが、
本心であること。そのきっかけは君がキスしてきたからだとし
ずっと気持ちを抑えてきたのだという。グウィネビアは父親が
亡くなった悲しみでついキスしてしまった事を語り、二度と
そんな事はしないという。それでも告白してくれたことは嬉しか
ったと告げる。

モーガンの元に少年・レッドワルドが現れると、彼女を自分の
部屋に連れて行く。レッドワルドはマーリンから聞いたレッド
ワルドの物語を気に入っており、モーガンと一緒にママゴトの
様な形でやりとりしていた。少年はモーガンに対して大きくな
ったらお嫁さんにしてあげるとするとモーガンは微笑む。
そんな少年から突然
今日は悲しい目をしている事を言われて、
ドキっとするモーガン。

地下牢に閉じ込められているイグレーヌの元にシビルがやって
くる。一体何故こんな仕打ちをするのか?と問うと、シビルは
尼僧院から戻ったモーガンがウーサー王に拒絶された時に
夫の事を説得しようとしなかった事を指摘
される。イグレーヌ
はその時の罰なのか?と問うが、人は皆自らの行動の犠牲になる
のだという。イグレーヌはアーサー王が私の事を見つけた後に
許しを請うのはそっちだと語る。しかしシビルは我が魂には
汚点はないとし、身体を売って不義の子を産んだのはあなたの
方だと語る。イグレーヌはシビルを上手く捕まえるとクビを
絞めて人質に捕ろうとするが、兵士・ドナルとビビアンが
やってきて止められる。
シビルはビビアンに対して邪悪な問題が片付けはモーガンは
戻ってくるという。ビビアンは一体何をしようとしているのか
と疑う。

一方騎士たちはみんなで狩りに行く。
その中で国を治めて平和をもたらす為に必要な事を話し合う。

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イグレーヌと入れ替わってキャメロットにやってきたモーガン。
そこでモーガンが体験した事で果たして彼女の心情は揺れて
いくのか。

相変わらずアーサーたちは無意味なところで動いているね。
もう少しやるべき事が有るだろうに、有力な騎士たちを
全員引き連れて狩りに出かけてしまう。
城だって守らなければならないのに一体何をしているのだか
ね。

モーガンに子供をぶつける辺りのシナリオ構成は面白く出来て
いた。モーガンにとってはキャメロットにこそ理想郷が有る
のではなかろうかと思わせる作りで、マーリンなどと会話
しているウチに、自分のしている事の誤りみたいなものに
気がついていくのではないかと思わせるものも有る。
子供への対応の優しさを見ると悪人では無い気がするけど、
子供を不慮の事故で死なせてしまうところに、また皮肉な
展開が用意されている。

グウィネビアは自分とアーサーの関係をモーガンに話して
しまった。二人だけの秘密にすれば良いのに、何故話してしま
うのか理解に苦しむ。モーガンにしてみればしてやったり
の展開で上手い事、アーサーに対する殺意をレオンテスに
植え付けた感じ。

一方マーリンは何故こうも脇が甘いのかという感じで、この
おっさん何の役にも立っていないな状態。
過去や未来や野心が分かってしまうとするけど、今のモーガン
には心がないというところなのか。

イグレーヌは上手い形で城を抜け出した。
イグレーヌの事を監視しているのは、前回の展開でモーガン
によって操られている人物なのかと思ったけど、イグレーヌ
の事をよく知る男。何故そんなに大それたことが出来るのか
意味不明だけどね。
ビビアンは取りあえず見た目とは違って正常な感覚を持ち合わ
せているようだ。今後寝返ってくれる可能性も有るかなと。

レオンテスの前に現れた狼。
そしてモーガンの前にもそれが現れた。
狼が意味するものとは一体何なのか。

アーサー王 (Jamie Campbell Bower) イグレーヌとウーサー王の子
モーガン・ペンドラゴン (Eva Green) ウーサー王と前妻との娘
マーリン (Joseph Fiennes) 魔術師
グィネヴィア (Tamsin Egerton) アーサーの夢の中の金髮美女
ケイ (Peter Mooney) アーサーの義理の兄、円卓の騎士の一人
イグレーヌ (Claire Forlani) 女王、ウーサーと再婚
レオンテス (Philip Winchester) 円卓の騎士の一人
ガウェイン (Clive Standen) 円卓の騎士の一人

ロット王 (James Purefoy) ウーサーの最大の敵、オークニー王
ウーサー王 (Sebastian Koch) ブリテンの王様
ブラシヤス (Diarmaid Murtagh) 円卓の騎士の一人
ウルフィウス (Jamie Downey) 円卓の騎士の一人
ペリノア (Adam G. Goodwin) 円卓の騎士の一人

ビビアン (Chipo Chung) ウーサー王に仕えていた奴隷
ブリジット (Lara Jean Chorostecki) 侍女
シビル (Sinead Cusack) 尼僧
--- (Rachel Brady) Servant
レッドワルド (Alfie Davis) マーリンが可愛がる少年
ドナル (Barry McEvoy) 父親が鍛冶

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